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今期使用している【スネークアイ】について

1.はじめに


こんにちは、関西で遊戯王をしているもんです。
過去に「玉無し代行天使」「マリンセス」「(まだ罪宝が出ていない頃の)R-ACE」の記事を執筆していた人です。お久しぶりの方がいたら嬉しいなと…

今回は、今期愛用していた「純スネークアイ」について、割と戦績がいい感じで、折角なので最近の思考をまとめる記事を書きたくなってしまったので、ひたすらに書きなぐっていきます。

★このデッキの戦績まとめ★
胸を張れる実績は残せませんでした…悔しい…

公認はシングルで不幸な事が起きた時以外負けなし、
マッチだけで見ると12連勝!

↑重めの判断ミスが響いてトナメ即退場した蓮杯

↑プレイが浅瀬すぎて惨敗したネクストプレイ杯

↑4-1(しかもR-ACEに三連勝)出来て気分がよかったつりおCS



今回の記事は全編無料です!!

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将来の夢は大物Youtuberです(圧倒的な嘘。)

※投げ銭してくれた方には、一応お礼として、「対スネークアイで心掛けること」を語ってます。こちらは軽めなので、無料部分程の熱意は期待しないでください。

【スネークアイ】とは!みたいな話は、既に先駆者達の素晴らしいコンテンツがあるので割愛させていただきます。まずは基礎から学びたい方は、是非以下noteや動画をご覧下さい。


★僕がスネークアイを組むきっかけの1つとなったはくやさんのnote★

⬆まずはここから始めましょう。
(関東遠征のおかげでついに本人と会えました!嬉)


★謎の関西人もんとチームを組んでくれた真の「勇者」であるゆうしゃさんのYoutube動画★

⬆イケボで優しく語りかけてくださいます。必聴です

また、交流がなく許可は取れていませんが、カテキンさんのnoteも大変参考になります。
勝手に名前出してすみません!この場を借りて謝罪します。
(もしまずければこっそり教えてください…)

この記事はここからは「ある程度スネークアイの効果や、どんなデッキかは知ってるよ!」という前提の元進行していきます
【構築編】【展開編】と、【思考編】(本編)の大きく3部構成ですので、興味のある項目からご覧いただければ幸いです。と断ったので全部かなり長々と書いてます。是非必要な部分だけ読んでください!

※お断り
レダメのプレマの分は全て東京で気づいてしまい追記した部分です。関西に着き次第、自宅で展開動画等撮ろうかなと思ってますが、お許しください。



2.【構築編】レシピについて

以下、現在愛用しているレシピになります。

お断りの通り基礎的な解説は割愛し、おそらく突っ込まれるだろうなというところについて、持論を展開していきます。

※今までの僕とは趣向を変えて、本当にカードの効果の解説や基本的な採用理由の話は全くしません。分からない!みたいなカードがある方は、ご自身でニューロンを叩いて頂くか、参考文献を先に読んでいただければ幸いです。

過激な構築に見えますが理詰めはしてます!


2-1 何故シンクロ型なのか(炎王を入れない理由)

これは大きくわけて以下の理由があります。

①妨害の質の向上を図るため
②ディアベルスターとエクセルの重ね引きを有効な手数にしたいため
③追走劇を抜いたため
④そもそもジェット・シンクロンが強いため

1つずつ見ていきましょう。


①妨害の質の向上を図るため

どう展開するかは次の項

上記のような盤面を、なるべく目指していく構築にしています。妨害の系統が散っていて、かなりバランスのいい盤面ですね。

確かに、エクストラの枠を合計3枠、メインにジェット・シンクロンが入るのは「有り得ない」と一蹴する方もいると思います。

ですが冷静に考えてください。エクストラのその枠に何が入ってると強いでしょうか…?

世間の構築では「トポロジック・トゥリスバエナ」や、「アセンブリー+アーゼウス」セットが採用されている印象です。

無論、これらも弱くはありません。が!これらの用途はかなり限定的であります。

例えばトゥリスバエナは、罠デッキに強いですね。ですが、「罠デッキとたまたま当たり」「たまたま先がとれ」「たまたま先攻展開が通った」時くらいしか強くないと思います。その試合がどのくらいあるでしょうか…

アセンブリー+アーゼウスも確かに強いです。「ホルス」等、厄介なカードの横並びをあっさり対処出来ます。しかし、そういったカードが並んでいる中でアセンブリーの攻撃が通るでしょうか…?

こう考えると、こういった尖ったカードより、基本の先攻展開に「発動無効」の妨害を複数敷いていく方が、総合的には勝てる気がしませんでしょうか

この構築は「尖った構築」ではなく、「幅広い対面に幅広く勝てるように」意識した構築ということですね。

実際、後で触れますが、今は誘発を減らして捲り札を多めにするのがトレンドです。発動無効の1つもない盤面では、サイド後だと三戦シリーズであっさり壊滅する可能性もあります

※アルテミットスレイを重く見るならシルウィアじゃないと駄目ですが…

また、最近はやりの「スネークアイ炎王」ですが、これは個人の見解では「お互いのいいとこ取りを出来ているが、お互いの強みを微妙にかき消しあってる」と思わざるを得ません。(※ここでにわかが!と思わず最後まで読んでください。最後に結局褒めます)

炎王の強みの「G二ビル等の受けがいい」「ガネーシャ召喚が強い」という点が、スネークアイで展開を伸ばすことにより失われます。

また、スネークアイの強みの「ドロバが刺さりそうに見えるけど微妙に刺さりきらない(展開編にて後述)」点が、炎王ギミックにより失われます。

お互いリソースデッキなのに、お互いを最低限しか採用できないため、先細る事が懸念されるのも気になる点です。

極めつけに、スネークアイ炎王には「発動無効」がないのも少し嫌です。「発動無効」がないデッキって、意外と初見のデッキに奇跡起こされて捲られたりしませんか…?

