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キャリアを積む:大切な2つのステージと4つ心構え

“#わたしのキャリア”のテーマにひかれ、自身のキャリアを振り返ってみました。
キャリアを積んだ今、振り返ると「あの時、もっと・・」と後悔する2つのステージとそこから学んだ4つのポイントがあります。

  ー 仕事にやりがいを感じ、ちょうどノってきた感じの人
  ー 運を味方にしたくらい仕事で追い風を感じている人

もしよかったら、読んでみてください。
大切な2つのステージを無頓着にすごしてしまった結果、
根拠のない自信に身を包みながらキャリアを積むことになってしまった
私の後悔と反省です。

悪い見本ですが、そこから明日の糧になりそうなヒントを見つけていただけると幸いです。

1、スタート・心機一転の時期



部署異動や転職で新しい環境に身を置く、緊張と不安が入り混じった時期です。
同時に周囲からの期待に早く応えたいと強く思っていた時期でもあります。
やる気にも満ちていたし、エネルギッシュな頃です。

  「新しい知識やスキルを吸収して成長したい。」
  「早く認めてもらいたい。」
  「いろんな経験を積んで、一人前になりたい。」

ビジネス書や専門書を漁るように読んだり、セミナーなどにも自主的に参加したりと、どんな経験もいとわずに積極的に臨んでいました。
とにかく仕事に関することは、貪欲に勉強していたと思います。誰にでもあるこのスタートのタイミングの何を後悔したのでしょうか・・・?

※後悔したこと


なりたい自分を具体的にイメージしていなかったこと

その頃の私に「なりたい自分はどんなイメージですか?」と問われれば、
『一人前に仕事ができる人』と即答したと思います。新人の頃は良いとしても、どこかで更新しないといけなかったのにできていませんでした。
あと、大きな視点もなかったと思います。仕事に向き合う自分の成長しかイメージしていなかったので、人として、女性として、娘として、友として・・そういう総合的な人間としての成長イメージをまったく持っていませんでした。
仕事を最優先にして、そこで頑張れば、人間的な成長は追いついてくるだろうと、恥ずかしいほどの無頓着な扱いを自分にしていたと思います。

振り返り(リフレクション)の時間を作らなかったこと

仕事の進捗確認や参加セミナーや講習の予定管理はしっかりしていましたが、振り返りはしていませんでした。
そもそも、なりたい自分のイメージを持っていなかったので、自分自身を客観的に振り返る必要性を感じていなかったのだと思います。
「なりたい自分を目指すには、何が足りないか、どんな課題を持つべきなのか!」このような自問自答のリフレクションの機会を作ることがありませんでした。
リフレクションの習慣は、この時期から身につけておきたかったと、本当に後悔しています。

2、良い評価をもらいはじめた時期


何事にも積極的だし自主性があり、スキルや知識が高まっていくと、といわゆる“仕事のできる人感”がにじみ出てきます。
思い返すと、自分でにじみ出そうとしていたようにも思えてきます(恥)。
“仕事のできる人”は、上司や他部署のスタッフなどから、必然的に良い評価がもらえるようになってきます。有頂天になっていた時期とも言います。
  
  「あなたに仕事を任せると安心。」
  「一緒に仕事をすると早くて完璧。ありがたい。」
  「ユーザーさんがあなたを指名してるよ。すごい。」

褒められるのほど、嬉しいことはないですよね。本当にありがたいことです。
ただ、ここでも私は・・・。

※後悔したこと


良い評価をもらうのは当たり前だと感じ始めたこと

今思い返すと、だんだん、良い評価をもらうためだけに仕事をするようになっていったように思います。仕事に対して良い評価をもらううのが当たり前になり、
むしろ、評価がないと
   “つまらないな”
   “この人はちゃんと見てないのかも” 
おかしな方向に感覚が向くようになっていきました。

