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はじめましてSAMEYAです

気仙沼直送モウカザメをおいしく!カジュアルに!サメ専門キッチンカーSAMEYAです。

毎週月・木・金。
お昼は、キッチンカー@都内近郊でサメガパオなど日替わりサメごはんをご提供しています。
夜には、新宿牛込柳町の「みちくさくらす」にて、「みちくさごはん」を営業中!こちらでは、バターサメカレーやサメナシゴレンをご用意しております。
出店情報は毎週日曜日、Instagramで更新中!
https://www.instagram.com/sameya_foodtruck/


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SAMEYAとは?

 日本のサメの9割が水揚げされる、宮城県気仙沼市。マグロ漁やカツオ漁に継ぐ、古くから気仙沼の漁業を支える産業です。上質な高級フカヒレの産地として有名ですが、ヒレ以外の活用があまり進んでいないのも現状です。
 そんなサメ肉の意外なおいしさを多くの方に知っていただき、需要を生み出すことができれば、いただいた命を余すことなく利用できるのはないか。さらには、広い海で頑張る漁師にしっかりとしたリターンをお返しすることができるのではないか。
 そんな思いから、とことんサメにこだわる、【SAMEYA】としての活動を始めました。

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サメっておいしいの?

 サメのヒレは、高級食材で有名な“フカヒレ”の原料です。気仙沼で水揚げされるサメは、上質なフカヒレとして高値で取引されてきました。さらに、心臓は「もうかの星」として、地元だけではなく都内の飲食店でも絶品珍味として提供されています。(お刺身で食べるのですが、これが、もう絶品!!)
 あまり親しみのないサメ肉も、実は高級はんぺんの材料に使われていたり、給食のメニューとして、地元では親しまれてきました。(山間部でも古くから親しまれているところもあります。そのお話は、また今度!)さらに、皮はお財布などの革製品に、骨もサプリメントの原料に。「余すことなく頂く」ことができる、スーパーお魚なんです!
 さらに、サメ肉は栄養価もバッチリ!低カロリー、高タンパク質、コラーゲンもたっぷり。さらに、鶏肉の約2倍のDHAや、約17倍の鉄分が含まれているのです。(データ出典:宮城大学)

安値で取引されてしまうサメ肉 

 高級食品として世界中で知られているフカヒレに比べ、サメ肉はその扱いの難しさ(新鮮なものでないと、アンモニア臭が強くなってしまう)などにより、【非常に安値で】扱われてしまいます。漁師さんたちは、高い燃料を払ってお金になるフカヒレだけではなく、お金にならないサメの身も運ばなければなりません。

 それに加え、最近サメ漁は、世界的にイメージがかなり下がっています。(世界的にみると!)一部で行われていたという残虐な行為ーフカヒレだけのために、生きたままのサメからヒレだけを切り落として、海に捨てるという“フィニング”ーに非難が集まったからです。世界の名だたるホテルチェーンが、食材リストから外すなどの不買行動も起こっています。

 しかし、気仙沼ではこのフィニングを禁止しており、ヒレだけでの水揚げは許されていません!地元の企業(うちも気仙沼にあるのだけど)や、市長を巻き込んでサメ肉の活用を進めているようです。

 ただ、それでもなかなかサメの価格は上がらず、本当に、二束三文。漁師的には赤字レベルの値段しか付いていません。

SAMEYAが目指すもの

 “フカヒレ”になるサメのヒレは、サメの体重の1%程度。残りの99%にきちんとした価値がつけば、年間8,000トンもの水揚げあるサメ漁の何かが変わるはずです。

    サメ肉は、きちんと処理をすれば、アンモニア臭はおきません。白身魚のようにさっぱりしているのに、鶏肉のようにジューシーで、サメ肉はとってもおいしいのです。

 私たちは、産地から遠く離れた、一大消費地・東京で、サメ肉の食文化を定着させ、浜値を上げたいのです。そうすることで、漁師の収入も向上し、フカヒレのイメージアップにも繋がるのではないか、地場産業を守っていけるのではないか、そう考えています。

 一方で売ることだけ、PRすることだけでは、いけないのも事実です。サメは、生態的に一度に多くの子供を産む事はなく、一度資源量が減ると、戻しにくい生き物でもあります。もしかしたら簡単に絶滅するかもしれない危険性もあるのです。

 SAMEYAでは、今後、気仙沼のサメ漁のMSC(海の資源の持続可能性が立証されてる魚種と漁法セットの国際的な認証エコラベルみたいなもの)の取得も目指していきたいです。

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そもそもどうして「気仙沼」なのか?ということについては、また次回書いていきたいと思います!

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