わざわざ静かな喫茶店より、 ザワザワ声するカフェを選ぶわけ。

わざわざ静かな喫茶店よりも、
ザワザワ声するカフェを安心と思える理由を
ポエムっぽく語ってみる。

わたしはわざわざ、
ザワザワしたカフェに入ることがある。

人間というのは面白なって。

騒がしすぎず、うるさすぎない場所にいる時に
もっとも細かい仕事がはかどることがあるなっと。


だから、わざわざ、
ザワザワな場所に自分身を投じちゃうんです。

これは特別なことじゃなくて、
カフェで作業する人たちの大勢が
深くふかーくうなづいているんじゃないかなって。
わたしの想像の中で勝手に思ってます。


わたしは以前、
静かな田舎の暮らしに強く憧れたことがあるんだけれども。

乗り換えのために降りた駅で、
大勢の人たちとわーーーと階段を上がりきったところで、
人の行きかう姿を見たときお腹の底から安堵したんですよね。


そこで気づいてしまった。

「わたしがどんなに望んでも、
心のずっと深いところで、
わたしは人のザワザワが落ち着いてしまうんだ」


頭の中ではザワザワしてる人間なんて
ほんと面倒くさいと思っているのに。

ふっと隙をついて現れる心のスキ。


感情を外れた意識のなかに入っていくと
望んじゃってる。

「わざわざお金を払って、
カフェのようなざわざわした場所へ行きたい」って。

カフェとか喫茶店って、
周りの話をよく聞いてると、
現実的な話をしてないんですよね。

右隣では、まだしてない結婚式を語り合ってるし。

左隣では、まだ何もしてない仕事の計画を話してるし。

斜め向かいにいたっては、もう別れた恋人の話をしてる。


わりとだれも「いま」の話をしてない。

たぶん、いや、きっと。


みんな「いま」っていう枠から外れた世界があるカフェで、
今という現実から少し視線をずらして、
自分の内側とおしゃべりしているのかな?

目の前に約束したひとはいるのに、
まるでみんな、自分の内側とお話してるみたい。

そうそう、カフェだとよく相談されるんですけどね。

「頭のなかが、ぐちゃぐちゃなんです。
どうか、わたしの願いや気持ちを代弁してくれますか?」

される相談はだいたいこんな感じ。


とっても不思議でしょう?わたしも変だと思う。

カフェの中で相談を受けたときに泣かれて、
喫茶店で泣いたあの人を浮かべてポエムを書いて
お家に帰ってぽちりと送信する。

彼女たち、いや、彼らはわたしにこんなことをいう。

「読んでいて泣いてしまうんです、どうしてですか」


その答えを知ってるのは
あなたしかいないんじゃないかなあって。

だってわたしが書いたわけじゃないし、
わたしはザワザワした空気を言葉にしただけ。


って、ほんとは思ってたんだけど、
でも口にするにはちょっとタイミングが合わなくてね。

だからとりあえず、
お風呂の湯沸ボタンを押しながらさらっと答えて終える。

じゃないといますぐ、お風呂に入れないし。


「たった今の自分を否定も肯定もされなかったからじゃない?」

気が楽になったのかもね、と。

だいたい、こんな感じ。


お高いホテルの喫茶店はさておいて。

都内にある喫茶店は、
だいたいいろんな収入・職業性別・年齢の人が
ごちゃまぜに席についてやってくる。


ざわざわしてるなかで、
すぅーと自分の世界に入っていく。

これは美味しいコーヒーだけじゃ、足りなくて。

静かな森の中よりも、わざわざ人の声がある場所で生まれる。


まことに勝手ながら、
人間は自分の内側を受け入れている時間が
いっちばん落ち着くんじゃないかなあ。

そのために、
わたしたちはカフェに行くんじゃないかなって。


夜なのに濃いコーヒーをこっそり飲みながら、
ひとり物思いにふけてみた。

ではまた。


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コーヒー豆に降り立ったカップ戦士の「珈琲ニッキ」

これは、フライパンでコーヒーを限界まで美味しく淹れる方法を模索するフライパン・バリスタの称号を持つ、カップ戦士の愛と希望の軌跡を記した珈琲ニッキでマガジンである。 ・・・なんてね。ほんとはコーヒーから思いついたことを自分の人生に織り交ぜて好き勝手に語ってます。
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