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経営は10年にしてならず、では地域は?

「経営は十年にして成らず」という大学の時にめっちゃ影響を受けた本がありました。

刊行が2005年で、当時は他の授業でのサラリーマン社長の弊害について語る授業が多かった印象です。この書籍で伝えているのは、高収益企業の裏側には長期的スパンで戦略を実行する経営者がいるということ(だったような気がする)。さらに任期中に問題を起こさないようにするのではなく、10年以上のスパンで経営者はものごとを考える必要があるということを主張していたと思う。

さらに、企業は市場内の立地が収益に大きく影響を与えるため、既存事業の立地から新しい立地へ移動するためには3-5年などでは到底無理ということを言っていたと思う。

では振り返って地域のフィールドに目を移すと、どうだろうか?

年度内での成果ばっかり求めて、他の地域と同じようなことをやってないだろうか?

地域プロモーションなどすぐに成果が出そうなものなどやっていないか?

成功事例として取り上げられるものは(本当は成功と言えないものあるけど)、長い時間の蓄積があって他にはない価値を生み出している。
(ディズニーランドも1983年にオープンで35年以上の蓄積がある0

地域で新しい動きがどんどん生まれることは喜ばしいことではあるが、20年・30年間変化し続けているところが、次の時代に選ばれる地域となるのであろう。

調べものの費用や取材費用などに充てます!