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出版と、英語のイントネーションと、今後について

はじめに

こんにちは🦁

らいひよ®代表のサラです。前回の note 記事からかなり久しぶりの更新です。今日は一つ報告したいことがあり、この記事を書いています。また、僕の今後のことを少し書きたいと思います。

この記事の "注意点"

お知らせの前に、最初にちょっとだけこの記事の "注意点" について。

僕は性格的に、「まだ達成・実現していないこと」を "持ち上げて書く" ようなことを好まないタイプです。しかし、今回は僕の

英語イントネーション解説にかける想いや、将来考えていること

を知ってもらいたいな、と強く感じたので、記事にすることにしました。一部、"浮かれている" ように感じる表現があるかもしれませんが、僕の伝えたいのはそこにはありません。かなり冷静に、現実的な気持ちで書いているのでそのことを頭に置いてお読みいただければ嬉しいです。

出版が決まりました

タイトルのとおりですが、とてもありがたいことに某出版社さんからお声掛けいただき、

「英語のイントネーション」の本を出版

することになりました。

ちなみにイントネーションと同じくらい「リズム」についてもかなり詳しく解説する予定です。そして個々の「母音・子音の発音」もポイントはしっかり解説する本にしたいと思っています。

発売は来年予定

出版社さんから最初お声掛けいただいた時は自分でもとても驚きましたが、担当者さんは、僕が書いたブログなどの発音解説・イントネーション解説の記事などを見てくださったそうです。分かりやすいと思っていただけたようで、ありがたいことに連絡をもらいました。ブログやYouTubeで発音解説を作るのはかなり大変なのですが、普段からがんばってたくさん書いててよかったなと感じました。

発売はちょっと先ですが

来年2023年の夏の予定

です。もちろんもっと早く形にしたいですが、いいものにするためにはしっかりと準備をしたいので、ちょっとわがままを言って時間をたっぷり取っていただきました。

なお、電子書籍でなく、

紙の本

です。比較的大きな本屋などにしか置かれないかもしれませんが、自分の本が書店に置かれるのを今から楽しみにしています。まだ原稿執筆の初期段階ですが、仕事の休みの日に少しずつ書いているところです。

イントネーションにかける想い

ここのセクションでは、僕のイントネーションにかける想いについて少しだけお話させてください。

僕は去年から、イントネーションの知識拡充・スキル向上にかなりに力を入れてきました。休みの日も、イントネーションの本を読んだり、自分で分析をしてみたり、そんなことばかりして過ごしていました。

まだまだイントネーションで勉強しなければならないことは山ほどあるものの、「イントネーションが分かると楽しいな」「いつかイントネーションの学び方をいろんな人に伝えたいな」と感じるようになっていました。

普段かららいひよ®で様々なレベルの生徒さんを教えていますが、発音のレベルが非常に高い人でもイントネーションを理屈で理解できている人は皆無、というか、ほぼゼロです。個々の母音や子音の発音の仕方に詳しい人も、イントネーションの知識はほとんどない、という場合がほとんどなのです(もちろん僕もはじめはほぼ何も知らかなった一人ですし、今も勉強中です)。

音声学習の早い段階で、イントネーションの基礎を理屈で理解すれば、それがその学習者の「音声面での財産」になる

と思います。大げさかもしれませんが、イントネーションが分かってくると

英語の「聞こえる世界」が変わってくる

のです。

ニュースを聞いていても、「ここは下降上昇調だ」「ここは文の初めから終わりにかけて段々上がっているイントネーションだ」など、少しずつ自分の耳の感度が上がっていく感じ。そんなふうになっていくと英語の音声学習はもっともっと楽しくなります。

自分もまだまだなレベルですが、この気持ちを、そしてイントネーションの面白さもっともっと多くの人に伝えたい、と強く思うようになっていきました。

出版社さんから連絡をもらったのはそんな矢先のことでした(社名などはまた発売が近くなったらお知らせする予定)。このお話をいただいたことに何か運命的なものを感じていて、笑われるかもしれませんが、

