1.2有明アリーナ大会を観て
ご無沙汰してます。サムおぢです。
NOAH有明アリーナ大会を観て思う所が色々あったので久々に書いてみる事にしました。
良い事良くない事色々てんこ盛りな大会でしたが、全試合では無く思う所があった試合をピックアップして感想を書こうと思います。
ダークマッチ
小澤大嗣vs 大和田侑
この試合がダークマッチな事に不満はあれど、大舞台を経験させてあげられる事は彼らの経験値になるはず。
若手らしいオーソドックスな攻防。
小澤の身体能力の高さと大和田の新人離れしたレスリングセンスがマッチして小気味良い展開。
まさかの大和田勝利で掴みとしては最高のスタート。
第1試合
GHCジュニアヘビー級タッグ選手権
ドラゴン・ベイン&アルファ・ウルフvsYO-HEI&タダスケvsニンジャマック&アレハンドロ
最近のNOAHのビッグマッチでお馴染みとなったド派手な空中戦。
王者ロス・ゴルペアドーレスは相変わらずの凄まじいクオリティ。
ひたすら元気なGLG。
コンビを組んで日にちが経つに連れしっかりチーム感が出て来たニンジャアレハ。
それぞれの持ち味を出しつつしっかり会場を盛り上げる素晴らしい試合。
直接取られて無いゴルペアドーレスの要求で追加試合も大満足。
フィニッシュのYO-HEIのミサイルキックが素晴らし過ぎて、2024年ベストフィニッシャー賞をあげたいくらい。
第3試合
NOAHvsNJPW
マサ北宮vs石井智宏
ベストバウト級名勝負。
間違い無く手が合う2人なのでやる前から名勝負が約束された試合。
期待に違わずゴツゴツしたぶつかり合いと一瞬の切り返しの攻防が絶妙。
北宮が足を攻め続ければ…と言う意見もあるが、シングル初対決はあれが最適解だと思う。
北宮は負けたら何の意味も無いと呟いたおぢだが、負けてしっかりNEXTの可能性を残した北宮とこれで終わりじゃない雰囲気をガッチリ出してくれた石井。
2人の今後に期待しか無い。
再戦でもタッグでも良し。
第4試合
NOAHvsNJPW
潮崎豪vs小島聡
過去の潮崎の負けに納得行かない人が多かった印象が強いが、小島の新日本では観られない強さを観ていれば潮崎の負けはそれ程意外とは思えなくなる。
ほぼ前回と同じ展開ながら、お互いの力強さと受けの上手さを感じる試合。
試合後潮崎が賛同者を呼び寄せてTEAMNOAH結成。
メンバー的に微妙と言う見方もあるが、NOAHの暗黒期を知る面々と思うと感慨深いメンバーではある。
潮崎に言いたい事はあるが、それはGHCの感想後に。
第5試合
愚零闘咲夜降臨
(選手名省略)
愚零闘咲夜雰囲気は100点。
試合は毒霧の残念さも含めてこれからかなと。
第6試合
佐々木憂流迦プロレスデビュー戦
杉浦貴vs 佐々木
杉浦の厳しい攻めに時折鋭い切り返しを魅せる憂流迦。
関節技やグラウンドの切り返しはさすがに上手い。
フランケンシュタイナーとジャーマンは見事だが、スタナーはちょっとまだ形だけな感じ。
スリーパーはさすがに説得力十分だけど、多分プロレス技で勝つ事に拘って行きたい感じだからスタナーを磨いて行く事になりそう。
杉浦に付いてもう少し経験積めばすぐ良いレスラーになれる素材。
2試合飛ばして(どちらも素晴らしかったけど特に思う事が無かったので)
第9試合
NOAH&NJPW vs HOUSE OF TORTURE
ポイントとして近藤が裏切るのかが焦点だったが最後まで裏切らずw
宮脇のあっという間の負けっぷりに失笑しつつも、HOTの連携&タッチワークに対して孤立しっ放しの連合軍。
カットくらい入れよ。
レフェリーが新日本な時点でHOT劇場が展開される事は確定演出なのでいつも通りの展開だが、心無しかHOTの面々新日の時よりイキイキ躍動してる様に見える。
海野が成田に連れ去られ、最後は孤立して大ピンチの清宮が大逆転でハッピーエンド。
