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Salesforce認定アドミニストレーター100題 問題集全問解答+全問解説付き

Salesforce認定アドミニストレーターの過去問100題を全問解答+全問解説付き【2023年最新】

全問2023年時点の最新の問題になります。
筆者が実際に受験して、問題を収集し解答とその解説を全問付けております。
問題数は合計100題。
この100問の問題の解答を理解できれば、ほぼ間違いなく、合格すると思います。

ここから問題と解答/解説になります。

100題、全問解答+全問解説付きになります。

1.

Salesforceの取引先責任者の役割について、次の記述は正しいですか?

取引先責任者の役割は、取引先責任者レコードごとに1つだけ割り当てることができる。

A. 正
B. 誤

答え: B

解説:
この記述は誤りです。Salesforceでは、取引先責任者の役割は、一人の取引先責任者に対して複数割り当てることができます。これにより、取引先責任者が組織内で複数の役割を持っている場合でも、柔軟に対応することができます。例えば、ある取引先責任者が営業担当者でありながら、同時にマネージャーの役割も持っているようなケースが考えられます。したがって、取引先責任者の役割は、レコードごとに1つだけに制限されるのではなく、必要に応じて複数の役割を割り当てることができます。


2.
新しい営業戦略を実施するにあたり、取引先レコードに特定の条件を満たした場合のみ表示される新しいセクションを追加したいと考えています。これを達成するためには、どの機能を使用するべきですか?

A. ページレイアウト

B. レコードタイプ

C. ライトニングコンポーネント

D. バリデーションルール



正解:

C. ライトニングコンポーネント

解説:

  • A. ページレイアウト: ページレイアウトを使ってSalesforceのユーザーインターフェースの見た目をカスタマイズできますが、ページレイアウト自体に条件に基づいて表示を切り替える機能はありません。

  • B. レコードタイプ: レコードタイプを使用することで、異なるビジネスプロセス、ページレイアウト、選択リストの値を同じオブジェクト内で管理できますが、特定の条件に応じてセクションを表示する直接的な方法ではありません。

  • C. ライトニングコンポーネント: ライトニングコンポーネントを用いることで、ページ上にカスタムのUI部品(セクション含む)を追加し、特定の条件に基づいてその表示・非表示を制御することが可能です。この方法は、条件に基づく動的な表示要件に最適です。

  • D. バリデーションルール: バリデーションルールはデータの整合性を保つためにレコードが保存される際の条件を設定するために使用しますが、UIの表示制御には適していません。


3.
Salesforceのレポートスケジューリングに関する次の記述のうち、正しいものはどれですか?

A. Salesforceでは、レポートを毎週月曜日のみスケジュールすることはできません。
B. レポートをスケジュールするには、少なくとも「編集者」権限が必要です。
C. スケジュールされたレポートは、Salesforce内の任意のユーザーに送信することが可能です。
D. スケジュールされたレポートの結果は、PDF形式でのみ受け取ることができます。



正解: B.

解説:
A. 不正解。Salesforceでは、レポートを特定の曜日にスケジュールすることが可能です。したがって、毎週月曜日のみにスケジュールすることは可能です。

B. 正解。Salesforceでレポートをスケジュールするためには、レポートの編集権限が必要です。これにより、ユーザーはレポートの内容を適切に設定し、適切なスケジュールで送信できます。

C. 不正解。スケジュールされたレポートは、設定によってはSalesforce内の任意のユーザーに送信することができますが、送信するユーザーは事前に定義する必要があり、また、送信を受け取るための権限がユーザーに与えられている必要があります。

D. 不正解。Salesforceでは、スケジュールされたレポートの結果をExcel、CSV、またはHTML形式で受け取ることが可能です。PDF形式でのみ受け取ることができるわけではありません。


4.
Salesforceのダッシュボードに関して、管理者がユーザーに最適なビジュアル表現を提供するために実施できるアクションはどれですか?以下の選択肢から2つ選んでください。

A. ダッシュボードのコンポーネントに静的なフィルターを適用する。
B. 各ユーザーが自分のデータでダッシュボードを表示できるようにする。
C. カスタムリダイレクトを使用して、ユーザーが特定のレポートに簡単にアクセスできるようにする。
D. ダッシュボードをスケジュールして、特定の時間にユーザーに自動的に送信する。



正解: B, D

解説:

A. ダッシュボードのコンポーネントに静的なフィルターを適用する - これは一般的に有効な方法ですが、必ずしも「最適なビジュアル表現」を提供するものではありません。静的なフィルターは汎用性が限られており、ユーザーごとの動的なデータ表示には対応していません。

B. 正解 - 各ユーザーが自分のデータでダッシュボードを表示できるようにすることは、個々のユーザーに最も関連性の高い情報を提供する効果的な方法です。このアプローチは、ユーザーが自分に関連するデータのみを見ることを可能にし、よりパーソナライズされた経験を提供します。

