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Tableau Server Certified Associate100題 問題集全問解答+全問解説付き

Tableau Server Certified Associateの過去問100題を全問解答+全問解説付き【2023年最新】

全問2023年時点の最新の問題になります。
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問題数は合計100題。
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この100問の問題の解答を理解できれば、ほぼ間違いなく、合格すると思います。

ここから問題と解答/解説になります。

100題、全問解答+全問解説付きになります。

1.

Tableau Serverの管理者として、組織のデータガバナンスポリシーを強化するために、ユーザーが公開するデータソースのセキュリティを確保する必要があります。どの機能を使用して、公開されたデータソースへのアクセスを適切に管理し、特定のユーザーグループのみがアクセスできるようにするべきですか?

A. データソースのパーミッションを設定する
B. ワークブック内のフィルターを使用する
C. ユーザーのロールを変更する
D. サイトの設定を変更する



正解: A

解説: A. データソースのパーミッションを設定する選択肢が正解です。Tableau Serverでは、データソースレベルでパーミッションを設定することにより、特定のユーザーやグループがデータソースにアクセスできるかどうかを細かく制御できます。これにより、組織のデータガバナンスポリシーに従って、適切なセキュリティとアクセス制御が確保されます。

B. ワークブック内のフィルターを使用する選択肢は、視覚化レベルでのデータの表示を制限する方法ですが、データソースへのアクセス自体を制御するものではありません。このため、データソースのセキュリティを強化するための直接的な手段とは言えません。

C. ユーザーのロールを変更する選択肢は、ユーザーがTableau Server上で持つことができる権限の範囲を変更することですが、特定のデータソースへのアクセスを細かく制御する方法ではありません。ロールはアクセスレベルを広範囲に定義しますが、個々のデータソースに対するパーミッション設定とは異なります。

D. サイトの設定を変更する選択肢は、Tableau Server全体または特定のサイトの動作を変更することができますが、これも特定のデータソースへのアクセスを制御する直接的な手段ではありません。サイト設定はより一般的な設定やポリシーに影響を与えます。

したがって、データソースのセキュリティを確保し、特定のユーザーグループのみがアクセスできるようにする最も適切な方法は、データソースのパーミッションを適切に設定することです。これにより、データの安全性と組織のデータガバナンスポリシーの遵守が保証されます。


2.

Tableau Serverの管理者が行う必要があるサーバーのパフォーマンス監視および最適化の一環として、定期的に確認すべき指標はどれですか?

A. ユーザーセッションの平均時間
B. バックグラウンドタスクの失敗率
C. ダッシュボードの平均レンダリング時間
D. サーバーのディスク使用量



正解: C

解説: A. ユーザーセッションの平均時間は、ユーザーがシステムにログインしている平均的な時間を示します。これはユーザーエンゲージメントを理解するのに役立つ指標ですが、直接的にサーバーのパフォーマンス最適化には関連しません。

B. バックグラウンドタスクの失敗率は、サーバー上で実行されるバックグラウンドプロセスの成功と失敗の割合を示します。この指標はサーバーの健全性や特定のタスクの問題を把握するのに有効ですが、パフォーマンスの最適化に直接影響を与えるものではありません。

C. ダッシュボードの平均レンダリング時間は、ユーザーがダッシュボードを閲覧する際の応答性や速度を反映する重要な指標です。この時間が長いと、ユーザーエクスペリエンスが悪化し、サーバーのパフォーマンス問題を示す可能性があります。したがって、パフォーマンス監視および最適化の観点から最も関連性が高い指標です。

D. サーバーのディスク使用量は、サーバー上のストレージ容量の使用状況を示します。ディスク容量が不足しているとパフォーマンスに影響を及ぼす可能性がありますが、この指標自体はパフォーマンスの最適化よりもサーバーの容量管理に密接に関連しています。

したがって、サーバーのパフォーマンス監視および最適化を行う際には、ダッシュボードの平均レンダリング時間を定期的に確認し、ユーザーに迅速な応答を提供できるようにすることが推奨されます。


3.

Tableau Serverの展開中に、管理者はユーザーが大量のデータを扱うダッシュボードを効率的に利用できるようにするために、データの抽出と更新スケジュールを最適化したいと考えています。管理者がこの目的を達成するために採用すべきアプローチはどれですか?

