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第3項「相場が玉虫色に見える理由」

(メンバーシップの皆様へ。10,000字ほど書き進めました。文庫本のページ換算で15ページ程度です。完成には100ページ前後を予定しているので、まだ先は長いですが応援のほどよろしくお願いいたします。もともと考えていた順番を少し変えて書いて行こうと思っています。「相場心理」では抽象的なことを書いて「相場の構造」で具体的な話をしようと考えていたのですが、抽象的な部分は、本編からは分量を大幅に減らして、代わりにコラム的な差し込みでいこうと考えています。もう少し「相場心理」の節が続くのですが、ここからは、予定していたものの中でもより具体的な内容を書いて行きます。)

トレーダーのジレンマの話を更に深堀すると、タイトルにある「相場がタマムシ色に見える理由」がわかります。

昔はよくこういう場面で悩みました。買えるようにも、売れるようにも見えますよね。相場に他人を思い浮かべられるようになると、どっちにより多くの人が集まっているだろうか想像できるので、どちら側につくべきか、また、集まっている意識量が同じならトレードを見合わせるべきか、決められるんですが、チャートに他人を思い浮かべられなければ、何を選ぶかの基準が「たまたま」ということにならざるを得ません。ただ、この「たまたま」も実は潜在意識に支配されていて完全にランダムではないというのが私の考えです。

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