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SAMURAI FARM式 金魚飼育法 フィルター編

すみません、ラオスから帰って落ち着いたと思ったのですが、結局毎日移動が続いてなかなかnoteの更新ができませんでした。

久々にSAMURAI FARM式金魚飼育法の更新をします。

今回はフィルター編です。

金魚の室内飼育を想定した理想のフィルターについて書きたいと思います。

前回飼育設備について書きましたがぜひ併せて読んでみてください。

基本的に、フィルターの選択は飼育容器の選択に比べるとそこまで重要度は高くありません。基本的には個人の好みで選んで良いと思います。

フィルターの濾過能力をよく知った上でそれを水槽の大きさや水替えの頻度、金魚の数と併せて組み合わせれば良いだけの話です。水質をよく保てれば良いです。

ただ、SAMURAI FARMは圧倒的に過剰濾過くらいの濾過能力の高いフィルターをお勧めします。

濾過能力の高いフィルターは水換えの頻度と病気のリスクをかなりの割合で減らすことができます。また濾過層の大きなフィルターというのは水量自体を増やすにつながります。なので、フィルターについては基本的に大は小を兼ねるという感覚で捉えていただけると失敗が少ないのかなと思います。

SAMURAI FARMでのおすすめは圧倒的に外部フィルターです。
水槽の大きさによって多くのサイズから選べますし、自分でできるカスタマイズの幅が圧倒的に高いです。例えばUV殺菌灯を接続して簡単に設置できるのは外部フィルター独自のメリットと言えます。殺菌灯を設置すると圧倒的に病気のリスクを減らすことができます。要するに室内で飼育しているにもかかわらず病気に関しての屋外飼育のメリットを受けることができるというアイテムです。

それ以外にもさまざまなアイテムを吸水口、排水口に設置したり、濾材を組み合わせたりプレフィルターの設置をしたりしてカスタム可能です。

もちろん水槽の下に設置するので、水槽内周辺がかなりすっきりします。そして密閉型なので基本的に音がかなり静かです。

デメリットとして、メンテナンスがある程度面倒ということです。なので多くの水槽で金魚を飼っている方にはあまりおすすめできません。

またもう一つデメリットとしては、密閉型なのでエアレーションができないという点です。シャワーパイプなどの排水口を水面から上げて水を落とす形にすればエアレーションもできます。もしくは、水槽内に投げ込み式フィルターを設置するかです。そのままだと酸欠を起こしてしまいます。

SAMURAI FARMのおすすめは圧倒的にエーハイムのクラシックフィルターです。かなり歴史が古い外部フィルターです。とてもシンプルで全てのパーツが別売りになっていてパーツを交換して長く使えます。こういう美しくシンプルで丈夫で長く使える製品を初めに買ってしまうとその後の飼育が楽になるので、先行投資としてはとても良いかと思います。

また上部フィルターもとても良いです。メンテナンスが楽で価格も安く濾過能力も大型の外部フィルターに比べると手軽に使える点はとても良いと思います。デメリットとしては、水槽の上に乗せるので景観が外部フィルターに比べると美しくないという点が挙げられます。

またタイのSAMURAI FARMで使っているのが水槽一体型の内部フィルターです。
これは120cmです。

右側の黒い部分が内部フィルターになってます

こちらはハンドメイドの水槽をタイで購入した際に設置されていた備え付けの内部フィルターで取り外しはできません。中が三層になっていて、ウェットアンドドライフィルターとして使用ができるとても便利なもので、中に設置するために金魚の遊泳スペースをある程度奪ってしまうのですが、大型水槽であればそれなりの濾過槽の大きさがあって非常に良いと思っています。濾材を今後日本から持ってきて使おうと思っています。

前から見ると黒いのですが、横からは内部が確認できるようになってます。

このフィルター付きのタイの職人が作る水槽が非常に良かったので、いずれ日本で販売できるようにしたいと思っています。少しお時間をいただきますが、オーダーメイド水槽がSAMURAI FARMで受注できるように動いていきたいと思います。

フィルターに使う濾材についてですが、基本的には好きなものを使うべしとして言いようがないのですが、SAMURAI FARMで使っているのはパワーハウスのハードタイプです。金額は高いですが、長く使えますし、金魚飼育に適した弱アルカリ性にpHを調整してくれます。ソフトタイプは弱酸性に変えてしまうので間違って購入しないように気を付けてください。

またフィルターにおいて一番重要なのがメンテナンスです。
月に一度必ず濾材の清掃、濾過槽の清掃、モーターパーツの分解清掃、また外部フィルターはホース内の清掃をブラシでしっかりてください。これを怠ると必ず病気が出ます。

金魚飼育は手をかければかけるほど安全、安定を手に入れられます。フィルターは水槽同様投資だと思い初期にある程度良いものを手に入れておくと後で非常に飼育が楽になります。また病気のリスクなどランニングコストを考えれば初めに良いものを買ってしまった方が逆に安くなるのではないかと思います。

少し駆け足で書いてきました。落ち着きましたら、一度タイのハンドメイド水槽の魅力について改めて書きたいと思います。

次回のSAMURAI FARM式金魚飼育法は水換えについて書きたいと思います。少しでもご覧になってくださる方の参考になれば幸いです。

よろしくお願いいたします。

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