※最近たま~にサイドでみる「魂の解放」があまりにも重いのもちょっと嫌ですね…

1枚で
・咎姫
・ガルドニクス
・炎龍で蘇生するはずだった後続
・原罪宝
全部奪える化け物カード…僕も今サイドに採用してます。

とはいえ、スネークアイ炎王は1~2ターン目の出力は環境デッキでもトップクラスであり、手放しに「使わない」というのも違います。特に僕のように「数ターンやり取りするリソースゲームに興奮する」という訳でもない人は、握るデッキの選択肢としては非常に合理的であると考えます。

今回僕は「発動無効も用意できつつ、レスキューエースにもリソース勝負をしかけられるくらいのリソースを潤沢にデッキに確保したい」という面から、炎王を採用せずスネークアイ純で勝負することにしました。

それぞれの良さがありますので、手放しに否定せず自分の考えにあうデッキ選択をしたい所ですね。



②ディアベルスターとエクセルの重ね引きを有効な手数にしたいため

この2種を折角重ね引きしても、シンクロがないとパッとしない盤面になってしまうのが嫌でした。
シンクロ型だと、とりあえずサベージが出るので、誘発の受けが格段に良くなります(詳しくは展開編にて。)

また、二ビルやR-ACEの罠等、相手によって撃ち方が違うので、そう都合よく綺麗にふめません。
サベージ、バロネスはそれぞれ力技で確実に出力高めの1妨害を踏んでくれるので普通にオススメです。
というかシンクロ無しでは後手の際、相手がマスト狙いでがめてくるタイプの人だった場合、妨害を踏み切るのは指南の技だと思います。(とりま初動にバンバン当ててくるタイプの人もいるけど)


③追走劇を抜いたため
次項にて解説します。

④そもそもジェット・シンクロンが強い
スネークアイギミックに触れているときに原罪宝から持ってきて、シンクロせずとも雑にリンク値を伸ばす役割が期待できます。手札に引いた「炎龍」を自然と捨てられるのも魅力(これを活かしたルートも有)。

2-2 追走劇を抜いた理由


イラストは好き


まず、このカードを採用する強みについては、はくやさんのnoteで詳細に説明されているので、ぜひそちらをご覧下さい。

簡潔にまとめると、以下の3点がメリットかと思います。

・エクセル1枚初動で「リンク4」「墓地咎姫」+「シルウィア」になり、リソースが潤沢になりつつ妨害の質が向上
・痛手になりがちな「三戦の才」等を止めることが出来る
・追走劇をサーチしておくことで、二ビルを重く貰っても少なくとも「ディアベルスター特殊召喚→シルウィア」を構えられる安心感

ここまで聞くと「いやなら採用しなさいよ」とご指導、ご鞭撻の声が多く聞こえてきそうです。有難く頂戴します。

ですが、実はこのカード、怪しい点が2点あると思っています。

①そもそも「ディアベルスター」を使わずに展開した前提のカードである

言うまでもないことです。ディアベルスターは、強力な初動であり、貫通札です。それを有効に使う(=原罪宝をセットした)時に、追走劇が有効に使えない点が気になります。そもそも構えたい「何でも無効」という面は、展開が上振れていれば「サベージ」「バロネス」等が並びますので十分であるといえます。

結局強いタイミングは「本当にエクセル1枚しか引けず」「その展開がたまたま全部通った時」だけになる訳です。実際は「誘発で沈黙」「プラスアルファで何かを持っている」ことが多いため、「エクセル1枚初動!!」みたいな展開を実践でする事は滅多にありません…

②後手で握りしめていると手数にならない

これもまた言うまでもない事です。後手で「手数少ないハンドでそりゃ無理だ!負けた!」と思った時を思い返して見てください。この2枚のどっちかがありませんか…?

そういう事です。

後手である程度まくった後の蓋、という考えも分かりますが、相手が事故るなり誘発で止まるなりしていなければ、「後手である程度捲れる時」は100%ディアベルスターの効果を使っているはずです(断言)。
なら蓋にディアベルを余らせる余裕はないと思います。

この2点から、僕は不採用にしました。
勿論、非常に強力なギミックなので、手放しに採用を否定する気は全くありません。
現に今回引用させていただいている方々は追走劇入で勝っていますからね…

なので僕が誤っている可能性もありますが、「追走劇がないせいで負けた」試合は今まで一回もありませんでした。どうか信じて1度検討頂ければ幸いです。
※ポプルスで加えるカードは大体神殿か原罪宝で事足りるため

※劇を上手く使って超融合の受けをある程度良くする方法なども、例のはくやさんのnoteに記載があります。良ければぜひそちらもご覧いただき検討ください。



2-3 超融合・禁じられた一滴


強力な捲り札としての採用です。

皆様ご認識の通り、環境上位の【R-ACE】を、誘発で止め切るのは至難の業です。「本当にこの会社に就職すべきかどうか」「結婚すべきかどうか」位の、人生の分かれ道を選択する勢いで、対面する度に熟考しながら誘発を投げていましたが、あのデッキ、理解度を深めるほど逆に裏目を踏むことがあり、誘発を投げるのがストレスでした。このストレスにより僕の顔にニキビが増えました。
※対R-ACEの考え方について詳しくは後半の対R-ACEの章をご覧下さい。

★超融合★

チェーンさせろ

もう語る必要もないと思います。EXの枠を食いますが、食う価値を感じざるを得ません。

玄人R-ACE使いは確かにドロゴンが出せないようにケアしてきますが、こちらには最強の使い方があります。

①大変苦しそうな顔で「エクセル」を召喚
②相手に「CONTAIN!」を当然撃たれる
③そこに颯爽と超融合をチェーン
相手のハイドラント等と超融合をしドロゴンを出しながらcontain避け

これです。そして、加えたポプルスの特殊召喚効果にチェーンしてドロゴンを炎属性に変えれば、一気に光が見えてきます。

相手がcontainをスルーして来た場合は、その時の状況に応じて超融合すれば大丈夫です!

また、ドロゴンが余りにも強すぎるため、「簡易融合」も採用が視野に入ってきますね。

ですが、「無効系誘発が渋い」という観点から、メイン戦で無効系誘発が降り注ぐことは考えづらく、有効に使えるのはR-ACEの後手のみかな、と判断しております。その上、その用途であってもディアベルスターや、盤面の突破に使うエクストラモンスターの属性が違うのも微妙に気になり、やや使いづらかったです(超融合は相手の盤面にも干渉しているのが偉く、加えて伏せて相手ターンで使ってもいいのが強い印象)。


ちなみに、「ガルーラ」はあたかも「ワタシたちはニコイチ!」みたいな感じで採用されている事が多いですが、正直必須ではありません(超融合を強く使える対面に出したいのがドロゴンしかないため)。

唯一、【インフェルノイド】対面にのみ、煉獄の狂宴で広がった盤面に大してガルーラがあるとやや強そうです。【ラビュリンス】にもある方が嬉しいですね。ですがこれらの対面には超融合でまくっていく・止める局面は少なそうなので、なんともいえません。
周りにこれらが多いならガルーラは欲しいですね。