C. カスタムリダイレクトを使用して、ユーザーが特定のレポートに簡単にアクセスできるようにする - この選択肢は、レポートのアクセス性を改善する方法に関連していますが、ダッシュボードのビジュアル表現の最適化に直接貢献するものではありません。

D. 正解 - ダッシュボードをスケジュールして、特定の時間にユーザーに自動的に送信することは、情報を定期的に更新し、関連性のあるデータをユーザーに提供するための効果的な方法です。このアプローチにより、管理者はユーザーが常に最新の情報を受け取ることを保証し、より良い意思決定を支援できます。


5.
Salesforce Lightning Experienceで、ユーザーがダッシュボードをより効率的に利用するために管理者が行うことができる2つのアクションは何ですか?

A. ダッシュボードのデータソースとして外部オブジェクトを設定する
B. ダイナミックダッシュボードを作成して、各ユーザーが自分のデータのみを見ることができるようにする
C. ダッシュボードをスケジュールして、定期的にユーザーのメールボックスに送信する
D. カスタムJavaScriptを使用して、ダッシュボード内でインタラクティブなビジュアライゼーションを作成する



正解: B, C

解説:

A. ダッシュボードのデータソースとして外部オブジェクトを設定する - この選択肢は誤りです。SalesforceダッシュボードはSalesforceのデータを視覚化するために使用されますが、直接外部オブジェクトをデータソースとして設定することはできません。外部データをダッシュボードで利用するには、まずSalesforceに取り込む必要があります。

B. ダイナミックダッシュボードを作成して、各ユーザーが自分のデータのみを見ることができるようにする - 正解です。ダイナミックダッシュボードを使用すると、管理者は各ユーザーが自分に関連するデータのみを見ることができるようにダッシュボードを設定できます。これにより、ユーザーにとってより関連性の高い情報が提供され、ダッシュボードの利用効率が向上します。

C. ダッシュボードをスケジュールして、定期的にユーザーのメールボックスに送信する - 正解です。ダッシュボードをスケジュールする機能を使用すると、管理者は定期的に特定のダッシュボードのスナップショットをユーザーのメールボックスに送信できます。これにより、ユーザーはSalesforceにログインすることなく重要な指標を確認でき、情報へのアクセス性が向上します。

D. カスタムJavaScriptを使用して、ダッシュボード内でインタラクティブなビジュアライゼーションを作成する - この選択肢は誤りです。Salesforce Lightning Experienceでは、カスタムJavaScriptを使用してダッシュボード内のビジュアライゼーションを直接カスタマイズすることはサポートされていません。ダッシュボードのカスタマイズは、主にSalesforceの標準機能とコンポーネントを使用して行われます。


6.共通のキーワードを検索すると、2 人の異なるユーザーが同じ検索結果を取得しますか?

A.はい
B.いいえ


正解:B

解説:
Salesforceの検索結果は、ユーザーのプロファイル、役割、アクセス権、および他のセキュリティ設定に基づいてフィルタリングされます。したがって、2人の異なるユーザーが同じキーワードで検索を行っても、それぞれのユーザーのアクセス権に基づいて異なる結果が表示される可能性があります。


7.
Salesforceでの新しい営業プロセスの導入に際して、管理者が設定すべき重要な機能はどれですか?

A. カスタムレポートタイプを作成して、新しい営業プロセスに基づいたデータ分析を可能にする。
B. ワークフロールールを設定して、営業プロセスに沿った自動アクションをトリガーする。
C. 新しい営業プロセスに基づいて商談ステージをカスタマイズする。
D. ユーザーのプロファイルを更新して、新しい営業プロセスに必要なアクセス権を提供する。


正解: C

解説: A. カスタムレポートタイプを作成して、新しい営業プロセスに基づいたデータ分析を可能にする: この選択肢は営業プロセスの分析と追跡に有用ですが、プロセス自体を設定する際に最初に行うべき作業ではありません。カスタムレポートタイプは、プロセスが既に実装された後で、その成果を分析するために役立ちます。

B. ワークフロールールを設定して、営業プロセスに沿った自動アクションをトリガーする: ワークフロールールは営業プロセスを効率化し、自動化するのに役立ちますが、プロセス自体の基本的な構造やフレームワークを構築するものではありません。

C. 新しい営業プロセスに基づいて商談ステージをカスタマイズする: 正解です。新しい営業プロセスを導入する際には、そのプロセスを反映するように商談ステージをカスタマイズすることが最も重要です。これにより、商談の各段階が新しいプロセスに沿って正しく追跡され、営業チームが新しいフローに従って作業できるようになります。

D. ユーザーのプロファイルを更新して、新しい営業プロセスに必要なアクセス権を提供する: これも重要なタスクですが、新しい営業プロセスの導入において最初に行うべき作業ではありません。プロファイルの更新は、新しいプロセスやツールへのアクセスをユーザーに提供するために必要になる可能性がありますが、プロセス自体の設定後に考慮すべきことです。

したがって、Salesforceでの新しい営業プロセスの導入に際して、管理者が最初に設定すべき重要な機能は「C. 新しい営業プロセスに基づいて商談ステージをカスタマイズする」です。これにより、新しいプロセスがシステム内で適切に反映され、営業チームが新しいフローに従って効率的に作業できるようになります。


8.カスタム アプリを作成するプロセスはどのようなものですか?