日本で、「イントネーションを理屈で理解」できる学習者を一人でも増やすのが自分の使命

だと本気で思っています。そのために、絶対にいいものにしたいと思っています。

英語イントネーションを解説する難しさ

出版できるということはとても嬉しい話です。ワクワクもしています。しかし、浮いた気持ちはゼロで現在は、本当にいいものが作れるかという不安が大きいです。

というのも、

イントネーションの解説は難易度がかなり高い

のです。

誤解を恐れずに言えば、「発音」よりも「イントネーション」を解説する方が、何倍も難易度が上がると感じています。

書店に行けば、選べないほど発音本が多いのにイントネーションの書籍は皆無です。イントネーション書籍が少ないのはいろいろな理由があると思いますが、「イントネーション解説の難易度が高い」というのは間違いなく1つの理由と言えると思っています。「発音」の解説を軽視しているとか、見下しているとか、そういうのではありません。「発音」ももちろん重要です。でも、イントネーションを理屈に基づいて論じるのはとても難しいことなのです。

もちろん、やるからには最高のものにしたいと考えています。これも、大げさな目標だと笑われるかもしれませんが、

「イントネーションの基礎が分かる日本一分かりやすい本」

を目指します。(タイトルに日本一などを入れるつもりはもちろんありません)

しかし、分かりやすいだけで、あまりに簡潔化しすぎた説明や、奇をてらったような説明ばかりではもちろん意味がありません。地に足ついた内容で、大学で英語の音声を教えているような専門家が見ても「OK」な本になれば、と思っています。(それの難易度が非常に高いのは承知ですが)

ちなみに、対象レベルは「中級以上」(中級が何を指すかにもよりますが…)で、「イントネーションの基礎」をしっかり練習できるような本のイメージ。なお、「ネイティブレベルのイントネーション」などは目指しません。それはほとんどの学習者にとって、難易度が高すぎるからです。そしてそもそもそんな内容は書けませんし、僕もそのレベルにありません。

僕が目指すのは、ネイティブレベルのイントネーションの習得でなく、例えば、

いくつかある重要なイントネーションのパターンなどを、「狙ったように読み分ける・聞き分ける」ことができる、というスキルの習得

です。そのためには、そのへんの練習をたくさんこなす必要がもちろんあるのですが、それ以外にもイントネーションの「知識」をとにかくたくさん伝えるのも重要だと思っています。また、英語のリズムの知識もガッツリ解説します。

今後:イントネーションの解説を段階的にしていきたい

今後は原稿執筆と並行して、

YouTube、ブログ、Twitterなどでイントネーションの解説も少しずつ始めていきたい

と考えています。

「イントネーション」と聞くと何かつかみどころのないもののように感じる人も多いと思います。たしかに、細かいイントネーションの変化など、かなり難しいこともあります。(細かいところは僕も分からないことも多いです)

しかし、その細かいところを分析するレベルの前に学ぶべきイントネーションの基礎のようなこともたくさんあり、そのあたりを知ってもらいたいと思っています。イントネーションについて自分が学んだことを、どのように一般の英語学習者にも無理なく理解できるように落とし込むかを日々考えているのでイントネーションに興味がある方はぜひお楽しみに。


さて、お知らせはここまでです。イントネーション解説の難しさを理解している人は、「お前にはそんな本は書けない」と感じた人もいるでしょう。今、どう思われても、必ずいい作品にしてみせます。僕にしか書けないものを書くのでお楽しみに。


ここから先は僕の今後のことを少しだけ話させて下さい。出版が無事にできた、その後の夢をここに宣言というか、書いておきたいのです。興味がある人だけご覧ください。

世界2周目を目指したい

突然ですが、僕の人生における究極のゴールは、「旅人」です。正確に言えば、"自由な旅人"

自由というのは、

行きたい時に、行きたい場所に行き、好きなだけいる

という意味です。

僕は、アメリカ大学院留学前に、世界1周バックパックの旅をしたのですが、この度を今でも忘れることができません。あんな刺激的な体験がまたいつかできるなら、大げさかもしれませんが、どの旅先で死んでもいいと思っています。いつか

