「好きなモノを熱く語る」きみが好き。これから作りたい「すきま」の話。
発信欲の源になるのは、いつも「好きな人」。
「わたしのことが好きな人」でも「わたしが好きな人」でもなくて、好きなものに熱中している人、話し出すと止まらない深い愛を持つ人。
そんな人の話を聞くのが好き。
聞いているうちにどんどん楽しくなって、どうにかその気持ちを言葉にしてやれないかと考える。これが「編集すること」なのだと最近気づいた。
小さなことでも飛び跳ねて喜べる人が好き。
いるだけで幸せになれる場所がある人が好き。
万人には理解を得られないことでも、堂々と「好き」と言える人が好き。
しゃべり出すと止まらなくなる人の話を聞いているのが好き。
他人の「好き」を受け入れて、面白がれる人が好き。
けれどそんな人は決まって「なかなか話せる機会がなくて」とか「共感してくれる人がいなくて」と顔をくもらせる。
みんなに伝わらなくてもいい。
けれどどこかにきっと「それ分かる!いいよね!」と言ってくれる人はいるはずなのだ。たぶん、どこかには。
伝えたい人に届けるには、発信しなくてはいけない。
「好きなものを好き」と言える場。
どう好きなのかを編集し、発信できる場。
みんなの「好き」を共有し、新たな可能性を広げられる場。
そんな場が欲しくて、ないなら、作ってしまおうと思ったわけだ。
みんなの「すきま」を「好き」で埋める、そんな場を。
ここからはちょっと具体的な妄想、もとい構想。
考えているのは4つ。
①webメディア『Skima信州』
②すきま旅ツアー
③すきまローカルライター勉強会
④フリーペーパー『すきま』創刊
まずは①のwebメディア。
信州で区切ろうかまだ悩んでいるけれど、語感がしっくりくるので信州は入れてもいいかなあと思っている。
今までわたしが運営してきた『ごしゅメモ』は個人ブログの枠を少しだけ外れたような、でもメディアと呼ぶには少々個人に寄りすぎているものだった。
『Skima信州』ではいろんなライターさん、もしくは好きなものがある人に信州のスキマを埋めるような「自分の好き」を熱く語ってもらいたい。わたしはあくまで編集する立場、が理想。どうせ書きたくなるとは思うけれど。
そのほかにも「あぜ道」やら「崩れかけた石段の苔」やら、ニッチなキーワードで募集した写真を集めて形にしてみるとか、そんな誰に需要があるのか分からない企画ばかり思い浮かんでます。
みんなの「あ〜それ、いいね。なんか分かる」が聞こえてくるメディアにしたい。マネタイズ難しい。
②すきま旅ツアー
これはもう何度かやっていて、その度に楽しいからぜひきちんと企画して記事に起こしたいのだけど、いわゆる観光ツアーと取材の中間みたいな旅がしたい。毎回テーマを決めてもいいし、詳しい人が案内してもいいし、目的地だけ決めてあとは自由に動いてもいいかもしれない。
わたしに足りなかったのは「歩いて発見する」ことと「詳しい人に聞く」ことだと去年身にしみて感じたから、2018年は「知らない街を歩く」ことを意識してみようと思う。
あわよくば長野県内の市町村を全て歩き回りたい。ひとりでやるもよし、身内を誘うもよし、ふらっと声をかけてみるもよし。楽しみだなあ。
③すきまローカルライター勉強会
だれに需要があるかってわたしなんですけど、これはある程度「すきま」が軌道に乗ったらやってみたい(お金がないから)。県外のローカルメディア運営者さんを呼んでみたり、プロのライターさんやカメラマンさんを講師にしてみたり。
長野県にはライターさんもブロガーさんも信州に詳しい人もたくさんいらっしゃるんだけど、ローカルメディアのライターさんとしてわたしが仕事をお願いできる人って結構限られているのがネック。
特に信州が好き!って方はその発信方法や文章の書き方など基本的な部分を学んだ経験のない場合がほとんど。ひとつWordPressの使い方や文章の構成、編集など戸惑うことは目に見えている。
そこでみんなが発信方法を学ぶところから始められるような場があったらいいなあと。東北や高知、鳥取、愛知と、いろんなところで開かれているのはみるんだけど、長野県でピタッとくる講座になかなか出会えない。
ないなら、つくるしかない。そして集めた人たちに記事を書いてもらう、完ぺき!
④フリーペーパー『すきま』創刊
これはある程度webメディアの記事がたまってきたら、その記念にやりたいなあと思っていること。大学の頃は毎年フリーペーパーを作っていて、創刊号は編集長をやらせてもらった。というか、フリーペーパーをやりたいと言ったのが自分だから自ずと長になっただけなんだけど。
紙の冊子っていつまでも手元に残しておけるから、わたしにとっては特別な感じ。最初の号なんてそれこそみんなでIllustratorのインストールから始めたくらいのひどい出来だったけど、それでもなんども泣きながらみんなで寝ずに作ったあの冊子は、今でも大切な宝物。
「好き」を詰め込んだ『すきま』も、きっとそんな宝物になるんじゃないかな。できるといいな。
思ったことをつらつら書いていたら、丁寧語とタメ語が混ざったハチャメチャな文章になっちゃった。noteってこんな感じでいいのかなあ?
好きなものを「好き」って言いたい人、そんな誰かの「好き」が見たい人、こっそりでも公でも連絡お待ちしています。
信州さーもん(@goshumemo)でした。