A. データのライブ接続を使用し、常に最新のデータが表示されるようにします。
B. データ抽出を作成し、ピークタイム外に毎日更新するスケジュールを設定します。
C. 全てのダッシュボードに対して手動でデータ更新を要求するポリシーを実装します。
D. ユーザーにデータソースをローカルにダウンロードして使用させ、サーバーの負荷を減らします。



正解: B

解説: A. データのライブ接続を使用するアプローチは、データが常に最新であるという利点がありますが、大量のデータを扱う際にはパフォーマンスが低下する可能性があります。サーバーへの負荷が高まり、ユーザーエクスペリエンスが悪化することも考えられます。

B. データ抽出を作成し、ピークタイム外に毎日更新するスケジュールを設定するアプローチは、大量のデータを扱うダッシュボードのパフォーマンスを向上させる最適な方法です。データ抽出を使用することで、クエリの応答時間が短縮され、ユーザーの体験が向上します。また、ピークタイム外に更新を行うことで、サーバーへの負荷を分散し、システムの安定性を保つことができます。

C. 全てのダッシュボードに対して手動でデータ更新を要求するポリシーを実装するアプローチは、管理上の手間が増え、ユーザーが常に最新のデータを利用できない可能性があります。また、この方法はスケーラビリティに欠け、大規模な環境では実現が困難です。

D. ユーザーにデータソースをローカルにダウンロードして使用させるアプローチは、サーバーの負荷を減らすことはできますが、データの一貫性やセキュリティに関する問題が生じる可能性があります。また、ユーザーがデータを個別に管理する必要があるため、データガバナンスの観点からも推奨されません。

したがって、データ抽出を作成し、ピークタイム外に毎日更新するスケジュールを設定することが、大量のデータを効率的に扱うための最適なアプローチです。


4.
Tableau Serverにおいて、管理者はユーザーのアクセス権限を柔軟に管理したいと考えています。新入社員にはビューのみのアクセス権を与え、経験豊富な分析担当者にはより高度な権限を与えたい場合、どのようなアプローチが最も適切ですか?

A. ユーザーをグループに割り当て、グループごとに異なる権限を設定する。
B. 各ユーザーに個別に権限を設定し、必要に応じて調整する。
C. プロジェクトレベルでのみ権限を設定し、個々のユーザーやグループの設定は行わない。
D. 全てのユーザーに管理者権限を与え、個別に権限を制限する。



正解: A

解説: A. 「ユーザーをグループに割り当て、グループごとに異なる権限を設定する。」この選択肢は、複数のユーザーに対して一貫したアクセス権限を効率的に管理する最適な方法です。新入社員や経験豊富な分析担当者など、異なる役割のユーザーをグループ化して、各グループに適切な権限を設定することができます。このアプローチは、大規模な組織において特に有効です。

B. 「各ユーザーに個別に権限を設定し、必要に応じて調整する。」この選択肢は、非常に小規模なチームや特定の例外ケースに対しては有効かもしれませんが、多くのユーザーを管理する場合には非効率で時間がかかります。

C. 「プロジェクトレベルでのみ権限を設定し、個々のユーザーやグループの設定は行わない。」この選択肢では、プロジェクト全体に一律のアクセス権を設定しますが、ユーザーの役割や必要に応じた柔軟なアクセス権限の管理ができないため、推奨されるアプローチではありません。

D. 「全てのユーザーに管理者権限を与え、個別に権限を制限する。」この選択肢は、セキュリティリスクが高く、管理上の問題を引き起こす可能性があるため、適切な方法ではありません。ユーザーに不必要な権限を与えることは、情報漏洩や誤操作のリスクを高めます。



5.

Tableau Serverにおいて、ダッシュボードのパフォーマンス最適化を図るため、管理者はどのような手順を踏むべきですか?

A. ダッシュボードのビジュアライゼーション数を増やし、より多くの情報を一度に表示します。
B. 抽出を使用してデータソースを最適化し、ライブ接続の使用を避けます。
C. 全てのビジュアライゼーションにアクションフィルターを追加し、ユーザーのインタラクションを増やします。
D. ユーザーによるフィルタリングを制限するため、可能な限りフィルターを削除します。



正解: B

解説: A. 「ダッシュボードのビジュアライゼーション数を増やし、より多くの情報を一度に表示します。」この選択肢はパフォーマンス最適化とは逆の効果をもたらす可能性があります。ビジュアライゼーションが多すぎると、ダッシュボードの読み込み時間が遅くなり、ユーザー体験が低下します。

B. 「抽出を使用してデータソースを最適化し、ライブ接続の使用を避けます。」この選択肢は、ダッシュボードのパフォーマンスを向上させる効果的な方法です。データ抽出は、データのサブセットを事前に計算し、保存することで、ダッシュボードの読み込み時間を短縮します。

C. 「全てのビジュアライゼーションにアクションフィルターを追加し、ユーザーのインタラクションを増やします。」アクションフィルターはユーザー体験を向上させることができますが、適切に使用しないとパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。各フィルターがデータを再クエリする必要があるため、過度に使用するとパフォーマンスが低下します。

D. 「ユーザーによるフィルタリングを制限するため、可能な限りフィルターを削除します。」フィルターの削減はパフォーマンス向上に寄与することがありますが、このアプローチはユーザーが必要とする柔軟性や分析能力を大幅に制限するため、適切な解決策とは言えません。ユーザーがデータを探索し、洞察を得るためには、適切な数のフィルターが必要です。


6.

