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#20 シャルパンティエ

相手に上手く伝えたいことが伝わらない。どうやったら上手く伝わるんだろう。そんな悩みの解決方法の1つとしてシャルパンティエ効果を紹介します。

では、さっそくシャルパンティエ効果の説明をします。


シャルパンティエ効果とは?

シャルパンティエ効果とは同じ重量の物体を比較した際に、視覚的に大きく見える物の方をより軽く、視覚的に小さく見える物の方をより重いと錯覚してしまう現象。



シャルパンティエ効果の具体例

同じ重さの「綿」と「鉄」があった場合、大きく見える綿よりも、重いイメージでかつ小さく見える鉄の方を「重い」と錯覚してしまう。これはシャルパンティエ効果の代表例です。

また、同じ物質であったとしてもビタミンC 「2,000mg」と「2g」を見ると「2,000mg」の方が多く感じてしまうのも同効果の影響です。



シャルパンティエ効果の活用方法

シャルパンティエ効果を活用する方法は、

『単位を変えることです』です。

例えば、10万円のスマホを買うかどうか悩んでいたとします。
スマホに10万円という金額は高く感じる人もおられると思います。

そんな時は単位を変えてみましょう。
例えばそのスマホを4年間使うとすると約2,000円/月となります。
単位を変えた時にその価格に見合う買い物かどうかを判断してみて下さい。


営業活動への応用

営業マンの方々はよりこの効果を使う機会が多いはずです。

私は前職時代に開業医をメインに営業をしていました。
新薬メーカーで働いていたので、ジェネリック医薬品とバッティングすることも多く、患者さんの負担が大きくなる新薬を避けジェネリックを選択する先生もおられました。

そんな時にはよくシャルパンティエ効果を使っていました。
例えば、ジェネリックに比べて新薬が1,000円/月、高くなったとして、それを1日単位にすると差額は約30円/日になります。

「〇〇先生、確かに新薬を使うことで患者さんの負担は大きくなりますが、30円/日を負担することで、より高い治療効果が得られ、患者さんの転倒による寝たりきのリスクを下げることができるとしたらいかがですか?」

全てではありませんが、このように単位を変えることで納得をして新薬を採用してくれた先生もいました。


まとめ

#20シャルパンティエ効果 いかがでしたでしょうか?
人の解釈の仕方は、表現方法によって変わる可能性があります。

最近、みかんを山のようにもらい、みかん生活をしています。
では、また次回。

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