また、超融合先として「重装機甲 パンツァードラゴン」「アースゴーレム・@イグニスター」辺りを検討してもいいでしょう。

こちらは、カラミティを出す系のデッキの「マスラーO+赤き竜」を吸うことが出来ます。ですがマスラーOをファイナルシグマにされるだけで吸えないので、渋そうですね。最近流行りのアンブロエールが機械ですが、意外と横にドラゴンがいませんね…


こちらは、「マスカレーナ+他のリンク1匹」を吸えるためかなり強そうです。P系の「マスカレーナウーサetc…」に対抗出来ます。最悪僕達のリンクリボーを相手の任意のリンクモンスターに吸わせるのも強そうです。

★一滴★


こちらも、超融合の項でもお話したように、「R-ACEの妨害避け」をしながら、相手の盤面を荒らせる点を評価しました。また、炎王のエタニティ、センチュリオンの紅き竜等、こちらのターンにこの世に生誕しつつ場を荒らすモンスターにも強く出れますね。
オマケに、後述しますが普通にしんどい対面である【粛声】に対して、あまりにも簡単に勝てるカードである点も評価してます。

ギミック上、ポプルスや炎龍が相手ターンにも盤面にコストを大量に用意してくれるので先で伏せても強く、後手でも、炎龍等をコストにするとむしろ上振れることがある点も評価が高いカードです。

2-4 アンブロエール→レイジングフェニックス

これは採用が別れるところかと思います。

アンブロエールにする強みは、これまたはくやさんが詳しく解説してくださっています。
簡単に言うと、マスカレーナが倒されても、咎姫でアンブロを破壊する流れにディアベルの蘇生を合わせて、咎姫をディアベルのコストにする事でアンブロエールでマスカレーナが蘇生できます!という事です。

ですがこれは最終盤面にディアベルスターを残す、追走劇採用型専用のコマンドであると思料されます。

そのためその点で僕には必要がなかったです。

また、墓地③効果も強い時もありますが絶妙に使いずらさが目立ちます。

それならいっそレイジングフェニックスでいいのでは無いか、と思った次第です。

Xで一躍話題になった、ジーランティスを活用した展開をするならレイジングフェニックスの方が強いためです。

炎含むモンスター4体で何と「相手の場のモンスターを3枚除去しながら」ワンキル成立です(相手の墓地に炎がいればヒータを通れるため炎含む3体)

ジーランティス2500+咎姫2700+レイジング2800で8000なので、咎姫で破壊するモンスターの火力は0でも大丈夫(気持ち的には大丈夫なだけで、上昇処理が出来ないので灰流うらら・ワイドバーチが破壊された時は蘇生できないため注意)。逆に言うと、高い打点のモンスターを割れば割るほどキルラインが上がると覚えます。


基本は咎姫で適当に炎龍を蘇生することが多いので11000まではOK(ジーランティスのせいで相手の残りモンスター全員攻撃表示と仮定すると3000以下なら届く)
ジーランティスで裏側表示で戻せば、一滴で無効にしたモンスターの効果が戻り、展開を阻まれる心配もありません。

※ジーランティスが「元々の持ち主の場に特殊召喚する」ため、ヒータで奪ったモンスターを最後に残す1体に絶対しないこと。「ヒータ・咎姫を出す時に炎以外を混ぜ込む」「咎姫で蘇生したモンスターを残す」と覚えます。

自陣のモンスターが破壊されたら再生し続けるため、生き残れば次のターンまずジーランティスにできるのも強いです。

まとめると、追走劇が無いならもうレイジングフェニックスでいいんじゃないかな、という思考です。

2-5 メイン「ドロール&ロックバード」

こちらも見解が分かれるかなと思いますが、個人的には現環境における【スネークアイ】においてはしっくりくる採用かと思います。理由は以下の3点です。


①数少ない「1枚で大ダメージを与えられる誘発」である
→特に「篝火」からスタートしてきた炎属性系統や、魔術師等にはクリーンヒットして、盤面を大幅に弱体化させることができます。
先述のように、今はヴェーラー等でちまちま止めていくのはナンセンスだと思っているため、この位のパワーが欲しいです。

逆に、こちらの先攻展開を通して、更にドロールを撃つことで大抵のデッキは手数が足りなくなります。
※この場合はオークを回収に回してリソース確保

②自分のターンにも使える

→Gを弾きます(3展開編にて)。


③墓穴の指名者を踏んでおきたい

妨害として墓穴の指名者が重すぎます。相手の展開された妨害は、6枚目で引いてきた一滴や超融合が火を噴く可能性があるものの、墓穴はそれらではケアできません。そのため、墓穴を撃たざるを得ない尖った誘発が理想です。ヴェーラーとかだと「Gに取っておこう」と取っておかれてしまいます。この枠を二ビルや無限にしてる方もいますが、二ビルでは墓穴の指名者を貰えません。

流石に3枚は被りが嫌なので、メインは2枚としました。
うらら3 墓穴2 抹殺1 ドロール2
で8枚Gに対抗できる札があり、理論上は大体Gは止めれるかな、という思考です。

2-6 暗影の闇霊使いダルク

共同研究者からアイデアを頂き採用を検討し始めました。エクストラから常に出たり入ったりしています。

強みとしては以下3点です。

①ディアベルスターをゲット
…言うまでもなく強いです。相手から見て「相手ターンに墓地に送る」事になるので、蘇生効果を使われるのは注意。

②マスカレーナをゲット
…そのまま返しのターンに妨害として有難く使わせて頂きましょう。

③相手のリンク2を取って即刻ジーランティスへ
…マスカレーナかリトルナイトを貰ってそのままジーランティスにいけます。
先攻展開でレイジングや咎姫を落としていれば簡単にワンキルです。

また、炎を使わないようなテーマは大体闇はさすがに使う事が多いので(ピュアリィ等)、咎姫にたどり着く要求値が、このカードの採用によってかなり下がるのかなという印象です。

このようにかなり強いですが、お察しの通り「噛み合うと強い」カードであるため、採用は別れると思います。

個人的には明確に必要なものが見つかればいらないかなと思っております。

アポロウーサ等に雑に対抗できる「サクリファイス・アニマ」等もありかもしれません。

3.【展開編】基本展開の段階分け・誘発受けについて


ここからは展開についてまとめますが、お断りの通りあらゆる展開を解説する気はなく、考え方について思考していきます。

★展開は目標盤面をレベル軸で分けて覚える

これは僕が展開力のあるデッキを使う時によくする思考です。
「最低限の盤面はここまで並べば実現可能」「ここにこれがあれば上振れる」等、木🌳の幹の部分を太く覚えるイメージですね。こうすることで癖の強い手数ハンドが来た時にも、ぶれずに展開できます。

