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中古マンションを買ったぞlog

2023年はめまぐるしい年です。
その一つが中古マンション購入というイベント。
結婚してから5年以上賃貸に住んでいましたが、このまま東京に落ち着くんだろうなとなんとなく先が見えてきたため、そろそろマンションを買うか、と思い立ちました。そう、思いつきで物件探しの旅に出たのが今年の春の初めのことでした。

わたしの属性

  • 30代前半DINKS

  • このままDINKSでゆくか妊活するか悩み中

  • 夫婦ともに職場の最寄り駅(都内)が同じ

  • 夫婦ともに週2~5でリモート勤務

物件に求める条件

  • 広さ:70平米はほしい

  • 間取り:3LDK

  • 立地:職場までドアtoドアで30分以内

  • 予算:今の賃貸に35年間住み続けた総額+α

夫とはなんとなくこのままDINKSでいく前提で話していたものの、まだ迷いを捨てきれていなかったので、もし子どもを授かっても対応できるように3LDKは必要だなと考えていました。
また子育てするなら職住近接じゃないとやっていけないのでドアtoドア30分以内・・・いや、子育てのことは口実で、満員電車で立って通勤するのが辛くて辛くて通勤拒否しかねないので職住近接はマスト。
現時点でリモート勤務の制度はあるものの、これからどう変化するか分からないし、管理職になるとどうしても出社しなければならない場面が増えるはず。
以前は首都圏の郊外に住んで、満員電車でドアtoドア1時間くらいかけて出勤していたけれど、一度都心に住んでしまうと、もう二度と満員電車に乗りたくないというのが本音です。
予算は、今の賃貸家賃であれば十分に貯金ができているので、それをベースにどこまで負担を増やしても耐えられるか考えました。適正なローン負担を計算する際は千日太郎さんの本を参考にしました。

初めての内覧

予算内でこの条件を満たそうとすると、築年数や仕様はかなりの程度諦めなければならないことは、ネットで物件探しを初めてすぐに悟りました。
では実際に物件を見て、どこを妥協するか判断しなければなりません。
幸いにも今住んでいる賃貸の更新をしたばっかりなので、慌てて物件を決める必要はない状況。
まず手始めに、最寄りの仲介会社に連絡をとって内覧の予約をしました。

①築15年 最寄り駅Sクラス 駅徒歩8分 3LDK 70平米

最寄駅の利便性(会社からの駅数、路線)は素晴らしいし、駅徒歩も及第点、リフォームはされていて内装は綺麗。
なんだけど、何となく暗い印象のマンションで住みたいとは思いませんでした。
最寄り駅から物件までの動線にスーパーやドラッグストアがないのも大きなマイナスポイント。
今考えると、価格もやたら割高でした。リフォーム物件は要注意。
※最寄駅のクラスは私たちにとっての利便性により独断と偏見でつけたものです笑

②築17年 最寄り駅Aクラス 駅徒歩5分 3LDK 77平米

築年数は古めですが、そのぶん最近のマンションにはない余裕があり、私は大好きな物件でした。
間取りも美しく、天井も高く、全部屋にバルコニーがあって明るいのが素晴らしい。
※私はサービスルーム=採光がない部屋を憎んでいる。ちなみに一見窓があるように見えても内廊下に面した部屋も憎んでいる。
水回りに古臭さを感じたのでリフォームが必須だな~でもリフォームできないところ(立地、天井高、窓、広さ)が素晴らしいので、内見2件目だけどここに決めちゃっていいじゃないかな・・・と考えているうちに売れてしまいました。残念。
いいな~と思うマンションは、売り出しから1週間以内に申し込む気概がないと逃してしまうと学びました。

②のマンションが気に入ったため、営業さんに勧められるまま、その日のうちに仲介会社の事務所に寄ってローンの仮審査を通しました。

2回目の内覧

③築13年 最寄り駅Bクラス 駅徒歩7分  3LDK 75平米

2回目の内覧では、最寄駅の路線を変えて物件を選びました。
そこはタワーマンションが多いエリア、タワマン初潜入。
結論として、タワマンは向いてないと気づく。
タワマンの魅力と言えば、豪華な共用部や設備、高層階からの眺めだけど・・・
共用部→引きこもりだからラウンジで読書しないし、パーティーもしないし、ゲストルームに呼ぶゲストがいないし、私たちには豪華な共用部不要かな・・・
設備→各階ごみ置き場とディスポーザーは魅力的だけど、今はそれらがある世界を知らないのでないならないでよい。
高層階→確かに展望はよいが、都会の夜景を毎日眺めたいほど好きなわけではない。さらにベランダに出てみた時あまりの高さに心臓がヒュッとなった。そういえば夫はやや高所恐怖症。

また、寝室にシングルベッドを2台置きたいので、6畳以上の個室があることも一つの条件をとしていたのですが、表記は6畳でも部屋の形、梁の食い込みによってはシングルベッド2台(110cm×2)を置けないことがあると気づきました。
逆にパッと見変な形をした部屋でも、用途によってはしっくりくるかもしれません。私たちの場合、寝室は長辺をとにかく長くしてほしい。
どうしても置きたい家具がある場合、物件情報の畳数だけでは判断しきれないと学日ました。実地測定だいじ。

