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2019.5.15 信じられない気持ちになりそうですが・・・

皆さんこんばんは!

突然ですが、50年後に日本人は北京語話してるかもよ…と言われたら、日本人ならほとんどの人が信じないと思いますよね。

この話題は、私がハワイのガイドさんと何気ない話をしていた時に出たのがきっかけでした。

このような情報を皆さんがすぐには信じられないのは分かります。
「とは言え、そこまでの事は起きないだろう」
「誰かが何とかしてくれるから大丈夫だろう」
「まだ、大丈夫だろう…」
等々、お思いなのはごもっともなことです。

実はこれらの反応は、社会心理学や災害心理学では
よくある典型的な反応なんです。
それを

「正常性バイアス」

と言います。正常性バイアスとは、要するに何かが今まで起きなかったから、今後も起きないだろう、
と思ってしまう事で、自分にとって何らかの被害が予想される状況下にあっても、都合の悪い情報を無視、あるいは軽視してしまう傾向の事です。

そして、その傾向があると、
悲惨な結果になる場合があります……。

たとえば、

“東北地方太平洋沖地震から約3年半後の2014年7月12日に、福島県沖を震源とする地震で津波が発生し、沿岸部には避難勧告が発令されました。
岩手、宮城、福島の3県で、約27,000人が対象となったにもかかわらず、実際に避難したのは自主避難を含めても858人だけでした。

岩手県釜石市は沿岸部の5,707世帯、11,895人に避難勧告を出しましたが、実際に避難したのは33人だけでした。津波を経験した人たちでさえ「今回は大丈夫」という心理が働いた例です。”

またアメリカでは、

“2005年8月、アメリカのニューオーリンズにハリケーン「カトリーナ」が直撃して街が水没、ハリケーンが来る前に避難命令が出ていて、80%の住民が避難していました。

避難しなかった20%は、危険減少・復旧センターの所長によると「逃げなくてもいい」という信念を持っていたといいます。
避難しなかったのは主に老人で、過去にニューオーリンズではハリケーン「ベッツィ」「カミール」という「カトリーナ」に匹敵するハリケーンの来襲を受けていた歴史がありました。これらのハリケーンでニューオーリンズが暴風雨に耐えたことを老人たちは知っていたため、彼らは「今回も大丈夫」という信念を持っていたとされています。”
※wiki(正常性バイアス)より引用

そして、最悪の事例は、第二次世界大戦前のナチスドイツです…。

“1935年の終わりまで10万のユダヤ人がドイツを去りました。
しかし45万人はまだ残っていました。裕福なユダヤ人たちは最悪の事態は終わったと思っていたのです…。
賢くて、高等な文化を持ったほとんどのユダヤ人たちは平静過ぎました。
ドイツに長らく住み続け、固定し過ぎていたので、彼らを危険に晒すような事など起きないだろうと信じていたのです。

ナチスの反ユダヤ人運動は一時的なことであり、ヒトラーが言っているような事はしないだろうと思い込んでいました。

そして、それは思ったよりも早く、皆さんがよく知る歴史となって事が進んでしまったのです…”
※Wealth,War,and Wisdomより引用

その時の事を想像してみてください…。
ユダヤ人は何の理由もなく殴られ、逮捕され、監獄に入れられていたのです。
家も、会社も奪われました。
しかし、ほとんどのユダヤ人はナチスドイツを去りませんでした…。

これが正常性バイアスです。

「まだ大丈夫だろう」
「そこまで酷くはならないだろう」

と危機のサインが出ているにも関わらず、それに鈍感に反応すると、本当に危機が表面化したときには手遅れになるというケースが往々にしてあります。

もちろん、そんな危機なんぞは起きない事にこしたことはないのですが。

もしかしたら、私たちも少し正常性バイアスで鈍感になっているのかもしれません。

尖閣での中国漁船の突撃、中国が防空識別圏を勝手に引いたこと、珊瑚を取るという名目で領海侵犯をしてきていること、中国が沖縄を独立させようとしていること、反日プロパガンダが強くなっていること、ISISが世界情勢の隙をつき台頭してきたこと。

よくよく考えれば、世界中で本当に大変なことが毎週のように起きています…。


まるでどこかの機関に乗っ取られたかのようにメディアも捏造やミスリードで日本や日本人を貶める報道ばかりを好んでくり返し、われわれが本当に知るべき情報を流しません。

なので、われわれは上から降りてきた情報に操られるままで、危機が目の前にあることに気づく事すらできないのかもしれません。

情報は自分から取りにいかない限りは、一方的に受け取った情報に操られることになります。
そして、正しい情報がなければ、われわれは無力です。何もできません。

知識は力なり、とよく言われます。

より知る事は、今後の私たち自身の力になると私は考えています。

まだまだ書き足らず長くなりそうなので、今夜はこの辺で!

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