A.新しいオブジェクトの作成、ロゴの選択、プロファイルの作成
B.新しいアプリを作成し、ロゴを選択し、プロファイルを割り当てます
C.タブの作成、レポートの設定、ダッシュボードの構築
D.ロールの定義、ユーザーのインポート、レコードタイプの設定

正解:B

解説:
A. 新しいオブジェクトの作成、ロゴの選択、プロファイルの作成: この選択肢はカスタムアプリの作成プロセスの一部を説明していますが、カスタムアプリの作成に直接関連するプロセスとしては不完全です。カスタムアプリの作成では、新しいオブジェクトの作成よりもアプリ自体の作成が中心になります。また、プロファイルの作成はアプリケーションのアクセス権を管理する際に重要ですが、アプリの作成プロセス自体には直接含まれません。

B. 新しいアプリを作成し、ロゴを選択し、プロファイルを割り当てます: 正解です。カスタムアプリを作成するプロセスには、まず新しいアプリケーションの作成が含まれます。この過程で、アプリケーションの識別とブランディングのためにロゴを選択し、さらにアプリケーションへのアクセス権を持つユーザーを管理するために特定のプロファイルを割り当てることができます。

C. タブの作成、レポートの設定、ダッシュボードの構築: この選択肢はカスタムアプリケーションに関連する機能の拡張やカスタマイズを説明していますが、アプリ自体の作成プロセスというよりは、アプリケーション内で利用可能なリソースや機能を構築するプロセスに該当します。

D. ロールの定義、ユーザーのインポート、レコードタイプの設定: この選択肢は組織内のセキュリティとデータアクセス管理に関連するタスクを説明していますが、カスタムアプリを作成する直接的なプロセスではありません。これらはアプリケーションを利用する際に考慮するべき要素ですが、アプリの作成自体とは異なります。

したがって、カスタムアプリを作成するプロセスには「B. 新しいアプリを作成し、ロゴを選択し、プロファイルを割り当てます」が含まれます。このプロセスを通じて、管理者はアプリケーションを定義し、適切なユーザーがアクセスできるように構成します。


9.Salesforce Lightning Experienceにおいて、ユーザーエクスペリエンスとデータの整合性を向上させるために、管理者が利用することが推奨される機能はどれですか?

A. 積み上げ集計項目を使用して、関連リスト内のデータを集約する。
B. バリデーションルールを設定して、データ入力時の誤りを最小限に抑える。
C. プロセスビルダーを使用して、レコード作成の自動化を行う。
D. カスタムレポートタイプを作成して、複雑なデータ分析を可能にする。


正解: B

解説: A. 積み上げ集計項目を使用して、関連リスト内のデータを集約する: この機能は特定のシナリオで非常に有効ですが、主にレポート目的や特定の集計データを表示するために使用されます。ユーザーエクスペリエンスやデータの整合性の向上に直接寄与するわけではありません。

B. バリデーションルールを設定して、データ入力時の誤りを最小限に抑える: 正解です。バリデーションルールは、ユーザーがフォームを通じてデータを入力または更新する際に、特定の基準を満たすことを強制することでデータの整合性を保ちます。これにより、不正確または不完全なデータの保存を防ぎ、結果としてユーザーエクスペリエンスを向上させることができます。

C. プロセスビルダーを使用して、レコード作成の自動化を行う: プロセスビルダーは業務プロセスの自動化に非常に有効なツールですが、この選択肢が直接指すのは業務の効率化であり、データの整合性やユーザーエクスペリエンスの向上とは異なります。

D. カスタムレポートタイプを作成して、複雑なデータ分析を可能にする: カスタムレポートタイプはデータ分析の柔軟性を高めるために有効ですが、これ自体が直接ユーザーエクスペリエンスやデータの整合性を向上させるわけではありません。

したがって、Salesforce Lightning Experienceにおいてユーザーエクスペリエンスとデータの整合性を向上させるために管理者が利用することが推奨される機能は「B. バリデーションルールを設定して、データ入力時の誤りを最小限に抑える」です。


10.レポートと同じレポートに基づくダッシュボードで、ユーザーが異なるデータ セットを表示することは可能ですか?

Aはい
Bいいえ


正解:A

解説:
Salesforceのダッシュボードは、レポートのデータに基づいていますが、ダッシュボードの「実行ユーザー」の設定を変更することで、異なるユーザーが異なるデータセットを表示することができます。これにより、同じレポートに基づいても、異なるユーザーの視点や役割に合わせたデータをダッシュボードで表示することができます。

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