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Summerを弾きながら、何を考えているのか?

増税前に、ピアノを買った。

Roland の、真っ白な電子ピアノ。

実家で使っていたものは、暗めのブラウンのピアノで、今の家の家具もほとんどブラウンなので、そっちに合わせようかなーと思ったけど、

同じじゃおもしろくないかな、というのと、

白いピアノの、ちょっと甘くて緊張する感じの雰囲気(汚したりしないかなって)に手を出してみたくなって、白いやつを買った。

ずいぶん弾いてなかったので、まあまともに弾けないんだけど、楽しく弾いたり、うまく弾けなくて落ち込んだりしている。

この前の土曜日の午前中は、結構長く弾いていて、
久石譲のSummerを練習していた。

Summerを弾きながら、少し思い出に浸っていたというのが、今日のはなし。

遡ること高校生時代。
わたしは高校1年生、オーケストラ部の部員だった。
部長さんは、バイオリンを小さい頃から習っている男の先輩で、背が高くてお目目ぱっちり、色白と少しふわっとした髪の毛もあいまって、わりと白馬の王子さまっぽい人だった。(※あくまで客観的な感想です)

(※そらるさんには似ていません)

その先輩が、なぜかよくSummerを弾いていたことが、すっと頭に浮かんできた。

なぜか、というのは、部活でその曲を合奏する予定もなく、他の部員は誰も練習していなかったので。

先輩がレッスン先のコンサートで弾く予定だったかもしれないし、単に弾きたくて弾いていたのかもしれない。

まあ、わりと理由はどうでもよくて、

練習場所だったピロティに、先輩のバイオリンの音が響いていたことと、

靴箱横のじめっとした(楽器保管には適さない)部室のあの特有の匂いと、

そんなことをぼんやり思い出した。

ちなみにわたしはチェロだったので、かっこつけてバッハの無伴奏ばかり練習していた。

気候のいい季節にピロティ(中庭)で楽器を弾くのは最高に気持ちがよかったし、

友だちと勝手に合わせ練習するのも楽しかった。

それから、(急に最近に戻り)今年は富士急までライブに行ったなあ、とか、京都の(友達の)家に戻ってヒモ生活(仮)してたなあとか、夏の思い出に浸ったりなんかした。

こんなことを、曲を弾きながら考えていたりする。

だから、いまいち楽譜にも指にも集中できていなくて、全然上達しないんじゃないか。

ともおもうけど、こういう意識をどっか昔のことや遠くのことに飛ばすのが楽しくて、ピアノ弾いてるみたいなところもあるので、まあいいのです。

意外と、ピアノ弾いてるときって、暇なんですよ。
(集中しろ)

以上、今日のおはなし。

https://twitter.com/sanmon333/status/1187920942539759616?s=19

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