見出し画像

【ポケカAdvent Calender2023 18日目】自主大会主催者から見たポケカ~月1で自主大会共同主催してみた~

はじめまして、「かんた」と申します。
この度、いちょーさんの「ポケカアドベントカレンダー」の企画に参加させていいただきました。12月1日からクリスマスの25日まで毎日1記事ずつ持ち回りで記事を書いていくものとなっております。(詳細はこちら
自分は18日目、明日以降も25日まで1日ずつ計7個の記事が投稿されていきます。1日1記事読みながらクリスマスまでのカウントダウンしてみませんか?(個人的に楽しみにしているのは25日、ゆーげん君の自主大会レポートです。こちらは先月私も参加した特殊ルールの自主大会「スティンガー杯」のレポート記事だそうです。)
もちろんこれまでに投稿されている17個の記事も面白いものばかりです。まだご覧になってない人はぜひ遡ってチェックしてみてください。
こちらから各記事確認できます。


はじめに

 当記事では2023年12月までに月1で自主大会を共同主催してみて、この1年間感じたことや思ったことをまとめていきたいと思います。自主大会開いてみたいと思っている方への一助になってくれれば(そんな偉そうなこと言ったりアドバイスはできませんが)また主催者がどんなことを感じて運営しているのかをお伝えすることができればと思っています。

自己紹介

 改めて自己紹介をさせてください。
広島の東広島西条を中心にポケカをしております「かんた」と申します。
ポケカを始めたのは2020年の春、妻と飲みに行った帰りのコンビニでVスタートデッキが割引で売られているのを見つけ興味本位で購入したら、いつのまにかポケカ沼にのめりこんでおりました。気づけばポケカ歴4年になろうとしており、自主大会まで主催するようになっていました。

サーナイト&ブラッキーGX杯

 サーナイト&ブラッキーGX杯、通称サナブラ杯
これが私が主催する自主大会の名前です。あまり例を見ない2人タッグのチーム戦です。月1でやってきて今年1年で計10回ほど開催してきましたが、ありがたいことに広島県内だけでなく県外からも来ていただける大会となりました。(今までの大会報告noteもありますので、興味がある方はぜひこちらから

自主大会を主催してみようと思ったきっかけ

 この1年のサナブラ杯を振り返るにあたって触れておかないといけないことが2つあります。
 まず1つ目は共同主催の「マツさん」です。記事タイトルにもあるように、この1年間サナブラ杯はマツさんとの共同主催でやってきました。時を遡ること2022年10月、気付けば自分も西条で2年近くポケカで遊んでおり、楽しむ側だけでなく楽しませる側でもポケカに関わりたい、西条のポケカ界を盛り上げていきたいとなった時に、やはり定期開催される自主大会があるのがいいだろうと思いました。ただ一人でできるかはもちろん不安で、どうしようかと思っていた時に声をかけたのがマツさんでした。その当時から「SI 俺たちはいつでも2人で1つだった 地元じゃ負け知らず そうだろ?(青春アミーゴより)」的な相棒関係…ではなかったです。何故マツさんに声をかけたのか正直思い出せないです。ただこの人となら同じ温度感の大会を作っていけそうだと感じたのは覚えています。そして、その自分の直感は間違っていなかったと1年間共同主催をしてきて思いました。もし1人だったら大会運営をしていくのはかなり大変だっただろうという、単独主催ではなく共同主催という形式をとったことも含めてですが、「マツさん」という人に声をかけて良かったと思っています。
 2つ目は「きんのたま杯」です。この大会は、普段から仲良くさせてもらっている「かじさん」が西条でサナブラ杯が始まる前から定期的に開催している自主大会です。西条ポケカ界を盛り上げる=自主大会!という発想になったのは、この「きんのたま杯」の影響が大きいです。何度も参加し楽しい時間を過ごさせてもらって、「自分もこんな自主大会をやってみたい!」「大会に参加してもらった人に楽しんでもらいたい!」と思い、結果サナブラ杯という自分の自主大会開催へと繋がりました。あと、いつも大会を開催してくれているかじさんも出れる自主大会があるといいなとも思いました。その当時は今ほど自主大会が頻繁に開催されるような状況ではなかったので。

