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震災後初めて能登へ・・・①

4月12~14日に震災後初めて能登へ行きました。
あまり多くの箇所は廻れずほとんどは報道でも度々取り上げられたところでしたが、それでも映像で見るのとは比べ物にならない衝撃を受けました。
私が発信することに果たして何か意義があるのか分かりませんが、見たことを何回かに分けて書きたいと思いますので、良かったらご覧ください。(見出しの写真は能登町宇出津の港の前にある「いやさか広場」の様子です)

能登町 七見ポケットパークに設置された循環式の仮設トイレ

まず驚いたのが「のと里山海道」の状況・・・
一部は一方通行となっているものの輪島方面へは全線開通となった「のと里山海道」 普段なら海や丘陵地帯の緑の景色が美しく走るのが楽しみな道路でしたが、今は奥能登へ近づくにつれて道路の損傷が大きくなり本当にここを通っていいのか・・・と思う様な状況でした。
情けないですが正直怖くなって途中で引き返そうかとの思いが過った瞬間もありました。
穴水インターチェインジで降りてコンビニエンスストアでトイレを使わせて頂き、朝食を取ったときはホッとしました。(ファミリーマート穴水インター店さん、ありがとうございました!)
その後寄ったのが上の写真の「七見ポケットパーク」 私も初めて見ましたがここには水を循環して利用できる仮設トイレが設置されていました。
凄いものがあるなと思う反面、まだまだインフラが復旧していない現実を突きつけらました。

穴水町の中居湾ポケットパーク

走った順番は前後しますが且つて訪れて景色を楽しんだ「中居湾ポケットパーク」の駐車場も海岸に沿って亀裂が入り今にも海に落ちてしまうのではないかと思う状況でした。
そしてまず向かったのが能登町の宇出津・・・この町には友人ご夫婦がバーを経営していて震災後に無事を確認して連絡は取り合っていたものの早く会いたくて真っ先に向かいました。
その宇出津の写真を幾つか載せます。

宇出津港の様子
町を流れる「梶川」の河口 津波の被害があったところです


倒壊した家屋も多くあります・・・
広場に用意された「曳山」

ここ宇出津は奥能登にあってはインフラの復旧も比較的早かった様ですが、今回行かれなかった場所や写真は撮れなかった場所でも、がけ崩れによりトンネルの出入口が塞がれていたり、道路の半分が谷に落ちていたりしているところがあり、震災とその爪痕の大きさに驚きました。
またここ宇出津でも津波の被害があり特に上の写真の梶川に近い地域では浸水被害が大きく酒蔵や飲食店が最近まで営業出来ない状況にありました。

そんな中でも私が訪れた翌週末には「曳山祭り」が開催されニュースでも取り上げられていましたね。
上の写真にある大きな曳山の巡行は出来なかった様ですが(まだまだ道路の状況が酷いので・・・)少しでも早く日常を取り戻そうとする町の方たちの気持ちが伝わってきました。



何時も、そして今回もお世話になった「ReggaeBar Stinkug」


今回もお世話になった「Stinkbug」平日のお昼は「とんぼ食堂」として美味しいお弁当の販売をされています。
そして週末にはイカしたバーに・・・
こちらのオーナーご夫婦も震災直後に真っ先に炊き出しを行いバーの方も最近まで割引価格で営業されていて町の人達の為に尽力されています。
私も一晩バータイムを過ごさせて頂きましたが、その時隣り合った常連さんとお話ししたところまだご家族で避難生活をされているとのことでした・・・

まだまだ厳しい現実に耐えて過ごされる方が沢山いる能登・・・
あと数回今回の能登行きのことを書きたいと思いますので良かったらお付き合い下さい。

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