世界2周目にどうしても行きたい

です。

この数年で、どの国にいてもオンラインで働けるような環境は(たぶん)だいたい構築しました。来週、「〇〇の国でどうしても1ヶ月ロングステイしたい!」と思ったら、行けます…。

今年は無理でも、来年、あるいは再来年以降、まずは行きたい国に行きたい時に行って、放浪する。そんなことがしたい。そして、いつか

期限もプランもない世界2周目バックパック旅

ができるなら…もうやり残したことはあまりありません。


多分、夢は叶えてきた

僕は、実現したいことがあれば実現したい、そんな性格です。思い返せば、これまで何かの目標や夢を掲げ、それを割と達成できてきた、のかもしれません。

ずっと夢だったアメリカ大学院留学は(準備と留学中が死ぬほど大変でしたが)無事に達成しました。その後、自分としては最高のオファーでしたが、ETS(Educational Testing Service)のアメリカ本社で問題作成者として勤務することもできました。

そしてその後、起業という形で、らいひよ®では僕が教えたいことを、妥協なく教えられる環境を作ることができました。まだまだなところもありますが、採用ではトレーナー品質にこだわり、約30人のらいひよ®トレーナーが質の高いレッスンを提供してくれてます。

その後、アルクさんから「Q&Aサイトから読むアメリカのリアル」を発売する機会をもらいました。アメリカのことだけでなく、元英語初心者で海外経験ゼロだった自分が、コロンビア大学大学院を卒業できて、憧れのETSで就労するまでの体験を伝えることができました。電子書籍という形ではありますが、出版という、夢の一つを叶えることができました。

今は毎日、英語に関して自分の学びたいことを好きな時に学ぶ、ということができています。音声学書籍が読みたい時は音声学書籍を読む。SLA(第二言語習得研究)入門書籍が読みたい時はそれを読み漁る、冠詞の本が読みたい時は冠詞の本。ニュース英語をずっと聞きたい時は聞く…

それなりに努力はしているつもりですが、やりたいことができて、幸せな生活ができていると思います。でも、最近よく思うのです。次は、自分は何がしたいのか、と。本当に自分のやりたいことに正直に向き合っているのか、と。


好きなことをして、生きていく

イントネーション書籍の出版を達成すれば、その後は何が目標ですかと聞かれれば、

世界を放浪することが目標

という感じなのかな、と最近強く思うようになりました。正確に言えば、英語を学びながら旅をする、という感じ。

英語の勉強は終わりがないので、死ぬまで学ぶ続けるでしょう。もう英語の勉強は終わりだ、必要ない、飽きた、と感じる日は一生来ないですね。英語を学びながら旅ができる旅人になれれば、もうその日々を噛みしめるだけで幸せかもしれません。

というわけで、この書籍が満足いくものになり、無事に発売されたら、そんな生活がしたいなと夢見ています。そして、そのことを言葉にしておきたいと思ったのです。

ただし旅人はお金がいるので、貯金を続け、旅をしながらでも稼ぐように、というようなスタイルを構築しなければなりません。現実的に考えるのも必要です…。

以上、長くなってしましましたが、出版が決まった報告と、今後の自分についての宣言でした。お読みいただきありがとうございました。まずは、イントネーション本をお楽しみに!

お知らせ

たいしさん (Twitter: @commercialpronu) がもうすぐ、自身のイントネーション本(まずはおそらく電子書籍のみ)を出版されます。この本は僕も原稿を少し見させていただきましたがイントネーションに興味がある方は必見です。

たいしさんとはイントネーションに関して、どれだけのメッセージを交わしたのだろう、というくらい、議論を重ねてきて、いろいろ学ばせていただいたイントネーションの同志です。僕は出たらすぐに購入します。やや上級者向けの内容になっていますが、内容は間違いありません。興味がある人はぜひチェックしてみてくださいね!

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