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小野寺小咲の乳首が見たくなかった話

弊TLのまほあこ人気が凄まじい。かくいう私も公式Twitterができた頃に真っ先にフォローして、今期のダークホース枠(もはやダークホースではないのかも)として期待していたから、ここまで盛り上がると逆張りをしたくなってしまうほどだ。

まほあこの素晴らしいところは、お色気シーンとその規制の謎の光である。ひさしくお色気シーンのあるアニメを見てきてなかったから、ここまで真っ直ぐな謎の光を入れられると、アニメを見始めたころの童心を思い出さずにはいられない。

おにあいとロザバン

私が本格的に深夜アニメを見始めた親たるアニメは『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』という、OPからいきなり擬似フェラ、擬乗位(ぎじょうい)をかましてくるお下劣アニメだから、はじめて深夜アニメを見たときの感動に近いものをまほあこにも感じる。

あるいはテレビを買い替えたときに、購入時の特典で1ヶ月ほどサブスクに加入できたあの頃、親の目を忍んで見た『ロザリオとバンパイア』をも思い出す。親の目を忍んで見たエロアニメほど、脳裏に焼き付いているものはない。

私はまほあこをMXで視聴しているため白い光があるが、AT-Xや配信では「あこがれVer.」と銘打ち、乳首が見れるようになるらしい。あこがれは止まんねぇからよ…(なんか色々混じってる)

あこがれは止められねぇんだ

ちなみに、「乳首が見れるだけで嬉しかったあの頃Ver.」とか言われてるらしい。いやぁ、そんな頃あったかなぁ…少なくともまぁ、確かに私も、中学生の頃エロサイトのリンクを踏むのが怖くて、仮面ライダーのフィギュアーツをレビューしてるサイトを巡回していたら、たまたまR18の乳首パージフィギュアをレビューしてるのを発見してそれで致したりだとか、「乳首が見れる一般マンガ」みたいなサイトを隅から隅まで読み込んだりしてきたけど、そんな時期あったかなぁ。

というのは半分ほんとで、いつでもどこでも乳首を見れるのは嬉しいことではなくて、自分の意に反する乳首の現前は、なんとも言えぬわびしさを抱えることにもなる。

これからはそんな私の乳首にまつわる思い出を話そう。

小野寺小咲の乳首

私らの世代だと、なんやかんや『ニセコイ』は思い出深い作品だ。ツッコミどころや文句もあるけれど、それらを込みで全部思春期の良い思い出だ。『恋染紅葉』も好きだったけど。

とりわけ小野寺小咲という少女は愛おしかった(だからこそ色々文句があるのだ)。健気だし、可愛い。あんなヘンテコヘアピン野郎よりも俺の方が良いだろ。

そんな『ニセコイ』だが、公式スピンオフがある。こちらも同じくジャンプが誇るラブコメ『僕勉』でおなじみの筒井先生が描く『マジカルパティシエ小咲ちゃん』だ。こちらは名前の通り、小野寺小咲が主人公のお色気魔法少女ものだ。

可愛い

けれども私は『小咲ちゃん』をリアルタイムで追っていたわけではなくて、その出会いは若干のタイムラグがある。

その存在は知っていたのだが、初めて単行本を読んだのは、学校の文化祭の古本コーナーだった。特に文化祭でやることがなかったので、人の少なくて漫画も置いてある古本コーナーが心地よかったのと、あとは当時好きだった子が図書委員かなんかで店番していたことが理由だ。

そんなときに偶然手に取ったのが『小咲ちゃん』で、そこで私は見てしまったのである。そう、小野寺小咲の乳首を……

これは有名なことだが、少年誌のお色気は本誌では修正がかかる一方で、単行本になると乳首が解禁される。しかし、そんな乳首を見たくてドキドキしながら本屋に並んだのではなくて、私にとっての小野寺小咲の乳首は、唐突に、何の前触れもなく、忽然と私の前に姿を現したのだ。それも学校で。好きな子のいる空間で。

だから私は、小野寺小咲の乳首を直視できない。いや、それは流石に嘘でガン見してたし、後で小野寺小咲の乳首が見れるシーンをスクショにしてかき集めたりしているのだけど。

でもでもでもでも!!!突然の乳首は嬉しいよりも戸惑いや申し訳なさなど、心に引っ掛かりを残す。現に私はいまだに小野寺小咲の乳首に取り憑かれている。見たかったような、見たくなかったかのような、まだ未熟だけど子供ではない年頃の気持ちになってしまう。

乳首が見たいか!?

だから、乳首は見れたらいいというものではない。それは芸能人やグラドルがAVデビューして、乳首があらわになった瞬間になんとも言えない気持ちになるのと同じように。乳首がモロ見えの着エロよりもギリギリ見えるかどうかの着エロのほうがエロいように。あるいはAVよりもグラビア動画の方が満足度が高くなってしまうように。巨乳とまではいかなくても、七沢みあや八木奈々や小栗みゆくらいの乳輪がないと満足できなくなってしまうように。

そもそも一般アニメや漫画の乳首は、個性のない乳首に終始しがちである。個性のない乳首を見せるくらいなら、乳首なんか最初から見えなくてよかったんだ!

なにも私は、乳首は見えない方がエロいとか、そんな単純なことを言いたいわけでない。まほあこの乳首が見えない方がいいと言いたいわけでもない(実際に私はAT-Xでアニメ実況してる垢をフォローしてエロシーンのキャプチャを収集している)。

ただ、小野寺小咲の乳首だけが私の脳裏にこびりついて離れない。といってもどんな乳首だったのかはもう覚えてないが、小咲の乳首はただのお色気エロでは済ますことのできない、私の人生における大切な、大切な乳首である。

だから私は、10代で好きな子のおっぱいを見たと、何度でも豪語する。

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