セックスと自己肯定感
すこし前にセックスレスについて3回ほど記事を書いてみました。その1 その2。そして、20年近いセックスレスが解消した話 という有料記事も書いてみた。もちろん誰も購読してはくれないけれど、私自身の心の動きを書き留めておきたかっただけだからそれは構わない。
この機会にセックスレスについていろいろ考えたのですが、まあだいたいこんな流れになりますよね。
普段の生活 > ラブラブ状態 > セックス
それで、普段の生活の状態でパートナーにセックスレスを責められても、このラブラブ状態でもないのにセックスするって結構な業務感あります、昭和の奥様にとっての「夜のお勤め」って感じです。昔は見合い結婚で別に好きだったわけでもない人としないといけないんだからそうなりますよね。
ここで問題になるのは、「夫婦仲は良いのです」というタイプが「ラブラブ状態」であるかどうかは別問題だなという事です。つまりこんな感じです。
普段の生活 > 仲良し状態 > セックスレス
仕事ですり減った精神を休めたいから 「こそ」 引くところは引いて、なんなら見ないふりをしてあげて、トラブル無く平穏無事に毎日の結婚生活をを過ごしたい人がいると思うのです。
そういう時にセックスってしたくなりますか?
自己肯定感
男性パートナーにセックスを拒否されて「自己肯定感」を失ったという女性は多い。そんな人に聞いてみたいのは
あなたはそのパートナーが自己肯定感に溢れている状態にあると思いますか?
という事。
例えば夫側が拒否したところがセックスレスのスタートだったとして、その夫はどこでどのように自己肯定感を感じているか考えた事はありますか?夫の自己肯定感は特に関心無いですか?
正直言って、結構な数の日本人サラリーマン男性は負け戦の撤退戦を味方の援護も無く戦っています。特に年収が低い仕事ほどそうなりがちです。働く事が苦手な男性だったとしても働く事からはほぼ逃れられません。
基本的に男という生物は女性と違って生物としての価値が低い。生物として価値がある男性はイケメンか筋肉、それ以外の男性は収入で価値を高めるしかない。もうこれは基本的な前提です。
働くだけで自己肯定感が下がっている男性がいて、それは誰がどこで回復してあげるのだろうか?と考えてしまいます。
一足飛びの解決
普段の生活 > ラブラブ状態 > セックス
セックスレス問題のコアの部分は、この中間の親密度次第なのではないかと思うのです。
そして日本人はあまり普段からのスキンシップやイチャイチャをしない民族なので、親密度が低いのにそこを一足飛びにセックスまで持っていく事が出来るのは性欲が強い若いうちだけではないだろうか?と思ってしまいます。
セックスは抜きにしても恋人時代のような親密度が戻ってくるか来ないか?が解決の分かれ目ではないでしょうか?
そして、結婚生活は恋人時代のように単純ではなく、仕事、家庭、子育て、介護、いろいろな問題を抱えるものですし、何のわだかまりも不満も無いという人はいないでしょう。
昔のような親密度ではなくったその時にパートナーに対して「セックスレスの非」を押し付けることは、より解決しない方向に進んでいる気がします。
う~~ん、ちゃんと考えがまとまらない。
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