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「忘れる」ことについて論じたかったのに「心の拠り所の大切さ」に帰結してしまった物語

海外でほとんどと言って良いほど始めて体調を壊しました。しかも、留学中ならまだしもインターン中に…働いている人にとって土日って何を意味するのでしょう⁇まだインターンを始めて1か月半の僕には「とても愛おしくて待ち遠しい存在」です。

バリバリ働かれている人にとっては、業務が止まってしまうので「きて欲しくないもの」なのでしょうか?

話を本題に戻します。今回は「忘れる」ということ「心の拠り所」について。僕はこの3日間、腹痛がどれだけ痛いのか、それを思い出しました。思い出してください。腹痛って腹痛のときだけその痛みを思い出しますよね。そして、僕はあまり腹痛になったことがなかったため、それがどれだけ痛いものなのか、危険なものなのか思い出しました。しかし、ここで重要なのはまたいつかそれを忘れるということ。いつかというような曖昧な言い方を避け、断定的に、もはやその痛みが消え去った瞬間、痛みを忘れ、1週間もすると腹痛に対して意識が向かなくなります。

そりゃそうですよね。痛みをずっと覚えていたら、もとい身の回りで起きた全ての事象を覚えていたら、頭がパンクしてしまいます。だから人の脳はそのようにできているのだと、どこかの権威ありげな学者さんが言っていたのを思い出します。

まぁ、痛みは少し特殊かもしれません。それは一種の感覚として、恐怖としてフラッシュバックする場合もあるからです。

それでは少し話題を広げましょう。「忘れる」かっこよく「忘却」するということについて。

初恋はどんな感じでしたか?初めて褒められたときの感覚は?小学生のころ大好きだったキャラクターの名前は?お隣で飼われていた犬の鳴き声は?育てていた蝶々の羽の色は?バレンタインデーでもらったチョコレートの数は?なんでしたか?

そして昔のあなたはどんな人でしたか?

良い思い出も、悪い思い出も等しく忘却することができる、というよりしてしまうのが私たち人間です。

では、今覚えていることはなんでしょう?英単語?文法?Word,Excelのスキル?交渉術?節約術?コミュニケーションの仕方?面接の受かり方?

確かに大切ですね!全くもって同意です。

でもそれと同じくらい大切なものがあります。それは、「帰ることのできる場所」「自分がいても良いと思える場所」を見つけること。

残念ながら日本の自殺率は世界でもトップレベルです。そして、自己肯定感の低さもトップです。つまり、「自分にはスキルや生きる価値みたいなものがない」と思っている人が多い人種なのではないでしょうか。しかし、上には上がいて、下には下がいるものです。比較するなとは言えません。僕だって比較して、一喜一憂するから。でも、それを引きずりはしません。なんの特にもならないから。すぐ忘却の彼方へと葬り去ります。3日も寝たら忘れます。

楽しかった留学の日々も

苦悩したインターンの生活も

「この時が一生続けば良いのにな」

と思った瞬間でさえ、忘れます。

忘れないということは不可能です。不可能だからと言って悲しむべきものとも限らない。

とどのつまり、人は「忘れる」ということが言いたかったわけですが、同時に心の奥底のようなところに「犯すことのできない何か」をもっておくと人生は豊かになるということも伝えたいです。

20歳の頃、所謂「大手」や「エリート」と名のつく”就活強者”が言っていました。

「会社を選ぶために何かを頑張った大学生活」ではなくて「帰ることのできる場所」を大学生のうちに作りたかった。

確かに、就活の軸がどうだ、面接は数をこなせば受かるのだなどと、のたまふ輩が多くいますし、特に何とも思いませんが、その言葉を聞いて確かに「長期スパン」でみて「帰ることのできる場所」つまり心の拠り所のような土地を作ることはとても大切なことだと思います。

ある調査によれば、年収が一定数を超えると、そこからは年収と幸福度の相関がなくなる。

つまり、ある一定まで所得=幸福につながりますが、一定数稼ぐとこれがアンイコールになる。

確かに目先も大切ですが、それこそ挫折したとき、自己嫌悪に陥ったとき、「あそこに行けば全て忘れられる」と思える場所の存在は救済でしょう。

僕の場合それがヘルシンキなわけですが。いくら、インターンで疲れても仕事がうまく行かなくても、僕のヘルシンキに対するイメージやそこにいる友人、できた友人や経験は全く侵されることがない。そうゆう意味では僕の「留学」はとてつもなく正しい選択だったのかもしれません。

つまり、そうゆうものを1つでも作ることができると、それが生きる糧になったり仕事の効率だって上がったりするかもしれません。

だって割り切れば良いのだもの。

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