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☆学びのまとめ☆ハウスシステムについて

前回の記事からずいぶん経過しちゃいました・汗
今年は、もうちょっとnote、使っていきたいなぁ。

早速ですが、先日友人とハウスシステムについて
話題になったのですがね。

ホロスコープの周りに1から12の数字がついているのを見たことが
ありませんか?

あと、ちょっと専門的なホロスコープの記事に
「1ハウスに金星があるので、周りからは華やかな印象に見られるでしょう」
なんて書いてあったりするのを見たことありませんか?

一般的なホロスコープ(前回も出しましたが)

私のホロスコープです

中心部に、左下から数字がついているのがわかるでしょうか。
大雑把に言うと、左の真横に延びている線(Asc.と書いてあります)が
ホントに大雑把で恐縮なのですが
これ、地平線みたいなものなんです。

ここから太陽が昇って上の方に移動していきます。
右にもオレンジの線が延びているのがお分かりでしょうか。
そうです。
これも地平線です。
ここに向かって太陽が動きます。

ちょっと余計なことを話すと、日中生まれた人のホロスコープには
この、円の上半分に太陽があります。
夜に生まれた人のホロスコープでは、太陽は下にあります。
私は21時台に生まれているので太陽が下の方にあるわけです。


何度も言いますが、地平線のイメージは
ホントに大雑把なイメージです。
でも分かりやすいので、このまま地平線で話していこうと思います。
(実はICとMCを地平線に例えるのはゆかりさんの本にも掲載されていました)
この地平線の下から1,2,3…と数字が振られています。
これが1ハウス、2ハウス、の表示です。
長々と前説ですみません(笑)

せっかく地平線が出てきたので
本当はこのまま、太陽の動きなどについてもお話ししたいのですが
今回は「ハウス」のお話ということで先に進みますね。


ハウスって何?

私はよく、ホールケーキを12に分けたような感じ、と表現することがあるのですが、その分け方にも、きっちり等分する考えもあれば、ピースの大きさにかなりばらつきを出す考えもあります。

そうやって12個に分けられたケーキのピース一つ一つが、ハウスのイメージです。
そして、これまた簡単で大雑把で恐縮(笑)なのですが、ハウスにはそれそれ異なるテーマが設定されていて
一つ一つが舞台、みたいな感じです。
そう、12ピースそれぞれにバラバラのデコレーションが施されているケーキがまとまって
ひとつの丸いケーキになっている状態、みたいに
食いしん坊の私はイメージしてしまいます(笑)

具体的に12のテーマは
1「セルフイメージやアイデンティティー」
2「所有、金銭収入、財、価値観」
3「兄弟姉妹、”身近”なコミュニケーションや学び」
4「家、居場所、不動産」
5「恋愛、創作、趣味、子供など ”愛でる”」
6「メンテナンス、健康、責任、雇用など ”続ける”こと」
7「パートナーシップ、契約、1対1の人間関係」
8「(自分のコントロールできない領域の)与えられるもの、性、死」
9「(海外)旅行、”遠く”とのコミュニケーションや学び、高等教育、出版」
10「天職、社会的立場、目標、成果、成功」
11「人との繋がり、友人、ネットワーク、将来、仲間」
12「過去、清算、直面しがたいこと、秘密」
ここのテーマの解釈や表現は人によって多少違いはあると思いますが、大体こんな感じです。

このそれぞれのハウス(舞台)に
個性豊かな天体さんたちが時々、訪れて
それぞれのテーマで天体さんたちが繰り広げるエピソードが、星占いの元になっている
と私は考えています。
(あとでも書きますが、ジオセントリックの考え方は天動説です)

なので、ハウス(舞台)の分け方が違うと
その天体がいる場所のテーマもおのずと変わってしまいます。

自分のいる舞台のテーマが、区切られ方によって
雇用や体調管理なのか
過去の清算がテーマなのかでは、
存在する意味合いも全く違うものになってしまいます。

ともあれ、ハウスと天体の関係は舞台と役者みたいな感じ、と
演劇好きの私は捉えたりしています。
役者さんは、舞台と約どころによってはまったく別人みたいに振る舞うこともありますが、それでもその人そのものからにじみ出る味わいとかって、あるじゃないですか。

天体にもそんな味わいがあったり
また、天体ごとに
生き生きと自分らしさを発揮できる舞台と、そうでない舞台があるのも
面白い話だと思うのです。

ハウスの意味については、ひとまず、こんな感じです。

1のろうそくをどこにつけるか?問題 (1ハウス問題)

さんざん迷いながら諸説入り交じって
ホールケーキを12に切り分けるパターンを考えたわけですが、スタートの1ハウスをどこにするかにも諸説あります。
ちなみに先程の私のホロスコープは

地平線から1ハウスが始まっていますが、
これは出生時間がわかる場合なので
時間がわからない場合、この方法は採用できません。

その一方で、出生時間がわからなくても
自分のハウスを知る方法もあります。

ソーラーサインハウスシステム、と言うその方法。
私は最初に
石井ゆかり さんの本から学びました。
 「月で読む あしたの星占い(すみれ書房)」では


自分の誕生日の星座(太陽星座)を1ハウスとして、そこから右回り(時計の針と反対回り)に2、3、とハウスを割り当てていきます。
ちなみにひとつのハウスは30度きっちりに分けられていて
極めて均等な分割になっています。
好きも嫌いも30度ずつ。

ちなみに、この本(月で読むあしたの星占い)で扱うのは、月の動き。

月を扱う理由としては
月の移動が2、3日でハウスを移動するため、日々の占いを読むには最適だからという理由なので、月の性質に言及したものではありません。

ゆかりさんのこの考え方は
ホロスコープを時計の文字盤に、
天体の動きを時計の針に見立てて考えることができるので
私にはとっても分かりやすかったのも
後々、ホロスコープとの垣根を低くしてくれて
とってもありがたかったです。
(さっきはケーキと言ってみたり、今度は時計の文字盤と言ってみたりで、一貫性がないのですが、要するに身近でイメージのしやすいものに置き換えるのが、私流です)

話を遡って。
というわけで、ゆかりさんの採用しているシステム(ソーラーサインハウスシステム)では自分の太陽がいるサイン(星座)を1ハウスとしていますが
一般的なホロスコープ(プラシーダスシステム)では地平線から
1ハウスが
始まっています。
なので
1ハウスがどこから始まっているか確認しないと
話が噛み合わなくなってしまいます。

そんな前提の違うハウスでものを言うくらいなら
最初からハウスとか区切りを取っ払ってしまって
それぞれの天体どうしの位置関係(角度)で話していく方がいんじゃね?

そう考えたのかどうかわかりませんが、確かに天体どうしの位置関係は
どんなハウスシステムでも同じです。
その日の天体の配置はひとつですからね。
位置関係(アスペクト)で天体どうしの関係性や影響を読みとくのも
占星術の知識と技術です。
ただ、わたしの未熟ゆえ
アスペクトについては自分のものにできるほど習熟していないので
この話は別の機会にさせていただきます。

次回は、ソーラーサインハウスシステムと
石井ゆかりさんの「月で読むあしたの星占い」のことを
話してみようと思います。

<参考文献>
「月で読む あしたの星占い(すみれ書房)」




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