自主大会を主催するにあたってあった方がいいもの

実際に自主大会をしてみてあった方がいいなと思ったものやあったら便利だなと思ったものを挙げていきます。


【運営チーム(スタッフ)】
これは一番大事だと思います。サナブラ杯は、基本的にマツさんと私と妻の「ろうな」で運営してきて、最近はマツさんの義弟の「いくらさん」に手伝ってもらうようになり現状4名体制となっています。
運営スタッフとして32名規模なら2人~、64人規模なら3人~、90名を超えるようなら4人~程度スタッフがいたほうが、スムーズに運営できるかと思います。大会の形式や運営に慣れている人の有無によってはもう少し少ない人数でも回せると思いますが、初めて運営するようなら上記の人数いれば安心かなというところです。

第10回サナブラ杯優勝チームと運営
後ろ左から(いくら、ろうな、マツ)
前1番左(かんた)

【Tonamel】
第1,2回はTonamelを使わずに開催していたのですが、一番大変だったのはマッチングと試合結果の管理です。特にマッチングはとても手間で、そこを自動でやってくれるTonamelは非常に助かりました。募集も含めて一元管理できるのでとても楽です。使い始めは操作や設定に慣れなくて戸惑いましたが、2~3回もやれば問題なく使用できるようになると思います。
また、参加者一覧のCSVデータ(エクセルファイル)も出力出来ます。申し込みの時に緊急連絡先とX(旧Twitter)アカウントも入力してもらえるようにすれば、当日そのまま参加者一覧として受付名簿にできるので便利です。


【大会用 X(旧Twitter)アカウント】

個人用のアカウントは、ほぼ皆が利用していると思うのですが、大会用アカウントも作ると便利だと思います。単発の開催であればわざわざ大会用アカウントを作成しなくてもいいと思いますが、定期開催をする予定であれば作成したほうがいいと思います。参加者視点もあると便利だと思いますが、それ以上に運営視点でも大会関連の自分のポストをまとめて見れるのは助かりました。(個人用でやるとポストが埋もれてしまうので)


【告知用noteアカウント】

X(旧Twitter)アカウントでも告知はできますが、字数制限があるので大会詳細の伝達が難しい。Tonamelのページにも詳細は載せることはできますが、個人的に見にくいと思ったので、告知用のnoteアカウントを作成しました。開催日時や募集開始等の告知はXにて行い、詳細についてはポストにnoteの該当ページのリンクを貼って、確認してもらえるようにしていました。
告知・応募の時にも便利ですが、一番のメリットは報告noteを作成できることだと思います。興味はあるけど参加するか迷っている人たちにどんな大会なのかを見てもらうことで、参加のハードルが下がって参加してもらいやすくなったり(実際に報告noteを見て参加してくれた方がどれくらいいたのかは不明ですが)、いつか招待選手を招くときにこんな大会です!と見せることができたり(そんな日は来るのだろうか)自分たちの大会を記録に残しておくと何かと便利かなと思っています。何より定期的に自分で報告noteを読み返してみて、思い出に浸るといったアルバムのような使い方ができます(第10回の報告noteまだですか?)マメな人じゃないと書くのが億劫になるというデメリットもあり、やらなきゃいけないことが増えるので大変ですが、何だかんだ後から見返したときに楽しいので毎回欠かさず書き続けています(10回報告note早く仕上げます!)


【キャリーケース】
これは大きめのカバンでも代用できるし別になくてもいいとは思いますが、大会運営する時に意外と細々したもの色々と必要になって、大きめのカバンだと整理がめんどくさいのでキャリーケース(容量39L)を購入しました。
細々したもの
・A4サイズのホワイトボード:大会の受付開始時間や休憩後の再開時間を書いたりしています。
・コイントレー:受付時に参加費を受け取る時に使ってます。
・イベント用コインケース:500円と100円だけが入るもの(セリアで購入しました)
・ネームストラップ
・タイマー
・トーナメント表
・文房具類(シャーペン、消しゴム、カラーペン、ハサミ、付箋等)
 ※付箋については提供品をもらった時に、誰からの提供品か名前を書いて貼っておけるので重宝します。無地のマステとかでも代用可能です。

