田端信太郎が語るアイドル論!

9月13日に行われた第5回響定例会。
今回は、「ブランド人」の田端信太郎さんにお越しいただきました!

(Design by 目黒水海


Text by 佐藤 みちたけ(@mi_chi_sato

Photo by 中村 創(@sooo_nakamura


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最初は狭く、後から広く

メンバー:ある人がきっかけで、ライターを始めたんですが、フリーのwebライターとして、仕事をもらいつつ、ある程度の影響力をつけるには、どうしたら良いですか?

田端:今ってライターって誰だってなれるし、クラウドソーシングで一文字一円以下みたいな状況じゃん。あなたが目指しているようなライターになろうと思ったら、自分だからこそ書ける内容があることが大切になると思うんですが、そういうのはありますか?

メンバー:まだないと思います..。

田端:じゃあダメですね。結局、自分にしか書けないことを書いていなかったら、他のライターとの違いがないから、ギャラも上がらないし、名前も覚えてもらえるはずないよね。別に何でもいいんですよ。

メンバー:書くことを何か1つに絞るっていう?

田端:そうそう。いったん、尖らせた上で徐々に広がっていくっていうのは良いんですよね。脊髄反射で例えを出すと「トムヤンクンライター」みたいな。

ぼやっと「食べ物ライター」ではなく、トムヤンクンについては日本中誰よりも詳しいぜみたいな。それくらいニッチでも良いから、研ぎ澄まさない限り、あなただからこそ書けることって何だっけ?じゃあ、他の人でもいいよね みたいになるんですよね。

俺はその好きさに突き動かされて書いてるみたいな、whatとwhyがセットになった瞬間にそうなれる気がしますけどね。
なんかそういうテーマはないんですか?

メンバー:乃木坂と欅坂がめっちゃ好きなんですよね。

田端:だいぶ狭まったけど、まだ広いな。その中の推し一人くらい。その子については誰よりも詳しくて、その本人よりも詳しいっていうくらいになったら目指しているライターになれると思うけどね。欅坂の推しはいるんですか?

メンバー:欅坂だったら、卒業した今泉佑唯っていう子なんですけど。

田端:初の卒業生か。やばいじゃん(笑)

会場(笑)

田端:卒業したらどうするんですか? 推しを乗り換えるんですか?

メンバー:今の所は卒業したら、欅坂を推すこと自体をどうしようかなと思ってるんですよね(笑)

会場(笑)

田端:そしたら「グループアイドルが卒業するときのファンの心境の変化の専門家」みたいなのになってみるのもいいかもしれないですね。これからも、きっとどんどん卒業していくじゃん。アイドルの「卒業」評論家。

そういう感じで狭めていくことが大切で、新規事業でもターゲットユーザーのペルソナを狭めてったら、市場規模って小さくなるんですよ。でも、ほとんどのビジネスプランとかマーケティングの失敗はペルソナを狭めすぎてパイが小さくなったことよりも、ペルソナの設定が緩すぎる失敗の方がはるかに多いから、1度「それ狭すぎない?」ってくらい一点突破でいった方がいい。

一点突破でいったら、その後はいくらでも広げられるんですよ。
例えば、欅坂のメンバーで特定の1人についての専門家なんか絶対いないじゃん。

「あれ? 今日体調悪そう」っていうようなことがわかる域に達したら、このライターすげえなってなると思いますよ。それくらいのピンポイントになった後、その人が二人目だれを語るかっていうことですよ。狭くいった後に広げる方が最初からふわっとしてるよりも絶対にいい。

田端信太郎が語るアイドル論!

メンバー:田端さんは好きなアイドルっているんですか?

田端:ハロプロ全般ですね。でも欅坂もいいと思う。欅坂の平手はすごいわ。

メンバー:平手ちゃんは本当にすごいですよね。

田端:敵ながらあっぱれというか(笑)欅坂の子達って、あのダンス耐えれるのかなあと思って。あれってダンスの経験がない子達がやってるんでしょ?

メンバー:そうですね。ほとんどがダンス経験無しです。

田端:この前も、ステージから落ちたとか聞くとさ、だんだん心配になっちゃう。

メンバー:欅坂は激しい曲が多いですからね。ライブとかすごいんですよね。

田端:そう。ハロプロの方は小学生高学年くらいの頃から鍛えられてるから1日2公演とかあっても大丈夫なんだけど、欅坂はダンス未経験の子達が、あんな風に過酷な感じでヒリヒリハラハラするのは見てる側からすると確かに面白いんだけど、心配になるよね。消耗しすぎ? 疲弊しすぎじゃない? って。一方で、乃木坂はポテンシャルっていう意味で、素材としては素晴らしいからさっさと解散したらいいと思ってて。

会場(笑)

