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2023年春のベトナム・ハノイ食い倒れ記⑤

【5日目】

2023年4月2日(日) 

今日もハノイはどん曇り…☁☁☁☁
とうとう一日も晴れなかった…! まあでも暑いよりいいか、と思う。涼しいくらいが一番食欲も増すしね…。

なんとこの日は自転車レースの日だった。

朝起きてベランダから広場を見ると、交通規制がされていて警察車両が走っていた。今日は年に一度のホアンキエム湖での自転車レースの日だったのです。
HTV Cupというベトナムを縦断する自転車レースの初日だったそうです。これから一ヶ月かけてベトナム中でレースを行うらしい。ホアンキエム湖でのレースはホアンキエム湖を何周もするレースだったみたい。お天気がよくなかったので、選手はみんな自転車の跳ねでどろどろに汚れていた。
白熱した戦いなのだと思うけども、あらかた観戦したところでまだレースは続きそう。我々は最終日の食い倒れに向かう。

ホアンキエム湖は何周もするのに良さそうなコースではある。平坦だし。

今朝はブンズゥークア/Bún Riêu Cuaを食べに行く。ホテルのすぐ裏手にあるお店へ。赤い看板が目印。酸っぱいスープ、ということだったので私はあまり酸っぱいの得意じゃないんだよな〜と思ってた。んだけど! トマト系の酸っぱさと魚の出汁が効いていて、とても美味しかった。っていうか私はトマト系の酸っぱいのは好き。お魚のすり身とトマトとブン(細麺)は大変マッチしておいしかった〜。

お店は非常に狭い。食べたら即出る感じの狭さ!
魚出汁がとってもおいしかった!

ホテルへ戻ると、まだ自転車レースは続いていた。
最終日なので、お土産をまとめて買いに行く。お散歩がてら歩いて途中お寺をみたりしつつ、ハノイ大教会方向へ。

ベトナムは道すがらに結構お寺がある。

昨日場所を確認してた、陶器のお店「Cerender Ceramics」へ。そこで私がアホみたいに皿を買った。アホみたいに買って、店の中の写真を一切撮らなかった…写真取ってる場合じゃねえ! というくらい一生懸命皿を選んでいたのです…。(お父さんのTIREDCITYと同じパターンのやつ…)
全部手書きで同じ柄でも一枚一枚絵のニュアンスが違うから「かわいいやつを…」と思っていると、いくら時間があっても足りない…! そして、一枚50Kドンくらいで「あの人にはこれ、あの人にはこれとこれ」ととか選んでたら…結構な金額になってしまった! でも小皿はお土産としては圧迫しないし、もらった方もそんな場所取らないしでいい選択だと思う。

店内にはところせまし、ぎっしりと陶器のお皿などが並べられている。
友達におみやげで渡してしまったので、我が家の分しか写真が残っていなかった…。

あとはスーパーで調味料などをお土産に買う。前回ライム塩を買ってお気に入りだったので、探したけど同じやつがなくて、同じメーカーの「チリソルト」を買う。あと、別のメーカーのレモンリーフ入の塩とか。結果としてこれはどっちもおいしくて、大変気に入った。また次も買いたい。自宅用のニョクマムとかも。ベトナム行ったらスーパー行かなきゃ! と思う。あとはドライフルーツやチョコレートとかお土産らしいお土産もゲット。

左側が3年前のお土産のライム塩。なかったので、チリソルトと別のレモンリーフ塩を買った。
我が家用の調味料。ベトナムも調味料買って帰るのが楽しいところ。

大量に棚にあったお菓子も試しに買ってみた。「Bánh Đậu Xanh(バイン ダウ サイン)」「緑豆菓子」というものらしい。
帰国してから食べたんだけど、きなこを固めた感じのお菓子だった。口に入れるとホロホロと溶ける固めた繊細なきなこ、みたいな? 思ったより甘すぎず、おいしかった。お茶請けとして食べられるものらしく、パッケージにもお茶が載っていた。これ、他のやつもそうだから「お茶と一緒に食べてね」ってことなんだろうな。

粉っぽい食べ物が好きな人にはおすすめ。

そして、買い物が終わってまたホアンキエム湖方面で戻る。噴水前の広場(昨夜、スピンフォール買ったところ)へ行くと、昼間は売り子のお姉さんがシャボン玉を売っていた。昨日スピンフォール売ってたお姉さんから、巨大シャボン玉を作れるやつを買って湖畔をお散歩。

