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法学部はどんな学部なのか


私は現在、某地方国立大の法学部に所属している。
実際に法学部に進学した私から見た法学部の実態をここに記しておきたい。


真面目な学生が多い


法学部=真面目というイメージが強いが、そのイメージ通り、法学部は真面目な学生が多い気がする。
外見的な所で言うと、同級生の男子で髪色を染めている人は少なく、黒髪が多い。
逆に女子は、一部キラキラ✨な人たちは派手な髪色の人も多いが、それでも黒髪率は経済学部などの他学部に比べると高いと思う。
そして外見的にはチャラそうに見えても、授業はしっかり真面目に聞いてる人が多い。
大学生になってもちゃんと勉強したい!という人には向いている学部だと思う。

弁護士志望はほんのわずか

私が法学部であることを親戚の人やバイト先の人に言うと必ず
「え、弁護士になるの?」と言われる。
んなわけあるかい!と思いながら違います~~!と返すのがいつものパターンだ。
こんな風に、未だに法学部=弁護士になる、という固定概念が強いが、意外と法曹(弁護士)志望の学生は少ない。
一部の学生はロースクール進学、司法予備試験?(法曹志望じゃないから合ってるか分からん)のために“ガチ”で勉強しているようだが、多分そんな学生は学年に2桁行くか行かないか?位の人数だと思う。
ただ、入学時には法曹も視野に入れている人はある程度いる。しかし、勉強のハードさや弁護士が余剰気味であることから、結局法曹志望を辞める人も多い。実際、私の友達は検察官志望だったが、いろいろ考えたのか、検察官志望を辞め、今は民間就職を考えているらしい。

成績評価が試験・レポート100%

これが法学部最大の特色だと思う。
他学部や教養科目の授業でよくある『出席点』『中間試験』『リアクションペーパー』が基本的に存在せず、最後の最後にドーンと投下される『テスト・レポート』のみで成績が評価される。
つまり、『テスト(レポート)さえしっかり解答していれば単位が取れる』のだ。
これを良いと取るか悪いと取るかは正直、人それぞれだと思う。
要領が良い人は『自分で勉強してれば普段の授業行かなくていいじゃん!』となるかもしれないが、
予習復習を頑張っていても、最後のテストの出来が良くなければ、単位を取れたとしても最低ラインだったり、落単も十分にあり得る…という点で、個人的には恐怖のシステムだと思っている。
多分高校生の時にこのことを知っていたら、法学部に入っていなかった。
実際、私は去年受講していた民法の授業内容に興味を持ち、テストでいい点とるぞ~!と意気込みテスト対策を念入りに行ったが、肝心のテストが全く上手くいかず、落単は免れたもののあと一歩で落単…という点数になってしまった。あんだけ頑張ったのに。
でも、基本的に課題が出されることはない、という点で、日常生活としては負担が少ないので、そういうところはいいな~と思っている。
毎度、テスト期間は試験対策に追われて生きた心地がしないが。
今まである程度の数の法律科目を受けてきたが、落単した科目はゼロだ(ドヤドヤ)
ただ、これは新型コロナウイルスの影響で、対面形式で行う予定だった試験が1,2週間以内に仕上げるレポートやリモートでの試験に変わり、参考書を見ても構わない、というゆるゆるな試験形式の恩恵を受けた結果であり、今後、本来の試験に変わった時に単位が取れるかは分からない。単位下さい。

おわりに

最後の所で何だかネガキャンのようになってしまったが、個人的には法学部に入ってよかったと思っている。
法律は難しいイメージだけど、本当に幅広い分野の法律(大まかに分けると憲法、刑法、民法、もっと細かい法律だと民事訴訟法、社会保障法、会社法など…)があるので、法律に興味がある!法曹志望ではないけど学んでみたい!という学生であれば、何かしらの法律には興味が持てる…はず。

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