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震災後初めて能登へ・・・②

前回の投稿に引き続き、4月12~14日に能登へ行った時のことを書きたいと思います。
今回もごく限られた場所ですが珠洲市の様子です。
見出しの写真は「蛸島町」の交差点です。
この蛸島町は能登でも特に思い入れのある町です。それはこの交差点から少し入ったところに「櫻田酒造さん」があるからです。
私は櫻田さんで造られている「大慶」というお酒が大好きで(純米酒、大吟醸ともに!)毎月櫻田さんに直接お願いして送って頂いています。
震災前までは我家には常に大慶がありました。
発災から暫くは珠洲市に関してはなかなか情報が得られず町の様子と櫻田さんがご無事か気がかりでなりませんでしたが、日々情報を検索していて櫻田さんとご家族の無事が確認出来た時はホッとしました。
しかし徐々に詳しく知らされる能登の、珠洲市の、そして櫻田酒造の蔵の現状に「驚き」とか「悲しみ」と言った言葉では表現できない感情が押し寄せてきました。

櫻田酒造さんの蔵の現在
町の人達を、私達を癒してくれるはずだったお酒が・・・
この先はに行くのは断念しました

この蔵の場所と櫻田さんは何度かニュースの取材を受けていて映像も流れましたのでご覧になった方もいると思います。
お店や蔵の倒壊した様子は勿論、櫻田さんが丹精込めて造ったお酒が破損して積み上げられているのを見るのはつらかったです。
そして町を見渡せば倒壊した家屋が至る所にあり珠洲市長が「まともに建っている家がない」と言っていたまさにその通りでした・・・


大きく形を変えてしまった見附島
見えにくいですがガラスに津波の跡が・・・
傾いた電話ボックス
突き出したマンホール 能登の至る所で見られます

その後少し足を延ばして「見附島」へ行ってみました。
「軍艦島」の愛称で親しまれる能登のシンボル・・・
昨年とその前の地震でも崩落があり今回更に大きく形が変わってしまいましたが、まだまだその姿は見応えがあり、十分に能登のシンボルたりえるのではと思いましたが、公園の売店のガラス扉には私の腰ほどの高さだったでしょうか水の来たあとがあり、表の電話ボックスも大きく傾いていました。
駐車場にはトレーラーハウスが並び閉館中の国民宿舎とともに支援やボランティアの方々が使われている様です。

奥能登の中でも更に独特の空と海の色がある珠洲市・・・
少しでも早く町の方達が安心して暮らせる様になることを願っています。
そして珠洲の素敵なイロイロが戻ってくる日を待ってます。

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