世界中どこでもシャボン玉を見ると幼児がわりに来る…。

ハノイでたくさんみかけるチェーン店「MIXUE」でソフトクリームを買う。ベトナムのチェーン店かと思ったら、あとからしらべたら中国のチェーン店らしい。なんと世界展開2万店舗だそう。日本には来てないのね…。ちなみにソフトクリームは美味しかったです。

ハノイで本当によくみる。学生さんとかが食べて歩いてる。

……あ! デイリーポータルの記事でみた電動カーレンタルやってるじゃん! となった。そう、自転車レースが終わっていたのでした。そうか、自転車レースがあるからレースのコース準備のために昨日の夜はやってなかったのかも…と思った。
そんなわけで、息子のお楽しみタイムに突入。

早速乗ります。まずはバイク型の電動カー。

そして息子は歩行者天国で、レンタル電動カーに乗りまくる。20分で70Kドン。アバウト400円くらい。決して安くはないが、子どもが楽しいならいいかという値段。子どもが実際に乗れる電動カーは日本でも2万円〜4万円くらいの価格帯で販売している。でも、東京の狭い家に住んでたら買うことはまずない…! 数百円で乗れるならありだよー、良い商売。ちなみにこの電動カーはリモコン制御もできるので、まだ運転できない幼児を乗せることもできる。

なので、乗り場となっている場所には大人も混じってるんだけど…轢かれます。子どもの運転する電動カーに大人が轢かれる。私も息子に轢かれたし、お店のおばちゃんも轢かれてるし、どっかのお父さんも轢かれてた。運転しているのは子どもなので、大人は注意が必要。怪我はしないけど、服が汚れます…!

ドロドロやないかーーい!

電動カー(バイク)乗ったあと、セグウェイも乗りたいというので借りる。50Kドン。これは大人も乗れるので大人も順番に乗った。これ……体幹よくないと乗れないね…と思った。お父さんはスケートとかが苦手な人なので苦戦していた。息子は最初「怖い!」と私にしがみついていたが、わりとすぐにすんなり乗れるようになった。私も乗ってみたけど、そこそこ体幹はいいのと(空手のおかげ)スケートはできるのでわりと乗れた。
しかし、息子が平行移動してるのを見ると、すごいシュール。人類はまだ人が平行移動するのを見るのに慣れていないのだな…と思った。

息子が静かに並行移動していく…。シュール。

その後、3輪バギーみたいなものををお父さんと息子が借りる。ひとり70Kドン。電動のモーター付きのハンドルに、イスがついてるんだけどイスの後ろは写真がイスのキャスターみたいなもので、キャスター付きのイスをモーターが引っ張ってるみたいな乗り物だった。

マリオカート感がある。視点も低いので結構スリルがあるよ。
親子で一緒に乗る。お母さんは撮影係だけどちょっと乗った。

すごいおしりが振られる。なので、それが面白い。さっき乗った電動カーよりもスピードが出るので、子どもが道を爆走していた。息子も慣れてきたら爆走していた。お父さんは体重があるぶん、コントロールが難しいらしく最初は苦戦していた。

ホアンキエム湖の歩行者天国、すごい楽しかった。
子連れで旅行に行くと、子どもをどうやって楽しませるか悩むんだけど、週末のホアンキエム湖に行けばいいと思う。
バオソンパラダイスも楽しかったけどね!

タイ湖(西湖)! ずっとこんな天気だった…

その後、お父さんが行きたい湖畔のビアホイに行くために西湖へGrabで移動。ハノイのビアホイTOP5で第二位という「Bia Cường hói」へ。こちらはかなりの大型のビアホイで湖畔が見える窓際の席は人気だった。でも無事に窓際の席をゲット!

レイクビューの席をゲット!

そしてハノまたさんおすすめのチャウクオンラカイ/Trâu cuốn lá cải、水牛のお肉をいただく。小さいライスペーパーにいろんなものと巻いて食べる。しかし我が家は夫婦揃ってわさびが苦手…! わさび醤油で食べるんだけど、醤油だけにしてもらいました。付け合せの謎の野菜…? なんだろう…? と思ったけどどうやら皮付きの青いバナナでした! 芋みたいな感じだった。ちょっとお肉が固いかな? って感じだったけど美味しかったです。息子にはチャーハン。このチャーハン、パラパラしてて美味しかった。あとはビアホイ定番メニューの厚揚げのトマト煮。