【ポスター】
文字だけの告知よりもやはりイラストがあったほうが分かりやすいし目を引きます。サナブラ杯の大会ロゴはろうながデザインをし、ポスターは友人のハナナさんに季節ごとに書いてもらいました。



困ったこと、悩んだこと


【大会ルール】

サナブラ杯は2人1チームというあまり例を見ない形式(基本的にチーム戦は3人1チームが多いです)のため、引き分けがどうしても発生しやすくなってしまいます。形式を変えれば良いのですが、運営二人タッグチームを組んで大会を始めたことに由来するため、個人的には変えたくない部分でした。リーグ戦にしたり総当たりでやってみたり、コイントスで勝敗を決めたり、試合結果に応じて勝ち点を付与する方式でやってみたり…現状ではルールや形式が確立されていますが、始めた当初は色々試行錯誤をしながらやっておりました。参加者の皆さんから、不満の声が上がれば変えないといけないなと思ってやっていましたが、皆さんサナブラ杯の大会ルールを好意的にとらえてくださる方が多く、こだわりである2人1チーム戦を続けることができました。結果として、そこがサナブラ杯の独自色にもなっているのかなと思い、自分たちのこだわりを貫いて良かったと思っています。他の大会が〇〇だからと合わせる必要は必ずしもなく、こだわりがあるならそれをきちんと説明すれば、参加者にはそれが伝えるし、その上で参加してくださる人もいるので主催としてのこだわりは曲げないほうがいいと思っています。

【実施会場】
これは開催できるところが無くて、というわけでなくむしろ逆で、ありがたいことに西条には自主大会が開催できる店舗が3つもあり、そのどこで開催するかを悩みました。一番悩んだのは、僕らが普段一番お世話になっている「プラネット西条中央店さん」での開催についてです。こちらの店舗さんは他の2店舗さんと比べてお店の規模が小さく、最大でも32名(チーム戦だと16チーム)が限度になってしまいます。回を重ねるにつれて参加したいという声を多く耳にするようになり、より大規模でやるなら他の2店舗さんのどちらかを使わせていただく必要が出てきました。ただ、サナブラ杯を始めるきっかけになった「西条ポケカ界を盛り上げたい」という中には、日ごろお世話になっている店舗さんへの恩返しもしたいという気持ちもありました。その点で言うと、規模が大きくなってしまうとプラネット西条中央店さんでの開催が難しくなってしまうことがネックでした。結局は大規模開催と中規模開催(プラネット西条中央店)を交互に行う形に落ち着きましたが、特にプラネット開催の時には地元西条のプレイヤーの方が参加しやすいように、受付を店舗に限定or優先するなどの配慮をしておりました。ただ遠くからでも参加したいと言ってくださるプレイヤーの方には店舗受付は、わざわざ西条まで足を運ばないといけない、また地元プレイヤーで定員が埋まってしまう可能性が高いということから、あまり好評ではなかったようです。それでも僕らが、プラネット開催にこだわったのはやはり「西条ポケカ界を盛り上げたい」という想いが根幹にありました。大規模にして、遠くから足を運んでくださるのは本当にありがたいことです。そのような遠方からわざわざ来てくださる参加者の方も大切にしたい一方で、普段一緒に遊んでくれているプレイヤーの人たち、遊ばせてもらっている店舗さんも同じように大切にしたいという想いが強かったです。両者を同時に立てるのはどうしても難しく、折衷案として大規模と中規模開催を交互に行うという形に落ち着きました。大会ルールの項目でも触れましたが、やはり運営のこだわりというのは大切だと思っています。想いがあれば、それは人に伝わるし、共感してくれる人もいます。これから自主大会をやりたいと思っている方、自分(もしくは自分たち)の想いを大切にしてください。

【プレイヤーとのバランス】
これは個人的事情もあるのですが、仕事の関係上基本的に休みが毎週日曜日のみで、サナブラ杯を開催するまでは基本的にポケカは毎週日曜日にやっておりました。基本的にひと月に日曜日が4回あるとして、月1で大会開催をしていると、フリーな日曜日が3日 その他シティリーグシーズン中だとジャッジ活動でもう1日、結果ひと月の内の自由な日曜日が半分になってしまうのでプレイヤーとしての頻度は下がってしまいます。これに関しては、割り切れるかどうかだと思います。何に重点を置くか、それは人それぞれですし、趣味なので自分がやりたいようにやるのが一番です。ただ、大会を主催する側に回ると、当然ですが自分のプレイヤーとしての時間は少なくなってしまいます。そこは自主大会をやるか迷っている場合、やる前に少し考えてもいいのかなとは思います。もちろん私たちが定期開催という形を取ったからというものあります。不定期開催で行くのであれば、この悩みは解消されるかと思います。

