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天使に…風になっちゃった

2010年6月24日

今日はサミーの本当の最後で深大寺動物霊園へ。

11時半に迎えの車が来て、段ボールの棺が運ばれました。
サミーのマイタオル(緑色)の4端を4人で棺に入れます。
昨日の死後の硬直から緩んで前足と後ろ足が曲がれたので
いつも私が抱っこする時の状態で納めることが出来ました。

動物霊園に着いたらもう火葬の準備が出来ていました。
昨日、もらった花をばらけて並べました。
サミーの好きだったガム(アメリカの奴)を10枚ほど
口周りに並べました。
1-2枚で良いかなと思ったけど、天国に行くんだったらたらふくに
食べてねと。

お祈りして
火葬へ。

それから2時間かかるといわれ、その間に手続きを。
カプセルと、写真入りの位牌を注文し、合計かかった費用は97,000円。

骨をつぼに入れるまで時間があるので
近くを散歩しながら昼食。
深大寺蕎麦が有名でいろいろ店が並んでいました。

ずっとサミーにつきっきりで仕事以外出かけることなかった私。
流石サミーは晴れ女で澄み切った空でした。
久しぶりに空を見ました。
サミーが楽しみなさいよと連れてきたような気がします。

せっかくなのでお参りもしてきました。
お参りで見たものは私は後厄でした。

火葬場に戻り、骨を拾いました。
山で鍛えていただけに骨はしっかりしていました。
癌だった部分には骨にドロドロしたものが付着していました。
緑のものがあったので、それは何ですかと聞いたら
「リン」だと答えてくれました。
リンが燃える性質を持っているのでお墓に埋めた後に人魂が浮いて見えるのはこの「リン」のものなんだそうです。黒くなっているのはサミーのお腹がタオルとくっついて灰になった部分だそうです。

サミーのしっぽ、いろいろな部位を説明していただきました。
サミーの頭をつぼに名前が書かれているのに沿って下になるように置いてください。左右に骨を埋めて行き、最後には喉仏を入れました。
喉仏の形が丁度頭、肩、手を合わせているようになっています。
その喉仏もドロドロな部分が付着していました。
それがサミーの呼吸を苦しませたものでしょう。

骨を拾う間に私はカプセルにサミーのしっぽと歯を入れました。
これでサミーはずっとそばにいます。

骨になって帰ってきたサミーは

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遠くて昨日の最期に立ち会えなかった人から送られた花です。
サミーは本当に沢山の人に愛されていました。

そしてサミーの居場所は

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今のショーケースになります。
しばらくサミーは一緒にいますが、那須に行くときに
サミーは家族と一緒に壺入れに行きます。

サミーはいつまでもカプセルの中にいるから。大丈夫。
尻尾と歯が入っているから、嬉しいときは振って、怒られる時は歯で突っつかれることでしょう。

正直に言ってこの1カ月は私も食欲が無く1日1食でした。
みんなで食べるときは食べますが、一人だと食べる気が無く、美味しいとも思えなかった。
お腹がすいたという感覚も全くなかった私。

昨夜もほとんど眠れなかった。
骨になって帰った後、サミーはもう心配することないんだから
食べなさいよ!と言われた気がして
久しぶりにお腹が空いたな。
食事に行ったら、いくら食べても美味しく感じなかったのに
一つの味が分かるように、美味しく感じました。

しゃべっているときの方が楽です。
独りで黙っていると、いろいろなことが思い出されて
ただ

涙です。

もう枯れてしまったと思っても、いつまでも涙は出てきます。

私にサミーへのメール、コメント、書き込み
このブログを通してお礼を言います。

ありがとうございました。

with love

犬との暮らしはどういうものか?異文化に触れると感性豊かになれます(^^♪ワクワクを毎日あなたに届けて、楽しんでいただければと思います(^^♪