他人の評価だけがすべてと信じてしまったこと

リフレクションの習慣がないので、他者評価だけが唯一の私の評価でした。
評価のためだけに仕事を頑張るようになると
だんだん、他人からの評価だけが自分の価値の証であると思うようになります。
そうなると、自分軸で物事を見たり感じたりしなくなっていきます。
他者から自信にあふれた仕事のできる人と評価されても、
私の内では、確固たる自信を積み上げていくことができていませんでした。
他者の目を気にするばかりの私の内面は弱々しい空虚なものになっていきました。

後輩の指導担当や、昇格して部下を持つようになった頃には、根拠のない自信で武装した私が完成していた自覚があります。
一度、武装するとなかなか脱ぐことは難しく、仕事ができるふりをした“イチ社会人”が出来上がってしまいました。仕事ができる人を演じた結果です。

今振り返れば、私はキャリアの意味を間違えていたのです。
キャリアは、職歴や経歴だではなく、むしろ、ひとりの人間としての力(人間力といわれています)を高めることが重要だったのに・・・。

まとめ:キャリアを積むための「4つの心構え」



2つのステージでの後悔を、悔やんで終了はもったいない!
ここでもう一度、キャリアを積むための4つの心構えに転換して整理します。

①他者への思いやりと謙虚さを忘れないこと


ごく当たり前のことですが、仕事の荒波にもまれると、『思いやり』や『謙虚さ』を落としてしまうことも多々あります。
落としたことに気が付かないままでいると、自分だけ仕事で成功したら良いんだとか、頑張ってるのは自分だけだとか・・。
ひねくれ始めると、これから積んでいくキャリアにひずみが生じてきます。
落としたのなら、早めに気づいて早めに拾ってあげてください。

②感謝の気持ちを常に持つこと


キャリアを積んでいく中で、自分一人だけが頑張っているように思ってしまうことがあります。それは錯覚なので、間違わないでくださいね。
自分の身近に目をやると、支えてくれている家族や友人、ペットがいます。一緒に仕事をする仲間はもちろん、休憩で寄るコンビニエンスストアの店員さんや通勤で使う鉄道の駅員さんなど・・。
自分がこうやって文句を言いながらでも頑張れるのは、支えてくれる人たちがいるから。無人島でもない限り、自分だけ頑張っているんだなんて思うのはやめましょう。

③なりたい自分をしっかりイメージ。時々バーションアップもすること


人間としての自分を3年後・5年後などというように具体的にイメージしておいた方が、3年後、5年後に答え合わせがしやすいです。
その時に社会や環境が変わっていたら、その都度バーションアップしていけばいいと思います。常に最新のなりたい自分を目標にしたいです。
なりたい自分と同じく、変わりたくない自分も押さえておいてほしいです。自分の良いところ・・ここが変わっちゃうと、私じゃなくなる!と言えるところは大切に守っていきましょう。
自分の中の軸はしっかり、ぶれない私を!

④リフレクションの習慣をつけること


忙しいことを言い訳にするのはやめましょう。自分を本当に、心から評価してねぎらえるのは自分自身です。
忙しい時だからこそ、頑張っている自分を心から評価してあげてください。そして、よく頑張っているよとねぎらってあげてください。
社会の荒波で、自分の軸がぶれていないかを確認してください。
自分の船のかじを取るのは自分だけです。


キャリアは、仕事が終わっても、人生が続く限り積み続けるものです。
今までの私のキャリアの積み方は、後悔ばかりで、大切なものを落としたり、忘れたりしてきましたが、幸いにもまだキャリアを積んでいますので、まだ見つけるチャンスはあるかもと思っています。

キャリアを積み始めてやる気満々、エネルギー全開の
  ー 仕事にやりがいを感じ、ちょうどノってきた感じの人
  ー 運を味方にしたくらい仕事で追い風を感じている人
へ・・
ひとつひとつのステージを乗り越えてくださいね。
大切なキャリアを丁寧に丁寧に積んでいってください。応援しています。

#わたしのキャリア

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