特に世間でまだ構築や展開が固まりきっていない新たなデッキを触って展開を考えていく時は、この思考は結構オススメです。

この【スネークアイ】においては、大きくlv3まで分けて一旦覚えることにしました。

・lv1 最低保証盤面

基本はここを最終的に目指します。そして、ここにたどり着く盤面はこれです。

リンク以外のモンスター+③未使用炎龍

さらに、ここにたどり着く盤面はこれです。

リンク以外のモンスター+②未使用スネークアイ
+コスト用表カード

なので、とりあえず3枚目の画像にたどり着けば、この「lv1」展開は出来るわけです。

これを主にする時は、
・ポプルス1枚のみの時
・ドロール被弾時
・誘発が降り注いできた時に、どうにかここにたどり着けるよう展開する

みたいな感じです。この盤面を「最後に帰る実家」だと思って、まずはイメージを持ちましょう。

この盤面であっても、炎龍のおかげでリソースはたんまり残りますので、死なないように妨害を撃てば正直勝ててしまうのが【スネークアイ】の大きな強みです。

壁もかなり並ぶため、Gを持っていると相手視点つっぱワンキルが困難なのもいいですね。

・lv2 エクセル+1


バロネスを添えます。体感この展開は世間であまり認知されていない気がするので動画付です。


バロネスで咎姫を破壊することで炎縛りを消すのがポイント。

この盤面は、「超融合が重くない」「発動無効がある」等、バランスのいい盤面で、ここに着地したいですね。

また、バロネス前に二ビルを貰っても、炎龍の蘇生効果で2体+ジェットシンクロンの蘇生効果により、lv1展開にたどり着けます。

更に、バロネス後に何かヤバい誘発等を頂き、バロネスを使った際も、相手スタンバイにバロネスでフォーミュラを蘇生し、メインにフォーミュラ炎龍でバロネスを出し直すことが出来るのもオシャレです。


・lv3 エクセル+ディアベル

↑6:50位からこの展開です


※墓地は割愛

有名な展開ですね。
もう僕が語ることもない強い盤面です。

ただ超融合でサベージとマスカレーナが吸われてしまうのはなんとも…(改善案は9章)

また、サベージに二ビルを貰ったとすると…

 相手は二ビルを「特殊召喚」してしまいました。

神殿が起動してこうなりますよね。
ここからlv1展開にいってもいいんですが、一応展開を多少伸ばせます。

まずマスカレーナを出して

ここで「神殿」をコストにする事で、なんとリンク値が1伸びました!

ここから、
①ジェットエクセルでフォーミュラ
②オークマスカレーナで咎姫
③咎姫で炎竜蘇生
④ジェット蘇生
⑤ジェット咎姫でレイジング

こうすることでこんな感じで結構妨害が増えます。
ただこれは、相手がドローフェイズの優先権で超融合を撃ってくると、妨害が咎姫だけになる点が注意点(神殿がないためマスカレーナを出す手段無し)。

相手が多少悩んだ末一旦こちらに優先権を渡してくれたら、とっとと炎龍でマスカレーナだけは出しておくのが安全かもしれません(6枚目無限泡影だけ裏目なのでそれが嫌ならメインで相手が表のカード置いた瞬間にやる。)

※このようなプレイをとる時は必ず炎龍効果から使います。フォーミュラを先に使うと相手が実は持っていて、ここでチェーン超融合されるとマスカレーナ出せず勿体ないです(1敗)

これに懲りて、速攻超融合対策として、超融合ケア展開も考えました!!

ここの場面でフォーミュラに行きません

オーク効果→オークとレイジングをコストに適当なlv1ssしてからフォーミュラ

盤面貧弱そうに見えて妨害数変わらず

これで超融合はまず大丈夫ですね!!
シンクロする時にマスカレーナを出す効果を使い忘れないよう注意です。

画像ではワイトバーチを出してますが、適当にエクセル2枚目にするのがベターかと思います。

余談ですが、エクセル+ディアベル+1という更に上の展開もあり…

こうなります。単にいつもの展開に「ジェットの蘇生」「1体」がいることで、フォーミュラを残してマスカレ→咎姫→レイジングに向かえますよね、と言うだけです。

これは、サベージ使う→サベージフォーミュラでバロネス出してマスカレーナ出す
としていくと、超融合を重く貰わないです(神殿もあるため、炎龍レイジングで超融合されても神殿でマスカレーナが出てくる)。

かなり強いので狙える時は狙いたいですね。

→他にも色々展開案がありますので、よければ参考文献でご覧下さい。

★誘発の受け方


基本的に、「エクセルに無効系」「エクセルのデッキ特殊召喚効果へのうらら」「原罪宝へのうらら」がしんどいです(言われなくてもわかる)。

考えとしては…
・シンプルにエクセル1枚のみの時に無効系を貰うと無理なので走って帰宅する
・ディアベルと両方持ちの時は、どちらが貰うと厳しいのかを考える。先述のエクセルディアベル展開が割と有名なため、ディアベルから入ると相手に「ディアベルしか初動が無さそう」と思わせられる可能性あり。エクセルが通る方がいい手札の場合はディアベルから入ることも視野に(初速のディアベルの手札コストが勿体ないですが盤面は同じになります)
・うららを原罪宝かエクセル②どちらで貰うべきか思考する。
オーク②までうららを待たれていると終わってしまわないか念の為思考、オークを通らなくていい時は無駄に通らない。

という感じです。僕もそう思いますし、世間にも思われていると思います。
ですが実は地味にきつい撃たれ方は他にも色々あり…

①炎龍蘇生効果への「屋敷わらし」
②炎龍の設置効果への無効系

等です。炎龍が結局生命線な訳ですね。
特に②は、確実にマスカレーナの妨害を消せるので、この記事を世に出すことで今後狙ってくる人も一定数現れるかもしれません。

そこで活用したいのがlv2展開です。これらの前にバロネスが設置されているため、ここも含めてケアできる訳ですね。

※②について。そこにバロネスを使うと二ビル撃たれたらどうするんだ!と思われるかもしれませんが、二ビル+無効系を持っているなら、全部待ってから最後に二ビルと無効系を重ね打ちする気がしませんか?
なのでそこは気にしなくて大丈夫です。

★ドロールの受け方・使い方

サーチを繰り返すので、一見ドロールで終わるように見えますが、なんと、「終わり」はしません。
※篝火1枚から動く時は終わりがち

という感じで、意外と展開できます。
という事は逆に「相手のG貫通にドロールを自ら発射でいる」ということでもあります。
ポプルスのサーチを諦めれば1ドロー、欲張ってサーチすれば2ドローですね。