手前はトマト煮、奥が水牛のお肉。
パラパラ炒飯。息子も気に入って食べた。

最終日、お父さんは湖畔のビアホイでビール飲んでご飯食べて最高に幸せな気分になったらしい。お父さんにとってはビールと水辺が旅のマストアイテムなのね…。

そろそろ帰国準備をしないとなので、ホテルにもどってパッキング。
息子が「またセグウェイ乗りたい」というので、再び散歩に出る。ホアンキエム湖の歩行者天国はダンスする人、それを撮影する人とかで賑わっていた。

若者が踊って動画撮影していた。

最後のお買い物タイムに行って、そうだ…路上フルーツチャレンジしてないなあと思って、どこに行ってもいるマンゴスチン販売のおばちゃんからマンゴスチンを買った。
で…これが……。今回の旅行の中で最も「やってしまった」案件となる。マンゴスチン…全然…甘くなかった…。味の薄〜いりんごみたいなものをたくさん買ってしまい…。さすがに持って帰れないし食べきれないしで無駄にしてしまった。ガックリ。

マンゴスチンってどうやって食べるのが正解なのかしら…。

我が家はレンタル乗り物ゾーンへ行って、またセグウェイを借りる。

その後はだんだん日が暮れてくる湖畔を散歩して、なぜか大量に売ってる粘土細工を買ってしまう。その場で売ってる人が粘土で作ってるんだけど、最初は飴なのかな? と思ったけど粘土だった。粘土で棒の先に人形がついている。そして、比較的センスのいいイリーガル・ドラえもんをゲット。世界各国の人気キャラクターがいた。チェンソーマンとかけっこういた。

日暮れゆくホアンキエム湖。とうとう一度も晴れなかったね…。
謎の粘度細工。でもカラフルでかわいい。職人さんによってクオリティにばらつきが…!

あんまりお腹すいてないのでホアンキエム湖周辺、最後のお店は広場のビルの上のカフェへ。広場を眺めながらお茶をすることにした。基本的にスピンフォールをする人を見ながらなんだけど…!

息子は線路カフェで気に入った、ヨーグルトチョコドリンク。

深夜便で帰るのでギリギリまで遊べる。息子はお茶したあとも最後の最後まで広場でスピンフォールをやっていた。3日目なのでかなり上達していて高く飛ばせるようになってて、苦戦する日本人ファミリーチームがいたので「こうやって飛ばすんだよ」と教えに行った。
高く飛ばすコツは、力いっぱい引いてパッと離すのではなく、飛ばすとき「ツルン」とすべらせながら手を離すこと。どちらかというと、脱力系の動き。
高く飛ばしていたら、息子より2,3歳年下っぽいハノイボーイがジェスチャーで「一緒に飛ばそう」と誘ってきて、どっちが高く飛ばせるかを競いはじめた。ハノイボーイは他にも欧米系のうちの子よりも2,3歳大きい子にも声をかけてスピンフォール世界選手権みたいになってた。めちゃくちゃ楽しそうだった。いやー、ハノイいいなー。

スピンフォールで競い合うキッズたち。

結局スピンフォールを1時間くらいやって、ホテルへ戻りシャワー浴びて空港へ行く準備。
そしてGrab呼んで空港へ。

さらばハノイ。楽しかったよ!

空港がめちゃくちゃ混んでいた。どうやら、海外に仕事に行く若者を親族が見送っているみたいだった。ベトナムの若者は日本にも来てくれているし海外で仕事しててすごいなあと思う。でも、息子が大人になる頃、日本もそうなるのかもな…などと思う。
さすがにちょっとお腹すいたということで、空港内のバーガーキングへ。

高い。そしてデカイ。ハンバーガー、息子の顔くらいある。

そこの価格帯はいきなりアメリカンで、さっきまでの金銭感覚でいうと相当バグる感じだった。円安! 物価高騰! 日本は30年デフレ! みたいな感じを味わった。量的にもコンボセットはいらないので、単品でハンバーガーとポテトを買ったんだけど、なぜ2000円くらいするのか…みたいな。息子はお腹すいてたらしくてもりもり食べた。
そして飛行機乗っていざ日本へ…!

前来たときは息子は爆睡してて抱っこして運んだ。今回は歩いてくれた…助かる。

6日目に続く

2023年春ベトナム・ハノイ食い倒れ記

〚1日目〛
https://note.com/salucoro/n/n0f56c9b0ede0
〚2日目〛
https://note.com/salucoro/n/n141f3ec12131
〚3日目〛
https://note.com/salucoro/n/n2b993f698eca
〚4日目〛
https://note.com/salucoro/n/n54ab7d7d1b1e
〚5日目〛
https://note.com/salucoro/n/n491e17446d95
〚6日目〛
https://note.com/salucoro/n/nfdcc9eb5367f

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