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100均商品と300均商品、原価の話。

みんな気になる商品原価の話。100均、300均に売られているような日用雑貨の原価っていくらだと思いますか?今回は原価についてとりあげてみたいと思います。(無料だと誰に見られているか怖いので、詳細はそのうち有料にて書いてみようかと思います)


【この記事の目次】

・100均の原価

・300均の原価


・100均の原価

商品ロットや材質によってもちろんピンキリではありますが、おおよそ30円~40円です。もちろん商品によって安く作れるもの、高いものがあります。

プラスチック製の収納ケースや、

プラスチック製のハンガー(5本組)や、


シリコンの製氷機など

但しシリコン製品にはちょっと注意が必要です。というのも100均に置いてあるシリコン製品の多くに実際はTPRといわれるプラスチックの一種が使われています。TPRは見ため、感触がシリコンと似ていますがまったくの別物です。ただ商品パッケージ表面を見るとTPR製なのに「シリコン」と書いてあるケースがよくあります。そんな商品でもパッケージ裏面の材質表記にはしっかりと「TPR」と記載されています。両者の違いとして耐熱温度の違いがあります。シリコンの耐熱温度が220度前後にたいして、TPRは耐熱温度が90度しかありません。短時間ならば問題ありませんが、TPRは基本熱湯消毒ができません。やり過ぎると商品が変形します。


・300均の原価

商品ロットや材質によってもちろんピンキリではありますが、おおよそ70円~90円です。もちろん商品によって安く作れるもの、高いものがあります。例えばキッチンスポンジなんていくつかの製造工程はありますが、ほぼ機械で生産できますし、人力が必要なのは最後の検品と包装くらい。そのため手のひらサイズのキッチンスポンジならひとつ15円ほどで作れます。

その他、陶器の食器類も結構安く作れます。通常サイズのマグカップひとつなら40円くらい。

クッションや、収納ケースなど縫製品はたいがい原価も高く、サプライヤーからすればほとんど利益もとれません。例えばクッションだと原価105円くらいです。(サイズやデザインによってピンキリですが)


可愛いプリントの入った手動式のビニール傘なんてバカ高いです。125円くらい。店頭に出せば売れる商品で、どのブランドのどこの店舗もだいたい売れ筋トップ10には入ります。ただ原価が高く、生産した際の不良率も高いので、ほとんど利益になりません。消費者からすればお買い得商品でもあります。

ざっくりとですが、原価についてはこんな感じです。

そのうち自分で雑貨ブランドを立ち上げたい、といった人向けに有料でより詳しく商品を仕入れる際の原価や中国国内での検品費用、海上輸送料についてとりあげてみたいと思います。


<次回予告>

専門が300円雑貨のため、このまとめを書いている最中、自分が100均業界にあまり詳しくないということに気がつきました。

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