欲張ってサーチをしても、追走劇を採用していない僕の構築の盤面はあまり強くならないので、基本的にはポプルスのサーチ効果チェーン1、相手に辛そうにチェーン聞いて一応無効系を軽くチェックした後にチェーン2ドロールとしています。

また、ディアベルの効果はサーチでは無いため、手札が強めの場合は、ドロール下でもシンクロモンスターを展開していけることも…

こういった点からこのデッキのドロールの評価は高めです。「リソースたんまり、壁もたんまりだけど一旦相手にもある程度捲らせてしまいがち」なデッキのため、先の時にこのカードを握りしめ、相手の手数をシャットアウトすると優位に立てるのもいいですね。

同様の目的で二ビルもかなり評価が高く、メイン採用でもいいと思います(今回は超融合や一滴を優先)。

4.【ここから思考編】「篝火」について

ここからは具体的なカードに対する考え方等を深堀していきます。まずは篝火について。


このカード、文字換算すると1文字50円くらいします(多分)。震えながらテキストを詠唱しましょう。

シンプルながら、使い方でかなり差がつくカードであるため、わざわざ1章使います。

4-1その篝火本当に打つ必要ありますか?


無駄にドロールを貰う必要はありません。基本的には初動が妨害を受けた際の第二の攻め手として使用。

常にワイドバーチを加える事も検討しながら、サーチ先を決定します。

4-2本当に加えるカードはエクセルですか?


特に後手。エクセルを加えて召喚すると召喚権を使っているので(当たり前)、無限等無効系が分かりやすく直撃します。ですが、ポプルスにそれらを貰う分には、余った誘発を召喚等からヒータに行く選択肢を確保できます。初動が篝火しかないからといって、本当に加えるのがエクセルかは吟味します。


5.「蛇眼の炎龍」について

このカードも1章使って深く掘り下げていきましょう!!!非常に強いカードです。

5-1.炎龍は大切な資源、無駄遣いしない

炎龍は基本的にはスネークアイから1回、咎姫から1回の2回ss出来て、最後の2回目は盤面に残す必要あります。

バロネスを出したければ、1回目の炎龍を闇雲にリンク素材に混ぜず先に横にフォーミュラシンクロンを置けないかを思考します。

また、状況によっては(1回目をリンク素材にせざるを得ない時)フォーミュラをぽん置きし、相手ターンに優先権が来た瞬間バロネスをシンクロする事も視野にいれる事もあります。 

5-2.誘発の受けを意識

・手札に余力がある時は、バロネスやサベージ等二ビルを無効にできるカードが盤面に設置できるまで、墓地効果未使用の炎龍を前か後(神殿と一緒に)どこかに温存し続けます

・炎龍の蘇生効果へのわらしがまずいため、余裕がある時はバロネスを出してから炎龍効果使うルートに行きたいです(特にサイド後)。また、ポプルスの墓地効果を温存し、チェーンブロックで隠す手も視野。

ポプルス隠しをした場合は咎姫に結局わらしが当たりますが、最低限盤面にリンク4、墓地咎姫にはなるはずなので虚無になるよりはギリギリましかなと…

5-3.手札に引いた時はチャンスかも?

手札に引いた時は、ジェットやディアベルで任意のタイミングで捨てることで強力な貫通札になりえます。

思考停止で「はいなんかおるー、どうして俺ばっかり…」等と悲しみに暮れて適当なプレイングはしません。

※流石に2枚引いたら嘆いてもいいです。僕が許します。ですが「ポプルス2枚引き」よりは遥かにマシなのでまだ諦めないでください!!

トロイメア・フェニックスのコストにするのが特に強力ですが、フェニックスの対象に墓穴を選んでしまい、相手にとってはノーダメージで炎龍を飛ばされてしまうことは避けます。「あれは墓穴じゃないな」と確信できたカードを対象に使いたいところです。

また、具体的に手札に引いた時にうわぶれるパターンも発見しました。

エクセル+炎龍
なんか強くてわろた

炎龍+レイジングが一発で超融合されなければ強そうな盤面です。

ジェットシンクロンのコストで炎龍を捨てるのがポイント。

エクセル効果コストレイジング→オーク特殊召喚効果除外のジェット蘇生→オーク効果好きなlv1特殊召喚(画像ではバーチにしてますが多分2枚目のエクセルで良さそう)とすることで、何故か超融合ケアも可能です(弱そうに盤面は見えるけどむしろレイジング墓地に送ってる方が安全)


5-4.魔術師に誘発を撃たれたら(ほぼ)勝ち

魔術師相手に展開する時は、とにかく「何としてでも炎龍は着地できる」状態をキープし、炎龍の設置効果はほんとに1番最後まで使いません。

(無限以外の)誘発を貰った場合、その誘発を相手のペンデュラムスケールに埋めるだけで相当相手の手札が噛み合わなければ勝ちだからです。Gを貰ったら2ドロー位でGを埋めてエンドします。

また後手からも、相手が勝手に時空で片側を開けてくれるので、そこにエレクトラムでも墓地から埋めてあげましょう。

こういうミットレンジデッキがどうしても苦手としやすいペンデュラム系統に鬼畜な勝ち筋があるのはいいですね。

※ヴァリアンツはフィールド魔法の効果で前に押し出して貫通してくるので微妙に防ぎきれません…

6.「罪宝狩りの悪魔」について

6-1.何も考えずに手なりでドローフェイズに撃たない


これは理由は簡単で、ディアベルがあるとバレるためです。ドロバを貰っても、このデッキは原罪宝で出すのはポニクスではありません。ドロバにチェーン罪宝狩りで間に合うという意識を持ちましょう。

6-2.そうはいってもドローフェイズに撃つ時も

ディアベルと罪宝狩りを同時に持っている時によくやります。うららやわらしを貰えるかもしれないからです。

※メインにこれをすると「まず三戦の才を撃ちたいのかな?」と思われてスルーされるかもしれません。しっかり分かってるんやで、というニュアンスでドローフェイズに撃たないと、このチェックの役割は果たしきれないと思ってます

なるべく細そうな手札を持ってるという演技をしながら撃つことで、相手に「おれ分かってるぞ、それ墓地回収もありますよね!!」と気持ちよくわらしを打ってもらい、炎龍に撃たせない事を意識します。

※かと言って、炎龍へのわらしは、先述のようにケアできることもあるため、手放しに「罪宝狩りにわらしを撃つのはミス」とは思いません。僕たちの顔色を見て判断してください(適当)

