2019.9.4 マッカーサーが日本に見た夢
74年前の9月2日…
雲が低く垂れ込めた鉛色の空の下、東京湾に浮かぶ戦艦ミズーリ号の甲板でポツダム宣言の降伏文書に調印し、日本は「敗戦国」になりました。
その調印からわずか数分後…。
マッカーサーは日本の占領を目前にこう演説しました。
「精神の再復興と人類の性格改善が行われなければならない」
「まず精神から始めなければならないのだ」
日米大戦の幕が下りた正にその日、日本の「精神」を巡る戦いの火蓋が切られたのでした。
マッカーサーが描いた日本人の性格改善計画は、
日本の『古くて野蛮な』伝統文化を消し去り、『先進的で民主的な』キリスト教で上塗りすること
日本が降伏する2年以上も前から周到に準備されていたこの計画が、日本に牙を剝きました…。
脈々と絶えることなく、世界で最も長く流れ続けた日本国の歴史。
そしてその年月の中で成長し、洗練され、深められてきた日本の文化。
マッカーサーはそれらを軽視し、奪い取るばかりか「キリスト教」という外来の価値観を押し付けようとしました。
その情熱は、後世の歴史家に『連合国の軍人』としてではなく『キリスト教を日本にもたらした人物』と書かれたい、と語るほど。
マッカーサーは自身の人生における集大成として、日本のキリスト教化政策を押し進めていたのです…。
当時日本で最高の権力を持っていたマッカーサーはその権力を使い、日本に何を仕掛けたのか…?
日本を襲ったマッカーサーの猛攻については、
2019.9.2 マッカーサー v.s. 昭和天皇 ~敗戦から始まった知られざる戦い~
に書き綴りましたので、宜しければご覧下さい。
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