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精神障害者保健福祉手帳を取得します

こんにちは。
いつも通院しているクリニックでふと張り紙を見ていると「6ヶ月以上の通院をされている患者は、精神障害者福祉保健手帳を発行することができます」といった旨が張り出されていました。

この精神障害者福祉保健手帳は、いわゆる障害者手帳に近いようなものです。
実は、以前から私自身、取得するべきか悩んでいました。

しかしながら、自分だけで悩んでいても答えが出ないので、先生に直接聞いてみました。

デメリットは?

デメリットを聞くと、先生は特にないと仰います。
会社へ手帳を見せないとならないとの義務もなく、会社に報せるか報せないかは、私自身の判断に委ねられるようです。
ただ、患者さんによっては「手帳」を持つということに対する負のイメージが強く、取得をされない方も多いようです。

また金銭的には、2年に一度提出が必要な診断書料として (いつも通院しているクリニックでは) 6,000円の費用が発生するとのことでした。

心理的なイメージや診断書料などの費用について納得がいくようであれば、それ以外にデメリットはないとのことだったので、今回、先生には取得するための診断書の記載を依頼しました。

2023/11/05 追記
なお、インターネットを見ると、賃貸を借りる際に、条件によっては借りられないというような口コミもありました。
ある不動産屋も「手帳」を持っている人が家を借りられないことがあったと言います。
どのような条件で借りられなかったのか不明瞭ですが、心に留めておく必要がありそうです。

メリットは?

メリットに関しては、所得税や住民税の控除、相続税、贈与税、自動車税・自動車取得税・軽自動車税などの、税金の控除や非課税の優遇措置があります。
また、交通費の助成として、札幌市の場合はSAPICAへのチャージが年間52,000円分。もしくはタクシー券が年間13,000円分。もしくはガソリン券が年間10,000円分のいずれかが付与されます。
そのほか、公共施設の観覧や利用料金も無料となります。

もちろん等級によって控除額や助成の大小は変わってくるのですが、交通費をこれほどまでに助成していただけるのは、本当に助かります。

※ 控除や税金の減免、助成の内容については、各自治体によって異なるようなので、詳細は自治体にご相談くださいね。

そんなこんなで、メリットとデメリットを勘案した結果、私の場合は取得をした方がより暮らしが快適になることが分かりましたので、取得することを決意しました。

今後について

私はこの病気は、すぐに治る(寛解する)ものだと思っていました。
しかしながら、もうかれこれ3年以上も付き合っています。

もっと長期的に人生を見たときに、ある程度の覚悟は必要だと感じました。

もう貯金は底をつき、1日でも早く就職をしないとならない。そんな状況に追い込まれています。
しかしながら、焦りすぎてもいけない。
一歩一歩を踏み出していかないとならない。
そんな風に考えながら、日々を過ごしています。

だから、周りの体裁よりも、自分を大事に。
それを考え、今回は手帳の取得を決意しました。

この話を受けとる人によっては、とても甘えたことを言っていると思う人もいるでしょう。が、私はなりふり構っている状態ではありません。
生きるために手帳を取得して、これからの人生、少しでも良いと思える日々を取り戻そうと頑張りたいと思います。

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