6-3.ドローフェイズに考えるふりをする


考えます、といって、数秒今日の晩御飯何食べようかな、等と関係ないことを考えましょう。そうすることで「悩むなら罪宝狩りがあるんやろうな」と思ってもらえる可能性があります。細い初動の時に「ディアベルで貫通されるかもしれないしもう少し展開の奥まで待とう」と思わせれる可能性があるため、こういう番外戦術も余裕があれば取り入れていきましょう。


7.「賜炎の咎姫」について

①リンクリボーとチェーン発動

もはや有名ですが、咎姫は処理時に対象が消えていてももう片方を破壊することが出来ます。チェーンでリンクリボーを再生させておく事で気持ち得ですね。

アポロウーサを出している場合、是非リンクリボーで保護したいところですが、先にしておかないと、咎姫の縛りでリンクリボーが出なくなりますので注意。


②ワイトバーチ・リトルナイト活用


主に手札の二ビルを使いたいものの、咎姫の制約が邪魔な事がしばしばあり、その際に使います。リトルナイトの効果で自陣だけ飛ばすという選択肢は勿論ながら、あえてリトルナイトを諦めて咎姫と相手のモンスターを飛ばすという事も視野に入れましょう。


③Gが通ってしまった際の妥協盤面にさらに三戦の才まで食らった時のケア


Gを貰った際、渋々上記の展開をします。
2ドローで、相手の召喚に反応して炎龍を特殊召喚→マスカレーナからリトルナイトを出しながらリソースを確保する展開です。

その時に、例えばこちらが誘発を撃った事により(Gとか)、三戦の才でコントロール奪取を選択されてしまったとします。

その時にチェーンでマスカレーナで咎姫をリンク召喚する事で、一旦場が咎姫のみになりますね。

そして相手は咎姫を取るしかなくなります。つまり「相手に炎縛りが付く」という事です。

処理後に炎龍で壁が2体以上産まれるため、相手視点Gつっぱワンキルはかなり困難でしょう。

とはいえ、現代は炎属性環境であるため、ほぼこれが活かせることは無いでしょう。念の為記憶しておくと稀に助かるかもしれません。

④そう簡単に咎姫の墓地効果を使わない

スネークアイは小粒の集団に見えて、「展開力」「リソース」「突破力」の大半が炎龍です。そしてその炎龍の攻撃力が3000あるせいで、ティフォンで突破されるのが実はかなり面倒です。

咎姫以外でもいいですが、極力ティフォンへの解答は常に残し続けるよう意識しましょう。

8.リソース管理全般

①相手ターンエクセルのサーチ先は基本エクセル


⬆疑われて読まれてる時間がもったいないので、至る所でエクセルでエクセルサーチ出来ます!って言って回ってます


これはかなり大切です。理由は簡単で、「エクセル②効果でデッキからssする先をデッキに残す」必要があるからです。ワイドバーチ等を加える必要は基本ありません。次のターンにエクセルか、原罪宝の墓地効果でサーチできるためです

とはいえ対面によっては倶利伽羅天童を持っておくといい時もあるため、柔軟に対応しましょう。


②罪宝狩りのドローを本当にするか検討する

これは原罪宝の墓地効果が、「デッキからサーチしながら」「リソースを1枚回復する」化け物効果だからです。

炎龍すら戻せる

その上、2ターン目以降は原罪宝のデッキから特殊召喚したい先が正直あまりないです。

そのため基本的には罪宝狩りの悪魔のドロー効果は、順調に回れた場合は使わず、次のターンに「原罪宝墓地効果→罪宝狩り墓地効果」で手札を2枚増やすために使います。

勿論、過激な展開系で、リソース勝負とかそんな事言ってる場合じゃないからどうしても二ビルG辺りを引かないと不安な時などはその限りではありません。

また原罪宝について補足です。

手札に罪宝狩りと原罪宝がどちらも来てしまった時、ジェット等のコストで原罪宝捨てる→それを罪宝狩りで戻して1ドロー→ディアベルで原罪宝セット
とするとお得なので、特に後手捲りの時に罪宝ギミックが密集してきた場合は意識するようにしましょう。

③中盤以降神殿の置く効果は墓地から!

これも簡単です。デッキからのリクルート先がいないとエクセルやオークの②が使えず、ポプルス等で設置した炎龍を墓地に送る手段が無くなることがあります。「デッキ圧縮」等邪念は捨てて、墓地から設置して問題ない時は墓地から設置します。

※無理に1ターン目から墓地から設置しすぎて、炎龍の2体蘇生先を失わないようにはしましょう。
困って頭がバグりそうな時はとりあえずエクセルをデッキから置くのがベター(裏目になることは少ないです)


④オークは除外から帰還できる

ジェット・シンクロンを過労死させるのは言わずもがな、D.D.クロウで除外されたポプルス、墓穴を食らったエクセル、神碑魔法で葬られた悲しき生き物たちを帰還させ、なるべく少ない消費でリソースを回転させられるのが偉いです。

スネークアイギミックには「除外」するカードは特にないのに、除外に対応してくれているのは本当にありがたいという言葉しか出てきません。

⑤ポプルスで灰流うららを置ける

稀に、ポプルスをとりま置いてしまった事で墓地の炎龍の蘇生先が足りなくなる局面があります。そういう時にうららを置くという選択肢があると覚えてるだけでかなり違うので常に選択肢には入れます。

付随してですが、「RESCUE!」等で、墓地から1体剥がされ、炎龍の蘇生効果が不発になる可能性があるため、特にR-ACE対面では、RESUCEケアで墓地に3体炎属性レベル1が存在する状態で、炎龍の効果を使うようにします。

9.攻撃的なカードへの受け

9-1 超融合

例えばこの盤面。これだとサベージとマスカレーナが消えるとかなりしんどいですね。

その為、バロネスに行かず、
①ジェット+lv1でフォーミュラ
②ジェット効果蘇生
③ジェットフォーミュラ余りで咎姫
④咎姫で何かを蘇生してレイジング
⑤炎龍でフォーミュラ設置