田端mondo grossoと齋藤飛鳥のやつとか知ってます? 電影少女に出た時の西野七瀬とtofubeatsの曲とかすごいんですよ。

要は何が言いたいかっていうと、秋元康縛りを取っ払って、純粋にダンサーやシンガーとしてコラボした時に素晴らしいのよ。素材はいいのに勿体無いなあって。

メンバー:いろんな人とコラボできるように、アイドルも自分で仕事を取れるようになったらもうちょっと面白くなると思うんですけどね。

田端:それは思います思います。だから卒業したいっていう気持ちが出てくるのもわかりますよ。

メンバー:でも卒業したらブランディングがなくなるし。

田端:だからそれこそ、ゆうこすさんっていう事例が出ているのが最高だなと思いますよね。彼女は明らかにHKTにいた時よりも、お金も儲かってるし、ファンも多いし、あらゆる意味でハッピーじゃないですか。

ゆうこすさんがロールモデルとなって、乃木坂の子達も「私の人生だから私が責任を持ってやめます」みたいに飛び出してみたらいいのにね。というのも、最近、アイドルが最強のブランド人と思ってるんですよ。

メンバー:アイドルが売れている理由を分析すれば、何か他のことに応用できそうですね。

田端:売れているアイドルの理由って、顔が美人だからとかそんな単純なものでもないじゃん。

メンバー:小さい事務所でも可愛い子はいるけど、大きい事務所に入ったら大きいライブに出られるから、有名になるってこともあるんですかね?

田端:事務所のパワーもあると思うんですけど、最後は本人ですよ。

メンバー:事務所が小さいところを見てるんですけど、発信力がないんですよね。

田端:それはわかりますよ。もっとこの子売れてもいいのにみたいなっていうのはあります。

メンバー:そういう子が結構いるんですけど、大きなバンドと対バンできたり、大きいイベントに行ったらもしかしたら注目されるのかなって思ったりするんですよね。乃木坂とかだったら、もしその本人に能力がなかったとしても、事務所が大きいから、いろんな人の目に触れるじゃないですか。

田端:オーディションの倍率とかみたらわかるけど、乃木坂に入る時点で数千人に一人の超エリートなんですよ。その時点でまあまあすごいんですよね。 実力はあるんですよ(笑)

乃木坂は実は超エリート集団で、その中で天下一武闘会みたいなのをやってるからすごいよ。乃木坂も顔が可愛いだけだったら、与田ちゃんとかも可愛いじゃん? でも微妙に売れきらないじゃないですか。

メンバー:どうしても1期生の方が人気があって、その次に2期生の堀ちゃんとか3期生なんですよね。

田端:堀ちゃんとか与田ちゃんは顔は齋藤飛鳥とか西野七瀬とかとそんなに変わらない感じないんだけど、明らかに人気に一段さがあるじゃないですか。あれって、歴史の長さとキャラ立ち度合いの違いなんじゃないかって思うようになりました。

そう考えると、乃木坂も面白いんですけど、でも一番面白いのは欅坂ですよね。あれ、中の女の子たちは平手に対してどう思ってるのかなって考えるんだよね。みんな歳上でしょ?

メンバー:欅坂はみんな歳上ですね。

田端:でも、そういう、ごちゃごちゃした妬み嫉みとかを圧倒的なパワーで平手がねじ伏せてる感じが、本当にすごい。

メンバー:平手ちゃんのパワーはすごいですよね...。僕、アイドルにハマる前は「アイドルなんて...」ってちょっと馬鹿にしていた部分はあるんですが、いざハマって、アイドルのことを考えだすと深いですよね。

田端:わかる。深いよ。「なぜある子は人気が出て、ある子は人気が出ないんだろう」とか、人間の引き際とか才能とか運命とか色々考えちゃう。僕、乃木坂の中でダントツ橋本奈々未推しだったんですけど、卒業のタイミングで、これは...!って思った。あの引き際は完璧だったよ。

メンバー:すごく売れてる時にやめたからですか?

田端:タイミングが完璧だったし、その理由が弟の学費が...?

メンバー:弟の学費が奨学金で払えるようになったからっていう。

田端:それに、お母さんからあなた好きなことしなさいって言われたりして。もう涙が出るよね。そういうのを見ると、乃木坂が今、一番人気があるのもわかりますよ。

メンバー:急に伸びた西野七瀬とか齋藤飛鳥っていうのはなんで急に伸びたんだろうって思います。

田端:男としてみた時に白石よりも西野、齋藤の方がいいよね、特に西野。それは単純にニコニコしている女子がモテるってことなんですよ。

白石は恐れ多くて、話しかけられないみたいな。それは何も悪くないし、そこらへんが女性から見たら、男性に媚びてないっていう意味でかっこいいというのはすごいわかる。だから役割分担ができてるんですよね。

現場に行ったことないけど、乃木坂のファンの男女比って7:3か6:4くらいでしょ。モーニング娘。は女子の方が多いよ。俺も武道館行ってびっくりしたもん。でも行ったら、あれは女子だってわかるんだよね。女子校のバレンタインの時にチョコを貰う人たちっていう感じ。

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