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世界一美しいドライフルーツをつくりたい!ドライフルーツ職人"成塚 裕美"さん

成塚 裕美さんプロフィール
出身地:岐阜県郡上市
活動地域:全国
経歴:地元の高校を卒業後、名古屋の短大に進学、その後服飾関係の仕事をしたくて関東に来たが、思うような仕事ができず転々とする。結婚後、ご主人の勧めで好きなことをやろうと思いいろいろなことを経験して行きついたのがドライフルーツ制作
ネットで販売したら即完売
作品はテレビCMなどに起用されている
趣味:走ること 多くのマラソン大会に出場

Q:現在どのような夢やビジョンをもって取り組んでいますか?

成塚さん(以下敬称略):もっとたくさんドライフルーツを楽に作れるようになって、もっともっと多くの人に見てもらいたいと思っています。
 今は一人で制作をしているので作れる数に限界があります。でも注文数は年々多くなってきている状態で、必要とされているのにそれに応えられない状況もあり、そこを何とかしていきたいなと思っています。

Q:そのためにどのような計画・目標がありますか?

成塚:そうですね、工場などで簡単にできたりするといいのかなと思うのですが、やはりハンドメイドにこだわりたいという思いもあります。

記者:(作品をみて)ドライフルーツ初めて見ました、宝石のようにキラキラしてとても綺麗ですね!封筒の絵も手書きですね!ハンドメイドへのこだわりが感じられます。

成塚:そうなんです!私のドライフルーツを買ってくださるお客さんはハンドメイドでアクセサリーなどを創っている方が多く、その方たちに喜んでもらえるよう想いをこめて商品を届ける工夫をしています。その方たちが梱包を解いてドライフルーツをみた瞬間の笑顔を想像しながら作業をするのがとても楽しいんです。

  ↑ 成塚さんのドライフルーツ作品

 ↑ CMにも起用されています☆

Q:ドライフルーツを創ろうと思ったきっかけは何ですか?

成塚:名古屋で短大に通っていた時に東京で一人暮らしをしながらメイクの専門学校に行っている友達が夢に向かってすごくキラキラしていて、その時に自分はこのままでいいのかな?と思うようになりました。そして短大卒業後は東京の服飾の専門学校に行くことを決めました。
 親に学費は頼めないからアルバイトをして学費を貯めていたのですが、母が危篤になり一度実家に戻りました。そこでホームヘルパーの資格をとったのですが、やっぱり服飾関係の仕事がしたくて再び東京に戻りました。
 そこで勤めたのがジュエリー関係の会社だったのですが、完全歩合制だったため働いているのに何故か借金を抱えてしまい、消費者金融でお金を借りなければならなくなりました。そしてその頃から昼も夜も休みなく働くようになり、生活がだんだん苦しくなっていきました。漫画喫茶に泊まりながら何とか生活をしていた状態でした。そんな時に今の主人と結婚することになり、子供も二人産まれました。子どもから少し手が離れ、子供の習い事に費用が嵩んできたこともあり近くのコンビニで働こうかなと相談したら、主人からは「お金は何とかするから好きなことをやりなさい、自分にしか出来ないことがきっとあるよ」といってもらえ、それからはとにかくいろんなことをやってみました。
 ランニング、ペン字、絵、アロマ、ギター、ガーデニング、キャンドル、読書・・・そしてドライフルーツに出会いました。
 思い返せば私は昔からすごくおとなしい子で自分らしさを出せずに幼少期を過ごしてきたなと思います。こうしてみると私はずっと自分の表現方法を探してきたのかなって感じがします。

Q:これからはどんな自分を表現していきたいですか?

成塚:過去の自分があるから今の自分がある。今日こうして過去を振り返って、いろいろあったけど今は幸せだなと思いながら日々を過ごせています。そして今の自分も過去の自分もとても愛しく思えます。自分を表現したいと思いながら一人で好きなように好きなことをやれるのが幸せだなと感じます。

Q:これからどんな時代を創っていきたいと思いますか?

成塚:みんながそれぞれ自分らしく表現することを楽しめる時代になるといなと思います。私は最初服飾の仕事をしたいと思っていました。今は全然違うことをしていますが、根本にあった想いは自分を表現すること、でした。その方法は人それぞれです、いろいろなことを経験してみて思うのは必ず自分を表現できる方法はあると思うので、それをそれぞれが楽しみながら生きていける時代になるといいと思います。

ありがとうございました!成塚さんの作品は以下のHPからご覧いただけます。

【編集後記】
インタビューを担当した黒田、大藤、中澤です。成塚さんが制作したドライフルーツ作品を見た瞬間3人で「わー!綺麗!宝石みたいだね!」と思わず声をあげたところ、「そうそう、そういう笑顔を見るのが楽しいんです」ととびきりの笑顔で答えてくださいました。走るのも大好き!という成塚さん、アクティブさと繊細さを併せ持った成塚さんのドライフルーツがより多くの人が楽しめるようになるといいなと思いました、ありがとうございました!

この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。


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