Tableau Serverの管理者がデータセキュリティを強化するために実装できる機能はどれですか?

A. パスワード保護されたワークブック
B. ロウレベルのセキュリティを使用したデータソースフィルタ
C. 全ユーザーへの管理者アクセスの一括付与
D. 全データソースへの公開アクセスの設定



正解: B

解説: A. 「パスワード保護されたワークブック」この選択肢は、Tableau Serverにおける一般的な機能ではありません。Tableauでは、ワークブックにパスワードを設定する代わりに、アクセス権を管理することでセキュリティを確保します。

B. 「ロウレベルのセキュリティを使用したデータソースフィルタ」この選択肢は正解です。ロウレベルセキュリティ、または行レベルのセキュリティを使用することで、特定のユーザーやグループに対してデータの表示を制限するフィルタを設定できます。これにより、ユーザーがアクセスできるデータを細かくコントロールし、データセキュリティを強化できます。

C. 「全ユーザーへの管理者アクセスの一括付与」この選択肢は、セキュリティを強化するという目的に反しています。全ユーザーに管理者権限を与えることは、セキュリティリスクを大幅に高め、不正アクセスやデータ漏洩の可能性を増加させます。

D. 「全データソースへの公開アクセスの設定」この選択肢も、データセキュリティを強化する方法ではありません。むしろ、データセキュリティの観点から見ると、全データソースを公開アクセスに設定することはリスクが高く、推奨される実践ではありません。

この問題は、Tableau Serverにおけるデータセキュリティ強化の手段に焦点を当てており、ロウレベルセキュリティの適用が最も効果的なアプローチであることを示しています。



7.

Tableau Serverにおけるセキュリティ対策として、管理者が実施すべき最も重要なステップは何ですか?

A. ユーザーに対して複雑なパスワードポリシーを適用する。
B. 定期的にデータソースの接続設定を確認し、更新する。
C. すべてのユーザーに対して二要素認証を要求する。
D. ユーザーのアクセス権を定期的にレビューし、不要な権限を削除する。



正解: C

解説: A. 「ユーザーに対して複雑なパスワードポリシーを適用する。」この選択肢はセキュリティを強化する基本的な方法の一つですが、単独で最も重要なステップとは考えられません。複雑なパスワードは重要ですが、多要素認証などの追加的なセキュリティ層に比べると効果は限定的です。

B. 「定期的にデータソースの接続設定を確認し、更新する。」この選択肢もセキュリティを維持する上で重要ですが、アクセス制御や認証の強化と比較して直接的なセキュリティ対策とは言えません。データソースのセキュリティは重要ですが、ユーザー認証の厳格化が優先されるべきです。

C. 「すべてのユーザーに対して二要素認証を要求する。」この選択肢は、現代のサイバーセキュリティ環境において最も効果的なセキュリティ対策の一つです。二要素認証は、パスワードが漏洩した場合でも不正アクセスを大幅に防ぐことができるため、最も重要なステップと考えられます。

D. 「ユーザーのアクセス権を定期的にレビューし、不要な権限を削除する。」この選択肢も重要なセキュリティ対策ですが、二要素認証の導入に比べると影響は少ないかもしれません。最小権限の原則はセキュリティを強化しますが、認証メカニズム自体の強化が最も効果的です。

したがって、最も重要なステップとして「C. すべてのユーザーに対して二要素認証を要求する。」が適切です。これにより、Tableau Serverへの不正アクセスリスクを大幅に低減させることができます。


8.

組織が Tableau Server でコアベースのライセンスを使用している場合、ユーザーはサーバーにサインインしなくても Web ページに埋め込まれた Tableau ダッシュボードを表示できる場合、どのタイプのアカウントが必要ですか?