こうする手もありますね。
こうすれば超融合のダメージがほぼありません。


レイジングと炎龍をうっかり超融合されても、神殿でフォーミュラを出し、サベージを使った後サベージとシンクロしてバロネスを出します。

手札コストを払いマスカレーナ分の妨害が減るので、本当にこうすべきかは不明ですが、相手が超融合入りと分かっているならする価値は大いにあります。

※+1リンク値があるor二ビルを食らった後の展開なら、スムーズに超融合ケアできます。ここまでで紹介済みですね。
参照→展開編lv3、「炎龍」編

更に、墓地に「ワイドバーチ」がいる場合、レイジング炎龍で超融合されても、ワイトバーチ効果でデッキから2体目の炎龍を引きずり出すことで、ほぼノーダメージでやり過ごす(デッキリソースがかなり減りますが…笑)という荒業もあります。念の為覚えておきましょう。

この盤面以外は基本的には超融合だけで破産する事は少ないです。一応バロネスを出している時にマスカレーナでウーサを出したい時は、本当にそれでいいのか考えましょう(僕はバロネスウーサで超融合されて負けました。反省)。

また不用意にリンクリボーを残して、リンクリボー+マスカレーナで超融合されるのも避けます。

9-2 三戦の才

基本的には「相手の最後の手札が三戦の才かもしれない」と常に考え、バロネスやサベージの無効は、本当にまずい時が来るまでは我慢します。

というのも、咎姫を三戦で奪われると、今の炎属性環境ではかなりまずいからです

逆に言えば、「もう三戦で咎姫が奪われても負けないな」という所まで来れれば、割り切ってバロネス等を使うべきだといえます。

この判断はかなり難しいですが、ひたすら思考するしかないです…

10.各対面での意識

10-1.スネークアイギミック入全般(~蛇眼神殿は最強カード~)

この2種類の「永続魔法から特殊召喚する」効果は、なんと「相手の永続魔法を自分の場に特殊召喚」することが出来ます。
考えられる活用方法としては2つあります。

①相手のスネークアイギミックで永続魔法化されたモンスターを寝取る

シンプルながら強く、少なくともリンク値-1できるイメージです。スネークアイミラーはこの仕様により相当地獄で楽しいです…笑

基本は「自分の永続魔法は炎龍で出そうとする」「神殿で妨害」がベターです。

②相手の強力なモンスターを炎龍で永続魔法にした捲った後に寝取って蓋する

バロネス等を奪ってやりましょう。

また、ここで折角なので神殿についてもう少し。
これ、1100アップが馬鹿すぎます。
・Gつっぱワンキルがかなり容易
・オークが2000になるためインスペクトボーダーと相打ち出来る
・元々巨大な倶利伽羅天童の打点も1100上がる

先で素引した際は真っ先に貼ることで、相手がインパルスを使ってきた際に神殿でモンスターを出して展開を上振れさせることも出来ます。あまりに強いフィールド魔法…


10-2 R-ACE

①罠2種を重く踏まない

召喚権に貰うとシンプルにきついです。
「超融合」「禁じられた一滴」等で避けられない場合は大人しく食らうしかありません。

一応、containを被弾したモンスターをディアベルスターや別のスネークアイの②コストとして利用出来るだけまだ何とかなる方かなと…

既にリンクリボーが墓地にいるならリンクリボーで避けます。

炎龍に貰うと終わります。対策としては簡単で、「炎龍は神殿で永続魔法として置いてコストにする」だけでOKです。不用意に場に出してEXTINGUISHされるのはやめましょう。

②RESCUE!にも注意

炎龍の墓地効果にチェーンされ、こちらの墓地のスネークアイを奪われることで、墓地の炎レベル1が2体いなくなってしまう!という事は避けます。
3体置いてから炎龍を起動します。

③ 超融合を引けた場合ハイドラントを優先して処理

これは簡単で、「RESCUE!」が妨害として機能しなくなり、いよいよ全妨害をドロゴンで無力化出来るからです。

④こちらが先で相手が後手の時は最悪タービュランスは通していい

これ結構大切な考え方です。先述のように、墓地にリンクリボーがいれば割と相手の妨害は何とかなるのです。タービュランスの着地狩りに躍起になるよりは、「こちらの盤面を荒らし切る」行動を止めて、盤面リソースを残して返してもらう方が簡単なこともあります。

相手視点はリンクモンスター等でこちらの妨害を踏みきって最後にタービュランスを通せたら気持ちよくなるでしょうが、こちらからすると「想定通り…!」というのが理想ですね。

やり取りの中でレスキュー罠を踏む時は、炎龍が重く罠を喰らわないように注意します。
・場に出すのはEXTINGUISHを相手が使ってから
・containを食らっても墓地に送る方法は用意(ディアベルorスネークアイ②効果)
・プリベンダーを重く貰わないように注意

指針として、
・相手にバレないうちにとっととリンクリボーを墓地へ
・ディアベルを握れている場合は、「プリベンダーを食らったモンスターをコストにディアベル」「containを食らったモンスターをコストに原罪宝
この2つを一旦抑えましょう。そう上手くは行きませんがイメージはそんな感じです。

真剣に向き合えば意外とまくれますし、あのデッキは盤面がリソースなのでまくりきると意外と何とかなります。諦めないで。


⑤サイチェンは激しめに

★先サイチェン

ロンギヌスと羽を主に入れます。
ロンギヌス…「手札からのプリベンダー・タービュランス」「拮抗勝負」「リトルナイト」「アクセスコードトーカー」「墓穴の指名者」これらを奪われてこちら側の盤面を捲り切れる程の化け物デッキではありません。永続罠を入れるようなテンションで先に入れます。
羽…引いていればとりあえずライフさえ守れば勝ちになるため。

★後サイチェン

誘発で変に止めようとする→止まらない→三戦の才で羽ライスト等抜かれる
が1番しょうもないです。

その為最近僕は、以下の激しいプランを取っています。
・サイドに少なくとも6枚程、伏せ対策カードを採用

今は羽1ライスト2拮抗2リブート1です。局所的大ハリケーンでもいいですが、拮抗の方が広い対面に無難に使えるので拮抗にしてます。バトルフェイズ失うのめっちゃ弱いですが…

・誘発はほぼ入れない。大体Gうららのみにしてます
→Gは伏せ対策札を引けない時にあわよくば通ればワンチャン掴めるため。うららはワンチャン掴める札兼G弾き兼EMERGENCYインパルスを止める役割もあるため。

・羽根ライスト拮抗あたりを引けた時はGうららを撃たない
→勇気がいると思いますが、三戦で伏せ除去を抜かれて負けるよりマシです。この2種類は、自分の後手ターンにEMERGENCY等にチェーンして打っていくと十分強いです。

ここまで激しくしていることで、対R-ACEのマッチ戦績は悪くありません(今の所身内とのフリー含めると12マッチ11勝)。環境トップは激しくメタるのが板です。

と、まだ終わりません。

ただ伏せを剥がすだけでは、「REINFORCE!」が付与されたタービュランスを超えるのがかなりめんどくさいです。

モンスター効果を受けない攻守4500とか化け物だろ!!サロス位でしか除去できないため普通にしんどいです。

あーあ、魔法カードで簡単に除去できるカードがあればな…はぁ…(ため息)

あった

という流れで実はサイドに採用されたカードです。
僕は正直初めはサイドにも不採用でした。
このカードは基本的に「考え無しに後手で入れるカード」では全くありません。

後手であっても、
ディアベルスター→原罪宝持ってくる
ポプルス→神殿持ってくる
の方が強い事が多いためです。

例えば炎王相手にこのカードを持ってきたとして捲りに貢献するでしょうか…?