嫌いな人にはアレルギー反応出るかも知れないが、プロレスとしては完成されてて面白かった。
ただ清宮がここにいるのが勿体無いなあ…
セミファイナル
GHCヘビー級選手権試合
拳王vs征矢学
言うまでも無く事実上のメインイベント。
2人の覚悟と意地のぶつかり合い。
拳王のえげつない蹴りと征矢のパワー&ドラゴン殺法が見事にスイング。
ドラゴンバックブリーカーやドラゴンロケットまで出すとは。
ドラゴン殺法なんて無くても征矢は素晴らしい選手だが、ビッグマッチの特別感も相まって単なる物真似では無くここぞと言う場面で効果的に使ってた様に見えた。
征矢のドロップキックの上手さにも衝撃。
フィニッシャーは炎輪を選んだ拳王だが上手く当たらず。
そのままフォールだったら失笑ものだったが、拳王スペシャルに切り替えてキッチリ勝負を付ける拳王のプロレス頭に脱帽。
当たって無いのに試合が決まっちゃうのはあのライバル団体でもしばしば観られるので、しっかり修正した拳王を絶賛したい。
試合後潮崎登場からの挑戦表明。
N-1で拳王に直接勝ってるとは言え、優勝後の挑戦失敗している潮崎の挑戦は疑問。
小島に勝っただけで資格が得られる程NOAHには駒いないのかと言われると耳が痛い。
潮崎は好きな選手だし、GHC返り咲きが観たいとは思ってるけど、自分の試合後に言った強さや闘いが足りないNOAHの中心にいた潮崎がそれを言う事に違和感はあった。
ベルトを流出させてグラスラのアシスト役になり、タッグでもあっさり負ける選手がNOAHを引っ張れるのか…
N-1優勝〜GHC戴冠だったらどれだけ良かったか…
言いたくないけどホントにこの団体は選手の持ち上げ方が絶望的に下手くそだと思う。
メインイベント
スペシャルシングルマッチ
DESTINY 2024
丸藤正道vs飯伏幸太
これを語る為にnoteを書いた様なもんだが、語りたくない気持ちも強い。
最初の飯伏の泣き顔の意味は単なる感傷なのかメンタルから来てるのか…
最初の打撃の打ち合いでキック1発しか打たないでエルボーに切り替えた時点で嫌な予感。
丸藤はシングルでは必ず魅せる一点集中攻撃。
飯伏の欠場〜退団の原因になった肩から腕を集中的に攻める。
ただ試合が進むにつれて肩よりも足の方が深刻な負傷あるんじゃないかと思い始める。
走れない、蹴れない、飛べない、踏ん張りが効かない。
トップロープから場外へのケブラーダの着地で確信。
仕掛けた側よりダメージが無くてはならない丸藤が観てられない。
動けない飯伏に丸藤の大技ラッシュ。
ここで強引に終わらせてくれたらどんなに良かったか…
雪崩式を狙って飯伏を抱えるも崩れる飯伏。
肩で押しながらトップに乗せるも膝をちょこんと出されて落とされる。雪崩式カミゴエ?めちゃくちゃキツい…
後頭部へのカミゴエ〜正調カミゴエでフィニッシュ。
これを33分も観せられた現地のファンは本当に地獄だったと思う。
それでも最後までやり遂げた2人は素晴らしい…なんて言うと思ったか‼️(引用)
勿論あの状態の飯伏を止められない運営側も問題だとは思う。
飯伏を責めたくは無いけど、他所の団体の興行にケチを付けた責任は絶対にある。そこだけは猛省してもらいたい。
概ね素晴らしい試合ばかりで満足出来る大会だったし、メインが事件と呼んでも差し支えない試合だった事で、この2024年1.2有明アリーナは忘れられない興行になった事は間違い無い。
最後に丸藤選手。
まだまだ丸藤正道がいらないなんて言えないのは、昨年の試合を観ても明らかだし、今回も試合を成立させようと奮闘していたのは観てて伝わって来たので、特別試合では無く普通にGHC戦線で闘ってください。
クソ長くて纏まりの無い拙文を読んで頂きありがとうございました🙇♂️
今年も何卒宜しくお願い致します。
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