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NHKとジャパネットの違い

さくさく作文教室®︎では去年5月にオンライン講座を始めました。
これまでの対面講座と勝手が違うことがあり戸惑う場面もありましたが、
思いがけず海外からの受講者も増えて嬉しい限りです。

さて、オンライン講座は大分慣れてきましたが子供たちに教えている時に、
自分で「早口になってるなぁ」と感じることがあります。

伝えるプロフェッショナルたちの喋りのスピードはどうなのか?
ちょっと面白い数字があります。

NHKニュース 1分300文字
ジャパネット  1分537文字

NHKのニュースといえば、
アナウンサーがゆったりしたスピードで伝えています。
これが1分間300文字のスピードです。

元NHKアナウンサーで現在はスピーチコンサルタントとして
活動されている矢野香さんは、
著書『NHK式+心理学 一分で一生の信頼を勝ち取る法』の中で、
「NHKは1分間300文字が、相手に一番伝わりやすい理想の速度としている」と書いています。
これはアナウンサーだけでなく、原稿を書く記者も、映像をつなぐディレクターも共通認識として持っているそうです。

一方、NHKの倍ちかくの文字数を喋っているのが
ジャパネットタカタの創業者・高田明さんです。
画面で見る機会はなくなってしましましたが、
あの方の喋りは多くの人たちを惹きつけます。
番組トークで1分間に537文字詰を詰め込んでいたと言います。
でも、早口と感じる事はなく、聞き取りづらさは感じません。

テンポを持たせるときは高田さんをイメージ。
早口になっているなと思ったときは、NHKをイメージ。

伝え方&喋りのスピードのバリエーションを持つという意味では
どちらも大変参考になると思います。

ワタクシはNHKのアナウンサーをイメージする方が多いのですが。

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