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119夜 Colour By Numbers / CULTURE CLUB

久しぶりに聴くボーイ・ジョージの歌声の若さに、ため息が出ました。
フレッシュで、伸びやかで、楽しそうで、ソウルフルで、実に素晴らしい。

当時は、バンドのファッション性やバイ・セクシャルを強調したボーイ・ジョージの個性に目が眩んで、音楽を正しく評価できていなかったかもしれません。
以前は、良いアルバム、くらいの評価でしたが、評価が変わりました。これは素晴らしい名盤ですね。

アレンジは80年代の流行りに沿ったものですが、曲はクオリティが高く、改めて聴くと、大ヒットしたシングル以外の曲の良さが感じられました。

LGBTQのテーマに限らず、最近はメディアへの出演も多いようですが、今の姿は貫禄があって、凄い存在感です。複雑な人生を歩んできたんだろうな、と感じます。
Spotifyを見ると、2019年に「LIFE」というアルバムを出していたようです。
これは後で聴いてみようと思います。

80年代初期の人気バンドを振り返って聴いているのですが、あの頃以上に評価が高まったのは僅かしかありません。
カルチャー・クラブは、再評価の上位に挙げられそうです。
ヒット曲が多いので、ベスト盤で聴くとお得感があるかもしれませんが、シングル以外の曲の出来が良いので、ぜひアルバム単位で聴いて欲しいです。

こりゃあ、売れていい。