A. サードパーティ ビューアー
B. 無免許
C. 限定閲覧者
D. ゲスト ユーザー



正解:D


解説: 

Tableau Serverのコアベースのライセンスモデルにおいて、Webページに埋め込まれたダッシュボードをサインインせずに表示するために利用できるアカウントタイプに関する選択肢を解説します。

A. 「サードパーティ ビューアー」この選択肢は、Tableauの用語では一般的に使用されないため、このコンテキストには適切ではありません。Tableauでは、特定のライセンスタイプがWebページに埋め込まれたビューの表示に必要とされますが、「サードパーティ ビューアー」はそのライセンスタイプとして認識されていません。

B. 「無免許」この選択肢は、Tableau Serverのライセンスモデルにおいて特定の機能を指すものではありません。Tableau Serverでは、ある程度のアクセス権限またはビューアー権限がなければコンテンツを表示することはできません。

C. 「限定閲覧者」この選択肢もTableauの特定のライセンスやアカウントタイプとしては存在しません。Tableauでは、「Viewer」、「Creator」、「Explorer」などの具体的なライセンスタイプがありますが、「限定閲覧者」というライセンスはありません。

D. 「ゲスト ユーザー」この選択肢が正しいです。Tableau Serverのコアベースライセンスを使用している場合、ゲストアクセスを有効にすることで、サインインせずにWebページに埋め込まれたTableauダッシュボードを表示することが可能になります。ゲストユーザーは、認証なしで公開されたビューにアクセスできる特別なアカウントタイプを指します。

このケースでは、正解の「D. ゲスト ユーザー」が、サーバーにサインインしないでWebページに埋め込まれたTableauダッシュボードを表示するために必要なアカウントタイプです。



9.

外部 Active Directory グループとの同期によってユーザーのサイト ロールがどのように影響を受けるかを正しく説明しているのは、次のうちどれですか? (2つ選択)


A. ユーザーのサイト ロールは降格できますが、最小サイト ロールの設定に基づいて昇格することはできません。
B. ユーザーのサイト ロールは昇格できますが、最小サイト ロールの設定に基づいて降格することはできません
C. 最小限のサイト ロールを設定しない場合、新しいユーザーは既定でライセンスなしとして追加されます
D. 最小限のサイト ロールを設定しない場合、Tableau Server はエラーを生成し、ユーザーは追加されません



正解:B,C

解説: 

Tableau Serverでの外部Active Directoryグループとの同期によるユーザーのサイトロールへの影響に関する選択肢の解説です。

A. 「ユーザーのサイト ロールは降格できますが、最小サイト ロールの設定に基づいて昇格することはできません。」この選択肢は誤解を招く可能性があります。Tableau Serverでは、Active Directoryとの同期プロセス中に、特定の条件下でユーザーのロールが変更されることがあります。ただし、この表現は一般的な動作を正確に反映していないため、不正確と言えます。通常、同期プロセスでは、設定された最小サイトロールに基づいてユーザーのロールが更新される可能性がありますが、自動的な「降格」に関しては、管理者が明示的に設定しない限り行われないことが多いです。

B. 「ユーザーのサイト ロールは昇格できますが、最小サイト ロールの設定に基づいて降格することはできません」この選択肢は正しいです。Active Directoryとの同期を通じて、ユーザーのサイトロールが設定された最小サイトロールに基づいて昇格することは可能ですが、自動的にロールが降格されることはありません。管理者が明示的に行う必要があります。

C. 「最小限のサイト ロールを設定しない場合、新しいユーザーは既定でライセンスなしとして追加されます」この選択肢は正しいです。Tableau Serverでは、Active Directoryからのユーザー同期時に最小サイトロールが設定されていない場合、新規ユーザーは「ライセンスなし」の状態で追加されます。これは、無制限にライセンスを消費することなく、管理者が適切なロールを割り当てる機会を持てるようにするためです。

D. 「最小限のサイト ロールを設定しない場合、Tableau Server はエラーを生成し、ユーザーは追加されません」この選択肢は誤りです。最小限のサイトロールを設定していない場合でも、Tableau Serverはエラーを生成するわけではありません。代わりに、新しいユーザーは「ライセンスなし」で追加されることが一般的です。この挙動は、管理者が後で適切なアクセスレベルを手動で割り当てることを可能にします。


10.

Tableau Server でワークブックを公開する際、ユーザーがワークブックを編集できるようにするには、どの権限が必要です?

A. 閲覧者
B. 閲覧者 (編集)
C. コンテンツ管理者
D. サイト管理者


正解: B

解説:

各選択肢について、Tableau Server でワークブックを公開する際にユーザーに付与される権限と、ワークブックの編集可否について解説します。

A. 閲覧者:

  • ワークブックの閲覧のみ可能

  • 編集不可

B. 閲覧者 (編集)

  • ワークブックの閲覧と編集が可能

  • データソースの変更は不可

C. コンテンツ管理者:

  • ワークブックの閲覧、編集、公開、削除が可能

  • データソースの変更も可能

D. サイト管理者:

  • Tableau Server 上のすべてのコンテンツに対する管理権限を持つ

  • ワークブックの閲覧、編集、公開、削除、データソースの変更も可能

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