3回目の内覧

④築8年 最寄り駅Bクラス 駅徒歩7分 3LDK 75平米

スーモで見つけたとき、予算オーバーだけどこれよくない!?って夫と大盛り上がりした物件。
リビングの窓から見える緑が美しく、個室もそれぞれ十分な広さがある。
小規模マンションなので共用部はないに等しいけど、タワマンで気づいたとおり、私たちには豪華な共用部は不要なのでオッケー。24時間ゴミ出しができれば問題なし。
居住中のお部屋に見学を申し込み、週末うきうきと内見に伺ったところ・・・
お部屋にとにかく物が多い。ものものものものものものにあふれた部屋。情報量が多すぎて全然集中できませんでした。
多分物件自体は素晴らしいんだろうけれど、もしこの物件を買ったとしてこのイメージが頭からこびりつきそうだな・・・いや、大事なのは今のお部屋の状況ではなく空室時の状況をイメージすることだけど!
なんて思ってるうちに売れた。素敵な物件はすぐ売れます。
もう一つ悩みポイントだったのが、人気の学区のため、価格には学区プレミアムがのっていて割高だったこと。
子どものことがまだ確定していない私たちがこの立地を選ぶ意味はないかな・・・ということで、売れてなくても選ばなかったかなとは思います。

⑤築15年 最寄り駅Bクラス 駅徒歩5分 2LDK 62平米

もしかしたら予算を下げても満足できるかもしれないし、と内覧を決めたこちら。
しかし残念ながら(予想通り?)全然ときめかず・・・
築年数は②より新しいものの、建物の見た目や共用部がなんか暗く、清潔なんだけど殺風景な感じして、住みたいと思いませんでした。
部屋の中も②より新しいはずなのに古びていました。
オーナーさんの使い方(喫煙、ペット等)によって、築年数では測れない差が発生するのですね。
その分安くなってたらリフォーム代にまわしたらいいんですが、我々素人はときめかない物件を買うことはできず。
仲介会社からは地位(ちぐらい)・学区のよさによるリセールバリューを推されたけれど、私たちにとっては便利な立地ではないし、我々夫婦は上京組なので東京の地位なんてよくわからないし・・・ということで響きませんでした。
でも刺さる人には刺さるみたいですぐ売れちゃった。

要件定義の見直し

ここまで毎週のように内覧に足を運んでいましたが、いくつか見学して学んだことを踏まえて、要件定義の精度を上げることにしました。

間取り:3LDK~ 
→ DINKSの今の目線では3LDKは不要。子どもはいてもいなくてもよいと考えているが、どちらかというとこのままDINKSを続ける可能性の方が高いので、"念のため"の3LDKは不要。
仮に子どもを授かったしてもしばらくは2LDKで対応できる。
また子育てするとして、すべての部屋がリビングに隣接している3LDKよりも、個室がリビングから独立している2LDKの方が音やプライバシーの観点で使いやすそう。

立地:職場までドアtoドア30分以内 
→ 最初は複数路線を検討していたものの、究極の出不精夫婦、最寄り駅まで近くても、電車を降りて会社まで距離がある路線はイヤだと言い始める。消去法で路線は決め打ちに。
また閑静さよりもスーパーやドラッグストアが近い方が優先。地位(ちぐらい)やいわゆる「閑静な住宅街」にこだわりなし!

4回目の内覧

⑥築10年 最寄り駅Aクラス 駅徒歩5分 2LDK 70平米

デスクトップで確認できる条件だけだとよく感じたこの物件。
駅から近いし、近くにスーパーもあるし、水回りも綺麗にリフォームされているし、予算を下回ってるし、悪いところはないんだけど・・・窓からの眺めがよくなくて・・・贅沢言ったらだめだと分かってはいるんだけど・・・

5回目の内覧(購入決定)

⑦築10年 最寄り駅Aクラス 駅徒歩3分 2LDK 67平米

条件だけでいうと⑥とよく似たこちら。でも部屋に入った瞬間ここだねと夫婦でうなずきました。
築年数を感じない水回りは、オーナーさんが丁寧に使われていることが一目でわかります。
リビングの窓もワイドスパンで、そこから見える景色もひらけていて気持ちが良い。
2つの個室も、広くはないけれど、寝室と書斎それぞれの用途にぴったりの広さ。寝室は長辺にゆとりがあるのでセミダブルベッドだって2台置けちゃいそう。
立地も完璧に近く、駅からの道のりにスーパー、ドラッグストア、コンビニのすべてがそろっています。
ここで暮らしていくイメージが具体的にわきあがり、今の私たちが求めてるのはこの部屋だ!と納得しました。

契約、その後・・・

内覧した即日に⑦の物件を申し込み、契約を終えました。
1年はかけてゆっくり物件を探す予定でしたが、結果的に2か月というスピードで決めてしまいました。
中古物件の場合、多くの人にマッチする物件は一瞬で売れてしまうことから、常にアンテナを張り即判断する必要があります。
ゆっくり探すと言っても、平日はスーモを巡回、仲介会社からの提案に目を通し、休日は内覧に出かける日々はなかなかしんどいものです。
運よくここに住みたいと思う物件に出会えましたが、1年は集中力が続かなかったので早々に決めてしまいたかったのが本音です。

実は契約を締結した直後に、妊娠という要件定義の前提をひっくり返してしまう出来事が起こりました。
2LDKでの3人暮らしになりましたが、これはこれでよし!(夢の自室が消滅したのには涙を禁じ得ないですけれども)
なにより、3人暮らしが始まる前に新居が決まっていてよかったと思います。
妊娠がわかってから物件探しだと、体力的にもしんどいですし、気持ちに全然余裕がなかったことでしょう。
子育て環境や学区に全然気を配ってなかったな〜とちょっと焦りましたが、子どものためにガチガチに環境を整えすぎるのも私のスタンスではないので、これでよいとします。

現オーナーさんの引越しに合わせて待っていた引渡しも、もう目前に迫っています。
新居での3人暮らしスタートに向けて、今は準備にてんやわんやの日々です。

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