見出し画像

運動音痴、機械音痴、車の運転も苦手、某講習で向いてないという一言で苦手意識を植え付けられた上にプライドまでボロボロにされた練習嫌いな人間でも8の字が最低限飛べるようになる練習のコツのようなもの。


こんにちは、流しのドローン猫のいちのせさくやです。トイドローンから空撮機、産業用ドローンで散布までやり、今は講師の見習いとマルチに手を広げています。

オリンピック開会式の活躍でも注目され、さらに人のいないところでジトッと楽しめる趣味としてドローンをはじめる方も増えたのではと思います。 
そんな方が最初に見るであろうドローンの初心者向けサイトやテキストを読んでいると基本練習の中で8の字が最初の方に出てきます。
言葉にしたり、「向いている人」にとっては簡単な飛行だとは思うのですが、向いてない上に出来ないと嫌になって投げてしまうタイプが上達を望むとかなりの壁になると思います。
しかしFPVとかスピードのでる小型機で8の字をギュンギュン飛んだり、撮影用でも8の字ではなくてもその基本となる旋回で円を描くのはかなり使う飛行方法であり、これができるようになればかなりの達成感を得られドローンを楽しめる方が増えたり。。。
何より自分の今の課題になっているのす(白目)できるだけ「完璧」に近づけるための練習方法考えたものを書いてみました。

ドローンは好きでも練習という言葉が嫌い

ドローンが大好きです。
ここ最近やったなかでありえないほど夢中になって色々やってます、色々やり始めると「練習」が必要になってきます、そして少しだけ疲れを感じてきました。
しかし出来ないのは悔しいし、数時間あっただけの対して知らん人から下手とか向いてないって言われるのは遺憾の意どころかムカつきます。プライドエベレストです。

好きな人間が練習という言葉だけで苦痛を感じるということは、嫌でもやらなきゃいけない人はもっと苦痛だし、やってみたくてお金を積んで手にしただけの人は楽しさを感じる前に諦めた上にドローンちゃんにまで悪意すら感じるんじゃないかなと思ったのがこれを書いてるきっかけなのです、かなり前置き長くなってしまったし仰々しいですね💦


8の字なのですが、実技の講習の最後に入っていてクリアしなくてはいけないものなのですが、その時に1回出来たから完璧じゃなくもいいやと終わったあとは得意な方法だけで撮影やその他も何とかして手を付けることはありませんでした。

さらに言えば難しそうだなと思ってしまうテクニックもやってみて出来ないとすぐに諦めていました。
実際今のドローンは賢いので難しい飛行でも勝手にやってくれるのでそれでもやっていけてしまうのです。
しかし練習中にふとできてしまったものもあったりします、勝手に苦手だと思ってただけのようで練習中の8の字より簡単でめちゃくちゃ嬉しかったしその時点で練習終わってもいいなじゃないかという達成感を味わいました。

しかし残念なことに達成感という餌があっても練習が苦手な人間は気が進まないままでやり始め、やりなれない練習で全てがわからないまま地獄のみが続いてしまうのです。
出来れば苦痛を感じずに、練習嫌いでも苦痛ではなくできるだけ早くドローンの基礎の8の字がそれっぽく出来るようになってドローンを楽しむための壁をぶち破る方法を一生懸命考えてみました。もちろん練習はサボって書いてます。

※まだ自分の中での完璧には程遠い状態なので上手くなると思わる程度の信憑性です。
実感には個人差があります。

動画だ説明だとガチャガチャいわず飛んで見る


コレを言ったらおしまいなのですが、動画だの説明だのって結局デキる人、向いている人の説明なのです。
自分で飛んでみて出来ない所を潰したほうが速いです。
だいたい書いてあることを理解して出来る時点でそれは向いてる人だ、おめでとう。
今の所コツで検索しても素人向けには書いてる専門家は殆ど見当たらないし、素人向けに書いてあるものはあっさりと操作説明だけでした、諦めて飛ばしたほうが速いです。

基本的な飛行方法(時計回り)


前進しながら右にラダーを入れ右旋回で円を一周、真ん中まで来たら今度は左に入れて左旋回で円をまた一周(終了)

言うが易し 行うが難し

車の車庫入れと一緒で文字にすれば簡単だし、さらに得意な人はなんとも思わず出来るけど、苦手な人は失敗して余計苦手意識を持ってしまいできなくなるアレだと思います。
なぜなら自分がそうなので。


