見出し画像

2022年 読んでよかった漫画 10選

どうも samemaru です。
漫画好きでして、今年は210冊ほど買い、ほかにもアプリやウェブでもいろいろ読んでました。その中でも2022年で読みはじめて「この作品読めてよかったな」「これを読む人生でよかったな」と思った漫画をまとめてみました。

連載中

正反対な君と僕

ギャルの鈴木さんと物静かな谷くんの話。
おなじ阿賀沢紅茶さんの『氷の城壁』も面白いですが、私はこっち派。日常の「人に言うほどでもない気持ち」をこんなに繊細かつコミカルに描けるの、どうやってるの??すごすぎる。絵柄と話の繊細さのギャップもたまりません。

日に流れて橋に行く

明治末、さびれた老舗呉服店に新風を巻き起こす男たちの物語。
当時のしっかりした時代背景と、丁寧な絵とストーリー…。もう〜面白いよ〜!どこをとっても面白くて、すごいです。いずれ朝ドラとか映画やドラマになるんでしょうね。

僕だけが死ぬ物語

オムニバス怪談ホラー。
作者の的野アンジさんは元々ホラーが苦手だったらしいのですが、そのためかホラーなのにどこか抜けているというか、読者を怖がらせたい感じがあまりしません。怖いんだけど、それよりも悲しさや寂しさや切なさが残る感覚が新鮮。

うるわしの宵の月

容姿端麗でスマートな「王子」と呼ばれる女子高生のラブストーリー。
まあ〜もう30半ばにもなると、高校生というだけでときめけないんですけど、絵がきれいで、それだけで癒されました。

恋じゃねえから

創作と性加害の話。
ここ数年読んだ漫画の中で、群を抜いて、だんとつに、しんどい!!!渡辺ペコさんの漫画はどれもまあ心をえぐるようなテーマではありますが、これはしんどい…。正直ポジティブに「読んでよかった〜」とは全然思えてないけど、こんな難しくて繊細なテーマの漫画が生まれていて、それに出会えたのは人生においてよかったとは思ってる。

完結

神さまが嘘をつく。

小学校最後の夏休みの話。全1巻。
たまに出会う「あ、これは完成されてるわ」って漫画。何も足したり引いたりしなくていい、もうこれはこれで完全です、と思う完成度。何度も読み返してしまう。おなじ尾崎かおりさんの『金のひつじ』も素晴らしいです。

WHITE NOTE PAD

女子高校生(17)と自動車工(38)の人格と体が入れかわる話。全2巻。
世によくあるポップな「入れ替わっちゃった!」系とは一線を画す生々しい表現で、共感して怖くなった。

まじめな会社員

あみ子30歳契約社員のまじめな令和デイズ。全4巻。
同僚から教えてもらって最終話5話前くらいから読んでたんですが、まあ〜元気がない時に読む漫画じゃないですね!ずーっと共感羞恥を感じたり苦しい気持ちになりますが、どこか救われる気分にもなる不思議。

鍵がない

モーニング&イブニング月例賞・佳作受賞作品。
新人賞はたまに読むくらいなんですが、なんとも味わい深くて何度も読み返しました。エピソードの1つ1つが良すぎる。

チ。

地動説を唱えた人間たちの物語。全8巻。
ついに完結しましたね。中だるみが全くないまま最後まで面白かった。


「読んでよかった」というテーマで絞ると、シリアスなものが多くなってしまうことに気づきました。
ここにはありませんが、2022年は冨樫義博展に備えて冨樫作品をほとんど全部読み返しました。私は人生で最も影響を受けた人物が冨樫義博先生なんですが、やっぱり一生ついていこうと思いましたね。ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?