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50音の魔法

猫好きにはたまらない
今読んでいるこの本。

いろ〜んな作家さんの
猫に関する文章を
一冊で堪能できるんだ。

もちろん
猫好きが高じて手に取った一冊だったけど、

予期せぬことに
文章の魅力を
これでもか!というほど
教えてくれている。

こういう表現があるんだ〜!
こういう書き方があるんだ〜!

そしてその文章の魅力は、
書き手の魅力そのもので、
この作家さんは
こういうことを感じたんだ〜!

っと、その作家さんの
秘密の内面を
垣間見させてもらっているような
ドキドキ感。


行間から読み取れる景色も
作家さんによってまちまちで、
いろんな情景を一気に見させてくれて、
とっても豊かな場所なんだ。

あ〜〜〜〜
感じるってとっても
豊かなことなんだ。


感じるって、
とっても個人的なことだけど、
それを共有することで
人類全体の感覚が拡張する。


そしてそれを可能にするのが、
文章なんだ。



自分ひとりでは
感じえなかった
感情や情景を、
他の人の文章によって
感じさせてもらえる。


自分の感じた感覚を、
50音の中から
自分にぴったりの表現を編み出して、
外の世界に贈りだす。


本を開けた瞬間に、
三次元を飛び越し、
四次元空間をぷかぷか浮いているかのような
50音の魔法。


たった50音しかないのに、
文章になると
それぞれの個性が輝き出して、
魅力がばくはつしていく。


コトバのビックバン。

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