とりあえず円を描く練習


乱暴な言い方をすれば同じ大きさの円を2つつなげるだけなので円の練習をすればいいのです。

飛び始めの前進する時のラダーを入れる角度と、直ぐその後の調整が出来ればその時点でかなり思い通りの大きさで綺麗な円が描けるはずだと思います。


円を描く際の練習ポイント
・思ったとおりの大きさの円を描けるようにする
・飛行中でも円の大きさの修正ができるようになる

真ん中にコーンとか目印になるもの置いとくとか、軌跡が出てくるアプリならそれで確認するとかでとにかくグルグルします。

時計回りで飽きたら反時計回り
時計回りと反時計周りを繰り替えして飛ばしているうちに大きさの差が出てくることで自分の指の力の左右差や癖もわかります。
反対側に入れる感覚が違うので苦手な方向になっていたり切り替え力の入れ具合が変わるのが苦手なのがわかったりするかもしれません、そんな大事な情報をしっかり広い意識しながら冷静に最初の角度、その後の修正を練習しましょう。


機体の動きを見て考える

飛ばしている間にどんどん右に行ってしまって範囲からオーバーしてしまう。
そんな中で何度も練習してもうまく行かなくて嫌になってくるのは当たりまえ。

きれいな言葉で言ってしまえば機体の動きはヒントをくれているのです。
徐々に右によるならまっすぐ前進を入れているつもりでも右ナナメに入っているのです。
上手く行かないなと思ったら手元を確認しつつゆっくり飛ばしてみることで解決することもあります。

蛇足ですが、自分はまっすぐ入れてるつもりでいつも右に入ってしまいがちです。どうやらプロポの重さも負担になっているようなのでストラップを着けたり身体にしっかり腕をつけて固定することを意識することでだいぶ緩和しました。

そして8の字へ

そんなこんなで円を描くのが楽しくなって思い通りになったと調子に乗ってきたところで一周終わったら瞬間に切り替えます。
大きさは違ってもそこそこ出来てくるはずです。
オーバーしたり出来なくてもカクカクはしないはず。
あとは左右差を無くしていく練習。
右の感覚と左の感覚の違いの意識を叩き込む根性論の世界なので時間の問題なのです。
練習嫌いからみるとゾッとするお話ですね。

とりあえず8の字で躓いたら楽しいと思えていた円を描くのです。
一歩戻って余裕でできる楽しさを味わう、ついでにその時に自分のできない所を見つけられるように意識を持てばその時間は無駄に飛ばしているのではなく立派な練習なのです。

出来なくても嫌になっても8の字をずっとチャレンジするのも根性論で良いと思います、ただ出来てきたことが煮詰まって崩れてくることもあると思います。
そんな時には時計回りの円を飛んでみましょう
丸が上手くかけているなら気持ちグルッとしてそのまま反時計回りに入ってまた8の字チャレンジへ

嫌になる前に少し休む

少しうまく行かなくなった時点でやすみましょう。
先程の躓いたなってところでの最初の時計回りの円も飛べないのは己の頭のエラーです。

とりあえずプロポからスマホを外してネットでもして脳味噌を落ち着けましょう
こういう時は焦っても無駄。
時間が足りなかろうが無くなったぶんのバッテリーが満タンになるまでの間はお茶を飲んで休みましょう。

短気は損気。
時間がないとか気分が乗ってるからとあまりに欲張って詰め込んでやるとできなくなって嫌になったりその日の練習で満足して続かなくなります。

どこでもドローンを連れて行く

飛ばせなくても一緒にいると愛着もつくし、飛ばした時に言う事聞いてくれるといつもより嬉しくなって練習が続きます(自分は)
普段と違う所で飛ばせる所でをみつけた時には練習でやったことをやってみるのです。
いままでより慎重に綺麗な円を描くだけでも十分。
きれいな風景が撮れたり、今までと違うものが見えるはずです。
さらに外から見ていても滑らかな動きや同じ速度で飛んでいる姿は美しく、同行している誰かに褒められたり(褒めないようなら無理やり褒めさせろ)で自己肯定感と承認欲求も爆上がりです。
人前で飛ばすプレッシャーにも勝てるようになります。

あとがき

うだうだ書きましたが、とにかく練習好きになれれば解決するのですよね。
それが一番難しいのですが。
練習嫌いってだけで向上心がない人、使えないやつって思われるのですが、ドローンに関する本を読んだり、練習じゃない感覚で飛ばしている間にも身体は「学習」をしていて練習と同等なものを得ているのではないかと思うのです。
一つのことだけを延々反復してやることだけが練習だと思われがちなのですが…
毎日でも触っていればそのうちできるようになる、だからその毎日触ることが練習。それが認められる世の中になっていけばなぁと思います。


それは置いておいて
ドローン楽しいからみんなやるといいにゃ(ΦωΦ)ノおいでよドローン沼

もしよろしければサポートを頂けると宇宙猫のお食事にお漬物がひとつ…