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141夜  Deserter’s Songs / Mercury Rev

クリエイティブなお仕事は、かけた時間や費用と成果が必ずしも一致しないので、嬉しいこともあれば落ち込むこともあります。
今の状態は後者なのですが、この経験もスキルアップにつなげようと思って、機材やソフトに投資(散財?)してみました。

落ち込んでばかりもいられないのですが、今夜選んだのはジャケットのアートワークが暗い「Deserter’s Songs」。
直訳すると「脱走兵の歌」となるのでしょうか。
決して順風満帆ではない状況のお仕事ですが、逃げる気はありませんので、タイトルに関しては今の気分とはマッチしていません。
でも、ささくれだった心を静めるには良いアルバムなのです。

全体を支配しているトーンはサイケデリックで根暗な感じです。
静かでスローで淡白。音の粒は ぼやけがちで、霧がかかったように正体が霞んでいます。
アンビエントや現代音楽に通じるところがありますが、基本的に歌ものですし、ドリーミングな音選びは フレーミング・リップス のようでもあり、ポップさも感じられます。

明るく楽しい音楽ではありませんが、シリアスすぎず暗すぎず、気を静めるのには良い感じなのです。

他のアルバムも良いのに、キャッチーさが無いせいなのか、日本での知名度がイマイチなのは残念です。