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2022/AW わたしlog(体調不良編)

7月にわたしlogを始めて3回目の9月分が下書きに残ったままだった。
三日坊主にもなっていないのには一応訳があって、9月以降著しく体調を崩していたのです。
年明け早々体調不良の話(しかも去年の)をするのもどうかと思いますが、備忘(まさにわたしlog)として残しておきます。


9月10月頃が一番辛かったようで、手帳を見るとマンスリーページは白紙、不定期でつけてる日記は「心臓が痛い」「蕁麻疹が大量発生した」「頭が動かない」「身体が痺れている」などと不穏な言葉が並んでいる。恐ろしいのは自分で日記をつけておきながら、リアルタイムでは自覚がなく、また今振り返ってもぼんやりとしか記憶がないことである。

体調不良の原因は端的にいうとストレスで、脳が容量オーバーになり、その影響が身体に現れていた。1年以上ハードめ案件に関わっていて、仕事自体はそれなりに楽しんでいたものの疲れが出てしまった。やたらリモート会議が多い案件で、ひどい時にはお昼休憩もなしに1日9時間ぶっ通しで会議してることもあった。(個々の会議は30分〜1時間なので12個くらい会議通知が入っていた)会議の間にも作業は発生し続けるので、会議に出て発言しながらメールを返すのは当然で、別案件の資料を作ることも度々あった。
長時時間労働をする体力がないためそういうやり方をとっていたが、脳にいいはずがない。
マルチタスクが癖になってしまい、特段急ぎでないこともマルチタスクしてどんどん脳に、身体に、負荷をかけてしまっていた。

疲れたな〜、とはずっと思っていたがこれはまずいと気づいたのが9月の後半。会議の内容が頭に入ってこず、単純なメールも返せなくなった。もっと言うと、経費申請のような簡単な手続きすらできなくなった。3日続けて休み、上司に相談して3日さらに休んだ。

実はこういう状態になるのは初めてではなく、過去に専門医にかかったこともある。しかしその際に薬を抜くのに苦労したことから、心療内科に受診するのをためらっていた。

どうにかならんかね、ということで臨床心理士のカウンセリングに行ってみたら、これがとてもとても良かった。
変な感じで過剰に寄り添われても嫌だし、かといって厳しいことを言われると泣いちゃうし・・・不安いっぱいで初診の予約をしてみたのだが、現状を伝えたときの第一声が「有給休暇は残り何日ですか?それに応じて戦略を立てましょう」だった。このドライさは信頼できる、と確信した。

カウンセリングにしばらく詰めて通いつつ、気合いで仕事に復帰した。今の案件を最後までやり通したかったから、ここで潰れるわけにはいかないと思ったのだ。
しかし、その気合いすら枯渇してしまったとき、また数日休んでしまった。もういい加減、この案件にしがみついても迷惑かけるだけだと思い、上司に相談したところ、即日抜けることになった。
罪悪感とか、「もっと頑張れたのでは」なんて後悔とか、もっとあるかと思っていたが、意外とホッとしただけだった。9月の時点ではまだ未練があったが、自分の中でも納得せざるを得ない状況だったのだと思う。

仕事を一時的に離れることをカウンセリングで報告した際に、先生からは「これまで交感神経で感じないようにしていた身体の痛みがどっとでますよ」と予告された。
全くその通りで、10日くらいは身体が痛くて痛くて仕方がなかった。
今もまだ体力は回復しきってなくて、半日出かけると次の日寝込むレベル。だけど楽しいと思うことはしたほうがいいらしいので、友人と会ったり買い物したりしてる。そして寝込む。けど寝込み度合いが少しずつ改善していってるかな、とは思う。
年明けからは通常業務にぼちぼち戻らせてもらうことになっている。体調面ではまだまだ不安でいっぱいだし、一方でやりたいことはたくさんあるが、とりあえず欲張り禁止で乗り切っていきたい。


「みり山さんはもう立派な大人なんだから、自分の快不快は自分できめていいんですよ、なんのルールもないんですよ」とカウンセリングの先生に言われて、私は自分が感覚すら手放してしまっていたのかと呆然とした。
自分のことはわかっているようで全然わからない。他者、しかもその道のプロに言語化してもらえるとスッと納得できる。
心療内科はどうしても投薬での治療中止で根本原因まで立ち入らないから、再発防止のためにもカウンセリングに行って良かったと思う。

また、カウンセリングと同時期に、漢方内科にも通い始めて、身体がとてもとても弱いこと指摘された。(中医学で言うところの)脈が微弱で気と血が全然足りないらしい。。。
9月まではパーソナルジムにも通っていたのだが、筋トレができる身体ではないので、まずは横になる時間を増やしてくださいとのことだった。身体を強くするために筋トレを始めたのに、それ以前の問題とは・・・
確かにこれまでの人生を振り返っても、馬力が足りない場面が続いていた。
わたしはそれを気合の問題だと思っていたが、気合で出せるエネルギーがそもそも不足していたのかもしれない。わたしはなんで人と同じように勉強したり働いたりできないんだろう、と悩んでいたけれど、身体の弱さも一つ原因であったらしい。これまで気合が足りないことに感じていた罪悪感が軽くなったのが助かった。身体が弱いのはしゃーないのよ。わたしのせいじゃない。わたしの心が弱いせいじゃなくてよかった。

とはいえ、カウンセリングで指摘されたように、ストレスを溜め込みやすい考え方や感覚過敏も身体が弱くなってしまっている原因の一つだとは思う。ストレスは身体を蝕むから。にわとりたまごで、体調を整えないと心も回復しないし、心が疲れると身体に出てしまう。


さて、今回のことで覚えておきたいのは、これまでわたしがずっと悩んできたことはわたしのせいじゃないこと。だけどずっと付き合わなくてはならないから、試行錯誤する必要はあること。この弱さも配られたカードの一つとしてやっていくしかないが、いつかフィジカル強者になることはまだ諦めない。


(※)おまけ
2022年のはじめにパーソナルジムに通い始め、努力の甲斐あり夏頃には体脂肪率21%まで落とせたが、筋肉量はほぼ増えなかったのでヒョロヒョロになっていた。

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