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【営業の教科書NO.22】語尾の使い方

~今日のポイント~

・語尾にも色々選択肢がある
「。」「!」「 」など
・丁寧=正解ではない
・相手のテンションに合わせる
・相手が受けて嬉しい対応は、自分が受けて嬉しい対応である
・TPOを踏まえて使い分ける

~ラジオ内容はこちら~

「ありがとうございます」の語尾の使い方であなたがうれしいと思うのはどれですかというアンケートを取らせてもらいました。「 」と「!」と「。」ですが、一番うれしい「ありがとう」は「!」です。「!」は強調という意味なので、ありがとうという言葉を強く伝えているわけです。

感謝の言葉や気持ちを伝える時はやっぱり強く気持ちを伝えてもらったほうが相手側はうれしいというのは、全員が共通して持っている気持ちというか、全員が理解できると思います。

自分のメールやチャットのやり取りでどういう文言を使っているか、ちょっと振り返ってほしいと思って送らせてもらいました。当然ながら一番うれしいのは「!」ですが、けっこうビジネスマンが使っているありがとうは「ありがとうございます。」が多いと思います。これはビジネスの現場だと丁寧=正解である、無難であるのでそこに合わせるというケースがけっこう多いのではないかと思いますが、でも一番うれしいのは「!」なんです。場合によっては使い分けたほうがお客さん側や上司や先輩、コミュニケーションを取る相手が喜んでくれますということをお伝えしようと思います。

◆ポイント①丁寧=正解ではない

丁寧だから正解ではなく、正しいメッセージやメールの使い方は相手が正しく理解してくれて行動を起こそうとか気分が明るくなった、うれしいとかポジティブな感情を持ってもらうというところがメールメッセージの送る意義、または考え方なので、そこを逆算して考えたときにどの送り方がベストかを考えてもらう必要があります。

たとえばありがとう・・・というメッセージをもらったとしたら、この後何が続くのだろうと不
安になりますよね。これだとありがとうの気持ちが伝わっていないので意味はないです。ではどうすればいいのかというとありがとう!で送るのがいいということです。

ただポイントは、「!」さえつけておけばいいというわけではなくて、無難なのは丁寧に「ありがとうございます。」で送ることです。どういうときに!を送ればよいかと言うと、どういうタイミングで!を送れば相手に喜んでもらえるのかです。

◆ポイント②相手のテンションに合わせる

ポイントは相手のテンションに合わせる。チャットのやり取りはメールよりも比較的フランクな場所なので、相手側から「よろしくおねがいします!」で返ってくることも多いと思います。そのときに「ありがとうございます。」で丁寧に返すよりは「ありがとうございます!まずはがんばります!」と「!」をつけておいたほうが相手側も伝わったなあという気持ちになるので、チャット上のやり取りや相手側がそういうやり取りをしてきたときは相手に合わせてあげるとコミュニケーションが活発になりやすいです。相手にとっても自分の気持を伝える状況が作れると思うので、ポイントは相手の状況や状態に合わせることです。

◆ポイント③ 相手が受けて嬉しい対応は、自分が受けて嬉しい対応である

次のポイントは抽象的で恐縮ですが、相手が受けてうれしい対応は自分が受けてうれしいと思うので、自分がこのタイミングで「!」がついて返ってきたらうれしいなと思った時は、そうやって送っていいと思います。

◆ポイント④ TPOを踏まえて使い分ける

次のポイントでTPOを踏まえてというところは相手の担当者との関係とか何を大事にしているかでも変わってくる。たとえばすごく丁寧な年配の社長さんとか部長さんや役職者の方々に「!」を送るとなると、逆に距離が近付きすぎている感じになることもあると思います。年代が近づいて私の感覚で言えばのりが良ければ40代前半でも全然いけます。のりがわかってくれるとか、そのやり取りのほうがより関係が近づく、というのであれば!やあまりないですけど☆とか、使い方はいろいろできます。

◆今日のまとめ

同じ言葉を全部並べていますが、語尾が変わるだけで相手側の印象がずいぶん変わってしまうということを覚えてほしいです。本当にこんな些細なことだけで相手はこの人にお願いするか、しないかは決まっちゃうんです。もちろんお客さんの理由が、あの人にはありがとうに「!」がついていたからお願いしましたとは絶対に言わないですけど、感覚の中であの人ならうまくやっていけそうだなとかコミュニケーションとれそうとか仲良く仕事ができそうだなというのはあります。こういう積み重ねは潜在的に残っていくので、ぜひ語尾の使い方を大事にしてもらいたいと思います。

同じ言葉でも語尾の使い方を間違えると全然印象が違ってきてしまいますので、ぜひとも語尾の使い方をマスターしていただきたいです。

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