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芝居のチラシ博覧会(in自宅)を開催する

 ラーメンズの小林賢太郎さんの著作「僕がコントや演劇のために考えていること」の中に、こんなようなことが書いてあったのを、ふと思い出しました。

自宅の壁にはあらゆるチラシが100枚貼ってあり、演劇、映画、美術展、などジャンル問わずベスト100が常に目に入るようにしておいた。
すると「捨てるチラシ」と「とっておきたくなるチラシ」との違いを、ある程度見極められるようになった。(本文を変えて載せています)


   紙モノ、特に芝居のチラシ(フライヤー)を集めるのが好きで、観た芝居のほかに気に入ったチラシをぽんぽんと溜めてしまいます。 観劇オタクが収集を始めるともはや狂気。誰にも止められません。

あまりにも溜まりすぎてしまい、見返すたびに紙をぶちまけて泣くを繰り返したため、小林賢太郎氏のアイディアを拝借して壁に貼ることにしました。

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無印良品のヒット商品「針が細い画鋲」1ケース12個入りを12,3ケース使用し、貼ったチラシはざっと60枚。数えてる途中で数がわからなくなってしまって泣いたため正確な数字はわかりません。

予備知識も全くなく、ただチラシがものすごく好きで観に行ったことも何度かあります。全部を紹介したいくらいなんですが、今回はチラシだけで観に行こうと決めたほどイケてる舞台フライヤーを2枚ばかし紹介します。

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ヨーロッパ企画/来てけつかるべき新世界

 ぱっと見では見逃してしまいそうですが、左上でドローンが串カツを運んでるんですよね。発想の勝利たるものを初めて体感した悔しさに「なんだなんだ!!!!!」と怒りました。
余白を大事にしたデザインはたくさんありますが、余白がメインになっていない使い方がとても上手で、題名が上揃えなのもなんかかわいいですね。

ヨーロッパ企画は今じゃ1番と言っていいほど好きな劇団で、初めて観に行った作品がこれ。コメディ好きな人は泣いて貪りつきたいような、そんな作品ばかりなので、人に勧めるなら真っ先に思い浮かびます。

「イキウメ」という劇団も、同じくらい大好きで、こっちはちょっと社会的でコメディをやっている感じではないのですが、でもその面白さからは頭のいいコメディという印象があります。次回公演のチラシがサイコーにイケてるのでぜひサイトでチェックしてみてください(http://www.ikiume.jp/)


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Koyama sonic/パラダイス銀河


 これは一目見た瞬間「このチラシに敵うチラシはないな……」と思いました。昭和のアイドル感が漂うセンスに平成生まれはイチコロです。もう何もいうことはありません。
ちなみに裏っ側は同じ構図で全員が失敗した(半目や白目)写真になっていて、センスの大勝利に思わずひれ伏しました。

観劇時にライブハウスのような紙のバンドを付けてもらってワクワクしました。↓↓↓

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ということで壁の面もほぼ塞がり、あとはイケてるチラシが増えていったらチェンジというのを繰り返すのみ(落選したチラシも捨てられそうにない未来が見える)。

いつかフライヤー作成してみたいなァなんて思いながらも、パソコンが使えなさすぎて自宅から勘当したため手元にはiPad Pro。画質の関係でiPad Proでは作れないなァとはわかっているので、やる気が出るまではただただイケてるフライヤーをのんびり愛でたいと思います。

イケてるチラシ情報やiPad Proでのチラシ作成必勝法、お待ちしています(ニッコリ)。


[追記]約1ヶ月後、窓を開けたままフラ〜と部屋を離れていたら突然の豪雨+強風で無惨にも散りました。濡れたのは床とベッドだけでチラシは無事なので、また気が向いたら貼り直そうと思います。しっとりしたベッドで寝ました

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