そのため「全対面に後手から入れる」と思っている方も居そうですが、その必要は無いと思います。

10-3 炎王

①神殿を上手く使おう

こちらのターンを自分のターンと勘違いしている不届き者が多いテーマのため、③効果が有り得ないほど起動します。
相手の意表を付けて非常に強いのが、聖域のX召喚効果に対する神殿です。

ターンプレイヤーからチェーンを組むため、
①神殿の特殊召喚効果
②エタニティの全体破壊

となります。これがかなり強いです。何度も救われました。

炎王使用者は、キリンの効果で神殿を破壊する事も頭に入れないといけないのでややこしいと思います。お互いに苦しみながら遊戯王をしましょう。

割とわかりやすいのは、手札が強くてそこそこ展開できている時の話になりますが、
①トロイメア・フェニックスで聖域狙う
②相手がエタニティ出す
③👆🏻の展開に持ち込む

って感じですね。


②炎龍の埋める効果

言うまでもないですが、ガルドニクス等を埋めるだけで相手視点かなり嫌だと思います。

とはいえこれに固執する必要はありません。最近の炎王にはスネークアイが入ってるためあっさり墓地に送られるからですね…


③サイチェン

・倶利伽羅天童が意外と強い

墓地から湧いてきたガルドニクスをリリースする事で、相手のエタニティを防ぎつつ、突然打点3000のモンスターが爆誕し、ワンキルに大きく貢献してくれます。一見炎王相手にどうなのかな…?と思われる方もいると思いますが、いがいとやります。あと可愛い。

・羽ライストも意外とあり

聖域と神天焼を剥せるので悪くなく、サイチェンの枠次第では入れていいと思います。

・魂の解放

初めに気づいた人天才

純炎王にも強いですが、特にスネークアイ炎王に大して馬鹿みたいに強いです。1枚で、
・ガルドニクス
・原罪宝
・炎龍で出すはずだった方々2枚
・咎姫
を全部もっていきます。これはもはや虐待です。

純スネークアイの場合、渋々サベージやバロネスを使えば無効に出来ますが、スネークアイ炎王には無効妨害がないため、何とあっさり通ってしまいます

炎王が周りに多いなら入れ得でしょう。

ちなみに、「三戦の号で持ってくる」前提の採用を見かけますが、持ってきたら処理後にマスカレーナ適当に使われて炎龍の蘇生をされ、キリン使ってガルドニクスも場に置かれてしまうと思うので、撃つなら素引きで突然撃ち込むのが理想かと思います。

・行け!!ドロール!!!
孤島を許すな。

・魔封じの芳香キモい
魔封じの芳香がキモいです。入れないでください。
一応対抗策としてツインツイスターがオススメです。魔封じ+神天焼、余った墓穴などヤバすぎる妨害ついでに踏んでくれるので、今後の炎王対策枠としてオススメです。

10-4 粛声

①「結界を剥がす」のか「サロスに向かう」のか

手札によりますが、サウラヴィスも横にいて罠もあって…みたいな状況だと一滴超融合辺りが無いと流石に厳しいところがあります。

そこまでうっかり通してしまった試合は割り切るとして、基本の「ローガーディアン+ロー+結界」の盤面の突破を考えます。

「うぉぉー!サロス!」となりがちですが、実はオシャレな突破口があります。

①ポプルスか炎龍を素材にトロイメア・フェニックスをリンク召喚
フェニックス対象結界をチェーン1、ポプルスか炎龍墓地効果チェーン2

こうすることでローガーディアンで無効に出来ないため、結界を剥がすことが出来ます。

対象に取れるようになればもうだいぶ楽ですね。

また、粛声が今後さらに増えるなら、「チェーンさせず選んで除去できる」アクセスが強力なので、採用を検討したいです。

②妨害の当て方の指針

儀式デッキなので、妨害の当てどころがあんまりピンと来ないことも多いと思います。
基本は以下の2種類が無難です。

①マスカレーナ→相手のローガーディアン巻き込んでサロス(※ローがいる状態でマスカレーナ!って言ったら当然死ぬのは注意)
②マスカレーナ→リトルナイトで墓地のサフィラ除外

これでとりあえず大きな裏目を踏むことは少ないと予測されます。

また、アポロウーサが普通にしんどいと思うので、出せそうなら割と優先して狙ってもいいと思います。

咎姫がびっくりするくらい効かないのが悲しいですね…

③サイチェン

・倶利伽羅が効きます(2回目)
効果を使ったローガーディアンを退場させましょう。これは「コストのリリース」のため、儀式魔法の墓地効果が使えません!助かった…

・羽ライストが強い(2回目)
これも、相手にローガーディアンの効果を使うことを強いれるので無難に強いと思います。

後は特筆すべき点はありません。適当にドロールぶち込みましょう。

11.おわりに


ここまでで約20000字!!!長丁場にお付き合いいただきありがとうございました。

改訂でどうなるか分かりませんが、罪宝狩り準制限、とか位ならまだまだ使えると思います。

もし興味が出た方いれば是非使ってみてください!大会環境でしのぎを削っている人たちなら当然(?)篝火もディアベルスターも沢山持っていると思うので、安く組めると思います!

もし良かったと思っていただけた方は、励みになるので以下Xアカウントのフォロー・いいね・リポスト、展開動画を埋め込んでいたチャンネルのチャンネル登録等、お待ちしています!


また、以下は投げ銭コーナーです。良かった!!という想いを込めてくださる優しい方は良ければ…

一応文字0もあれなので、

・対スネークアイで意識すること(ミラーと言うよりは他のデッキでスネークアイを相手取る時の意識)


を書きます。
軽めなので、ここまでの文章程の熱量は期待しないでください…笑

記事が良かった!という方はもし宜しければ購入いただけると嬉しいです!

ではまたどこかでお会いしましょう。



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