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SAMURAI FARM式金魚飼育法 給餌について

給餌については人それぞれだと思います。
私の場合は形の良い健康的な金魚を作りたいと思っています。人によってはとにかく早く大きくしたいという人もいるだろうし、病気のリスクを考えて控えめにする人もいると思います。

飼育環境や、その人の理想の金魚によって給仕については異なるため様々なご意見あると思いますが、今回は私の給餌のサイクルについてお話しします。

餌やりは金魚の健康に直結する

よく色々なところで書かれていることでもあるので、ここに改めて書く必要はないかもしれませんが金魚には胃がありません。なので胃で食べたものを溶かしてから腸で吸収するということができません。腸で餌を吸収するのみになるので、一気に大量の餌を食べれば餌を吸収しきれずに消化不良を起こします。

消化不良は万病の元です。消化不良を起こすと金魚は体力が落ち、それに伴って免疫力が落ちます。そこで常在菌であるエロモナス菌に悪さをされるというパターンが非常に多いと思います。

うまく餌やりができなければ、金魚は病気になりやすいということです。

餌の種類の割合 アカムシ6割、人工飼料4割

現段階での私の給餌の餌の種類による割合はざっとアカムシが6割、人工飼料が4割であげています。アカムシのみで育てると栄養が偏るということは、キョーリンの研究所のウェブサイトでみました。バランスよくアカムシと人工飼料を与えるのが1番金魚の体型がよくなったという結果でした。自ら実験を行ったソースに基づいた結果として載せていたので信用できる情報と思い、それを元に試行錯誤しながら私は餌の割合を決めました。

餌の劣化について 遮光と除湿

人工飼料は光と酸素によって酸化してしまいます。
酸化した餌というのは金魚にとっては毒です。消化不良にちょっけつする要因になりますので、人工飼料の酸化を防ぐ工夫をしています。

まず、カハラさんで購入した遮光ボトルに餌を移し替えて使っています。

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光を当てないため餌の劣化を防ぐのと、サイズが小さいものなので餌を取り出しやすいというメリットがあります。購入時のアルミの袋でも大丈夫ですが、取り出しにくいですよね。大きいし、遮光ボトルの場合はサイズが大きいものは避けたほうがいいです。空気が入ってしまいますので。アマゾンにも売っています。



給仕の際には、1/4スプーンを使っています。毎回必ず同量を給餌できるのでとても良いです。長さも最小サイズの遮光ボトルにぴったりです。

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酸化を防ぐためにシリカゲルをカハラボトルの中に入れていたのですが、非常に給餌に際に邪魔に感じたので、蓋の裏に貼り付けています。

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良い金魚を作るには早起きをしなくちゃいけない

先ほど大量の餌を与えると消化不良を起こすと書きましたが、ただ餌の量を増やさないと金魚は良い体型にはなりません。そこで金魚に多くの餌を与えるにはどうしたら良いのかということですが、1日に餌を与える回数を増やすことで金魚に多くの餌を与えることができるようになります。

金魚は餌の消化に水温にもよりますが、この秋口の気温であれば大体6時間くらいだと思います。私が朝に与えたアカムシが糞として出てくるのが大体お昼過ぎですから。
なので、消化が有る程度進んだ段階で次の給餌をすれば消化不良を防ぎながら餌を多く与えることができるというわけです。

これは私のやり方ですが、給餌の間隔は中4時間です。4時間ごとに一回の給餌です。最終の給餌は夜の7時までにしています。

なので、私の場合は1日最大4回の給餌になります。

朝まず冷凍アカムシを与えます。そして日中に2回人工飼料です。今は2回目の給餌に土佐姫、3回目の給餌にヘルシーラブスター、そして最後の4回目の給餌でまた冷凍アカムシというサイクルです。

最終時間を決めているのはしっかり餌を抜く時間を作るためです。特に根拠はありませんが、人間も消化には体力を使うものですから、10時間程度は餌を切る時間を作るようにしています。まあ人間と同様に考えるのは間違っているかもしれませんが、私の生活のペースに合わせてこのようになったというのもあります。なので早起きしないと4時間おきに4回の給餌は難しいわけです。餌を抜けば金魚に餌を与える量が減ります。なので私は遅くとも6時には起床しています。朝仕事をするのが好きというのもありますけどね。

私は主に自宅事務所で仕事をしているので、このようなことができますが、外で働く方には厳しいですよね。電動フードタイマー等色々工夫のしようはあると思いますが、事故も怖いですし難しいところかなと思います。

私も現場仕事がある時や、出かける日などは1日2回の給餌になることもあります。
また旅行などで長期で家を空ける場合には1日前から餌を切って、水質悪化を防ぎ餌は家を空けている間は切ります。

水温によって給餌の回数は変えます

小学校の頃に習ったと思いますが、金魚は魚なので変温動物です。
体温を自分で維持できませんので、水温によって自身の体温が変わります。活性も水温によって変動するので、水温が低い時期には餌を食べる量が減り、運動量も減ります。
なので、ヒーターをしようしない場合は、気温の下がる晩秋から、気温が上がり始める初春までは給餌をセーブしなくてはいけません。

そうしないと間違いなく消化不良を起こします。
冬季の給餌についてはまたその時期になったら改めて書きたいと思います。

日中25度を超える今の季節はまだまだ金魚を育てられますので、私は給餌をしっかりやって良い金魚を育てたいと思っています。

今日はここまでです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました🐤
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