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仮面ライダーチェイサー~奇跡の復活、そしてダチとの再会~第3話「なぜ、クリムは再起動したのか」

メディック「あら、チェイスじゃない?久し振りね!」
ブレン「全くいつまで寝てるんですか、貴方はって言おうと思ったら行方不明になるんですから驚きましたよ、本当に!」
ハート「久し振りだな、チェイス。」
チェイス「ハート、ブレン、メディック!何でお前達が復活してるんだ!」
チェイスは驚くことになるのだった。ブレンはチェイスより少し先にコアを消滅させ、さらにはチェイスがこの世界から姿を消した後、メディックもハートも姿を消していたのだった。コアの消滅と共に。
りんな「あ、その前にクリムちゃんの話をしていいかしら?」
チェイス「それは構わないが、俺やハートの話はややこしいのか?」
ひかる「まあ、色々とね。りんなさん?」
りんな「うん。一応人造コアは作れたんだけど体を復活させるための説明はメディックちゃんとチェイスの話をしないとだし、それよりもクリムちゃんの話をした方が早いかなと思って。」
チェイス「そうか、分かった。」
クリム「それでは話してくれないか?りんな。」
そして、遂にりんなからクリムの封印を解いた話が明かされるのだった。

りんな「チェイスもクリムちゃんもエイジ君の事は知ってるわよね?」
クリム「ああ。進ノ介の未来の息子として未来から仮面ライダーダークドライブとして現れた男だろう?」
チェイス「だが、その正体はロイミュード108、パラドックス・ロイミュードだったはずだ。そして、進ノ介が新たな力で倒しただろ?」
りんな「うん!それはそうなんだけどね。実はそのロイミュードに殺されたと思われていたエイジ君がまた私と進ノ介君の目の前に現れたの。」
チェイス「何?」
回想
進ノ介「霧子、英志はこれからどんな未来を歩むんだろうな。このロイミュードの支配が終わった未来で。」
霧子「そうですね。英志には明るくて平和な未来を歩んで欲しいと思ってますよ。」
進ノ介「俺もさ。」
そんな進ノ介と霧子の目の前に一人の青年が現れるのだった。
エイジ「父さん、母さん!」
霧子「え、もう1人の英志?」
進ノ介「お前はロイミュード108!俺が倒したはずだろ?」
エイジ「違うよ、父さん。俺は本当の泊エイジ。あの子の未来の姿だよ!」
進ノ介「本当に未来の英志なのか?」
エイジ「うん。それで父さんにお願いがあるんだ。」
進ノ介「どうした?」
エイジ「近い未来、いやそう遠くない未来にまたこの地球は姿の違うロイミュードとサイバロイドっていうロイミュードと違う生命体に侵略を受けるかもしれないんだ!」
霧子「え?」
進ノ介「なんだって?それは本当なのか、英志!」
エイジ「うん。それで父さんに俺のネクストトライドロンに乗ってクリムの封印を解いて欲しいんだ。いつかは父さんにもクリムの力が必要だからさ!」
進ノ介「俺がベルトさんを?」
エイジ「だから頼むよ、父さん!」
進ノ介「考えるのはやめだ。脳細胞がトップギアだぜ!」
エイジ「じゃあ、父さん!」
進ノ介「ああ!ベルトさんの封印を解きにいってくる!」
霧子「でも。」
進ノ介「霧子、留守の間英志を頼む!」
霧子「はい。気を付けて!」
進ノ介「ああ!行こう、英志!」
エイジ「うん!」
回想終了

りんな「それで、進ノ介君はエイジ君と一緒に2015年のドライブピットにいって地下に飛び込んでクリムちゃんに必死に呼び掛けてクリムちゃんを復活させたまでは良かったの。」
クリム「やはりあの声は進ノ介だったのか。だが、あの後りんなとハーレー博士に再起動させられる前に何かをされたような気が。」
りんな「きっとそれが原因ね。現代にはボロボロになったエイジ君と起動していないクリムちゃんだけがいて進ノ介君はいなかったの。」
チェイス「何?じゃあ、進ノ介は?」
りんな「エイジ君が言うには謎のロイミュードに襲撃を受けてエイジ君を庇った進ノ介君が時空の狭間に消えていったって。だから、命からがらクリムだけは持ってきたって。」
クリム「そうだったのか…進ノ介…。」
チェイス「じゃあ、その襲撃の影響で再び眠ったクリムを俺が進ノ介の代わりを務めるためにりんなが復活させたのか?」
りんな「うん。」
チェイス「じゃあ、進ノ介は本当に行方不明になったのか。霧子は?霧子はどうしている?」
ハート「詩島霧子は今でも泊進ノ介を探している。必ず帰ってくることを信じてな。」
チェイス「そうか。」
りんなの口から明かされたクリムの封印が解かれた真実といきなり現れた未来の泊エイジ、そして泊進ノ介の行方不明を聞いたチェイスは、その未来のエイジをやはり怪しむのだった。そんな中、見回りに行っていた保乃からとある連絡が入るのだった。

ひかる「保乃ちゃん、どないしたん?」

保乃「大変やねん!ハートさんに似た黒いロイミュードが街で暴れてるんよ!」
チェイス「何?行くぞ、クリム!」
ハート「待て、チェイス。ここは俺に任せておけ。相手が俺なら止める役は俺で十分だ。クリムを借りていくぞ。」
クリム「何?ハートがドライブになるのか?」
ハート「なんだ、悪いのか?クリム。」
りんな「あ、待って!前にハートが使った量産型のドライブドライバーをブレンのドライバーを開発した博士のデータを借りて改良したからこれを使ってみて!名付けてハートドライバー!」
ハート「ハートドライバー。沢神りんな、感謝する。ありがとう!」
りんな「どういたしまして!」
ブレン「蹴散らしてきてください、ハート!」
メディック「お気を付けて、ハート様!」
チェイス「ハート。」
ハート「案ずるな、チェイス。友であるお前を残してこの命、無駄に散らしはしない。必ず帰ってくる。」
そう告げてチェイスの肩をポンと叩いたハートはビルから姿を消したのだった。
ダークハート・ロイミュード「邪魔だ、人間!」
保乃「誰か助けに来てや!」
ダークハート・ロイミュード「終わりだ!」
保乃「キャー!」
ダークハート・ロイミュードのエネルギー波が保乃に向けて放たれた瞬間、ハートがギリギリで保乃を抱えて交わしたのだった。
保乃「ハートさん!」
ハート「待たせたな、保乃。後は俺に任せろ!」
保乃「はい!」
ダークハート・ロイミュード「なんだ、お前は?」
ハート「つくづく自分と同じ顔を見るのは本当に嫌になるぜ。だが、お前は俺が倒す!」
ダークハート・ロイミュード「やれるものならやってみろ!」
ハート「ああ。覚悟しろよ!」
『Fire!All core!!』
『DRIVE! TYPE-MIRACLE! 』
ハート「変身!」
『HEART THE KAMENRIDER! 』

仮面ライダーハート「さあ、かかってこい!」

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