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狂気日記 〜inインドver2〜

これは日本を出発して幾分かの出来事を簡単に綴った日記みたいなものです。
パート2であります。

3/10


目が覚めるととりあえず生きていた。
昨晩家族が大声で揉めていたので震えながら眠っていた。朝にも大声が飛び交う。恐らく僕が帰ることによって生じる収入の半減が原因だろう。
僕は父親が国関係の人である(ということにしている)のをいいことに交渉をしている。
「あと1週間もすればレーに行く道は開通する」と家族ぐるみで言う。が、実際にその道が開通するのは五月になるとすでに知っているのでこれ以上騙されるわけにはいかない。
これ以上特に会話することなく朝食を食べ終える。
その後屋根の上に登り瞑想したり読書したりした。
ただひたすらにイライラするだけである。それと同時に、

[全ての事象は観察し、また観察されている。全てを受け入れると同時に幾らかの拒絶反応を示す。]

という物理観のような精神世界みたいなのを垣間見えた気がした。これがインドに来てからの一番の学びであった。

昼食はカレーを爪に黒いカスが詰まった右手で食べたが、途中で吐き気がした。僕にはとても真似できるものではなかった。

夜クライミングの話になった。
話を聞いているとどうやら僕はめっちゃお金を払わないといけないらしい。それを知った瞬間帰ることと彼らの死を強く誓った。
僕は部屋でシェアハウスの同居人に電話をかけ父親の演技をしてもらった。
整理する。
現状の設定は
・僕の父親は政府の役人
・父親に常に位置情報を把握されている
・父親はカシミールにいると仕事に支障をきたすから早く出ろと言っている
・わんちゃんあんたらのビザを剥奪できる。(家族のうち1人は来週日本に行くらしい)

現状ここまでできている。
これらの現実味を増させるのとキレるとやばい奴だということを刷り込むために電話したのだ。
最初はただ不機嫌そうに話しており、途中からキレる。
「はあ?帰れだって?うるせえ。カシミールは安全なところだよ。いい加減にしろ(インド人)。ぶっ殺すぞ(インド人)。死ね(インド人)」と大声を響かせた。
みんな引いていた。
「何について話してた?」と(金づるが逃げるのを)不安そうに聞かれ、「僕の父親は日本政府の役人で、今すぐカシミール(画像の赤とオレンジのところ)を出ろと言う。仕事に支障をきたすから。めっちゃキレてるヤバい」とカタコトの英語で答えた。

「帰りの航空代はすでに渡してある。だからできるだけ早くここから出る航空券を取ってくれ。」と付け加えると
「次はどこへ行く?」
「カシミールは危ないところか?」
「カシミールは嫌いなのか?お前はどうしたいんだ?」
とかいろいろ言われたので英語が聞き取れないフリをしつつ、
「ムンバイ、そこからプネーへ行く。プネーには僕の友達がいる。そいつはプネー大学にいるんだ。今金が全くないからそいつに借りる。カシミールは好きだし、ここは安全なところだ(お前らはイカレてるけどね)。だが、金はないし父親に迷惑をかけることだけは嫌だ。」
と話した。
すると彼はムンバイ行きの航空券を取ってくれた。
メールで転送されたが正直信用できない。明後日別れた瞬間にキャンセルする可能性があるからだ。
そしてまたシェアハウスの友人に電話する(その友人のLineの名前は父上にしてある。1人少しだけ日本語がわかるやつがいるので覗かれると面倒だからだ)。
「お父さん!明後日ここを出ることになったから大丈夫。わかった?もういい?金返せ(インド人)。もう電話かけてこないで。大丈夫だから。うぜえ(インド人)、死ね(インド人)」
と怒鳴りながら日本語で言った。
そこで
「もう終わった。納得してくれたみたい。お父さんも明後日出るならいいと言っていた。」
と英語で伝えとりあえずは落ち着いた。

と思っていた。

そこからもなお続く地獄。

家族会議が始まり怒鳴り声が鳴り響く。
もううざすぎるマジで死ね!心底そう思った。
適当にリビングに行くとご飯を出される。少しだけ食べて風邪薬を飲みこの場を後にして部屋に帰ろうとするとあまり話しかけてこない母親が来て言った。
母「このポンチョいいよね。私が作ったの。あなたにも作ってあげる。」
僕「いいね」
母「すごくいい生地なの作って売ってあげる。」
僕「はあ?(くれねえの?)」
母「だから売ってあげる。セル!セル!とってもいいでしょ?」
僕「もう何も持ってない。金なんてない。」
母「そんなの日本に帰ってからでいいわよ。だってあなたは私の息子だもの。日本に帰ったらお金を送ってちょうだい」
僕「だから日本でも金ないって。」
母「そんなはずないでしょ。日本人だもの」
僕「ちなみにいくら?(2千円くらいなら買ってもいいか)」
母「テンサウザンド」
僕「はあ?1万ルピー(≒15000円)?無理無理金ない。日本あったかいしいらない」
母「なんでそんなこと言うの?私は足が悪いっていうのに。これはビジネスじゃないわ。気持ちよ」
僕「(死ねクソが)」
どうやらマイファザーがガバメントオフィサーであることにより、こいつは金持ちという副作用が出て来ているのかもしれない。

その場を立ち部屋へ行き寝ることにした。それと同時に停電した。
部屋に入ると同時に何度もモンゴリアとかクレジットカードという言葉が聞こえる。
早くも言ってる事がおかしいと疑われ始めているようだ。
(彼らの前で一度クレジットカードを使ってしまっている)
もうクレジットカード折ろうかな…
部屋に鍵をかけてこもっていてると段々闘う気は持ちが湧いてきた。
入り口はギターをつっかえにして重そうなものを音がなりそうな空のペットボトルをぶちまけといた。(音で起きれるように)



本当に来ようものなら
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
インド人絶対殺すマンと化した僕はほとんどの感情を恐怖より怒りに変換していた。
来るなら来い、絶対殺す。

そう思っていると家族のうち数人がボートでどこかに行き始めた。
きっとタバコかもしれない何かだろう。

明日の朝起きて、もしwifi(テザリング使用(笑))を繋げられたら、これらを投稿しかつそのパケットをごっそり使ってエロ動画で食いつぶしてやる。

こんなクソ日記を真っ暗な部屋で今日も書いている。

もういい、早く移動したい。
早くここからいなくなりたい。
死ね!いなくなれ!
コメディーホラー映画のようなこの世界はもうお腹いっぱいだ。

もし仮にこのnoteの投稿から72時間経ってもtwitter(@staakkuu)の投稿がない場合捜索願いでも拉致被害でも出してもらえると嬉しいです。
現在地はここ

仮に死んだ場合せめて道連れにします笑
シェアハウスの住人にはすでに彼らの情報(顔写真、名前、住所)は伝えてあり、僕に何かあった場合、危険というジャッジをし日本に入れないべきと考えていただけると嬉しいです。
(もちろん彼らがまだいい人の可能性が微レ存であります。半分ネタで言ってますが72時間後の捜索願は結構ガチです笑)

3/11


町中に流れるモスク?て目が醒める。
呪いのような低音の呪文みたいに聞こえる。
昨晩は何かあった時のためにカミソリを握りながら寝た。
おかげで何とか寝る事ができた。

〜次回予告〜


このままだと主人公(仮に僕だと仮定する)が闇落ちしてしまう。
お願い!もうやめて!さくらい(僕)のHPはもう0よ。

次回!
もう僕は(インド人を)誰も信用することはない、インドに来てもなお引きこもり!?
絶対見てくれよな!
(身の安全を願うことは忘れずに)

ぼちぼちやっていきます...!