【家庭とのバランス】
「プレイヤーとのバランス」の部分と重なる部分ですが、下記は今年のある月の予定です。
1週目:自主大会(主催)
2週目:シティリーグ(プレイヤー)
3週目:シティリーグ(ジャッジ)
4週目:自主大会(プレイヤー)

さて、ひと月の日曜日(全ての休日)、全部ポケカ三昧の私はどうなったでしょうか?
もちろん妻に怒られました。これも私の個人的事情(性格)が大きいのですが、あまり器用なタイプではなく1つのことに熱中すると、それにオールインしてしまう傾向があります。もちろん普段の行動から気を配れればいいのですが、平日も一人回しをしたり、デッキを組んだり、リモートしたりと好き放題しているので…(悪気はないんです)。私の妻は比較的趣味に寛容なほう(ポケカもしているし、運営も手伝ってくれていることも含め)だと思うのですが、その妻を怒らせるというのは相当ですね。反省はしております。
個人や家庭の状況にも左右されますが、時間的制限ということで言えば自分の時間だけでなく、家族の時間も少なくなります。これも定期開催か不定期開催かにもよるとは思いますが、考えないといけない部分かと思います。
家族の理解というのは趣味を続ける上で非常に大切だと実感した1年でもありました。

嬉しかったこと


【無断キャンセル0】
自主大会に限らずですが、シティリーグ等の事前申込制の大会は当日会場に来られない方が一定数おられるそうです。それにもかかわらず、この1年サナブラ杯をやってきてなんと無断キャンセル者0名でした!これは本当に嬉しいことです。チーム戦だから無断キャンセルがしにくいということもあるのかなとは思いますが、それでも年間通して申し込みをしてくださった皆様が全員来てくれたということは、僕の中では小さな誇りです。


【多くの提供品】
これも参加者の皆さん関連ですが、毎回多くの方が抽選会の景品に、と色々な提供品を持ってきてくださいました。また今回参加はできないけど…とジムバトル等で会った時に次回開催の時に、と提供品を渡してくださる人もいました。
また参加者ではないのですが、地元の「コレさん」という方が、「西条ポケカ界を盛り上げたい」という僕らの想いに賛同してくださり、毎回様々な提供品をくださりました。本当にありがとうございます。

第10回提供品
第8回提供品
第6回提供品
コレさんからの提供品「ポケカアート」(かんた命名)



【参加者の皆さんの輪の広がり】
サナブラ杯に参加して、今まで交流することのなかった人との交流の輪が広がっていく様子を、Xのタイムラインを見ながら感じていました。これも自主大会主催者としては、本当に嬉しいことです。当然ですが、ポケカは1人ではできません。対戦相手がいて初めて成り立つ趣味ですし、ポケカを通して色々な人と繋がりができるのもポケカの魅力の一つだと思っています。今まで出会うことのなかった人とサナブラ杯をきっかけに知り合う、そんな人と人を繋げる場に自分たちの自主大会がなっていると思うとうれしい限りです。
またその繋がった人と人との関係がより深いものになっていく様子も感じています。普段私は東広島西条でポケカをしていますが、この地で活動している人たちは「西条勢」と呼ばれています。完全に主観になってしまいますが、このコミュニティはとても仲が良いと感じています。ジムバトル等のイベントがなくても練習会と称してカドショに集まりポケカをし、誰かが大会で優勝すれば、メッセージを集めてアルバムを作って記念のカードやローダーと一緒にプレゼントし、時にはポケカを抜きに飲み会やカラオケで一緒に大騒ぎすることもあります。他の地域のコミュニティを知らないので、相対的にどうなのかも分からないですし、自分自身がそのコミュニティに入っているからというのもあると思いますが、とてもいいコミュニティだと思っています。西条で定期開催している私たちの自主大会「サナブラ杯」がチーム戦ということもあり、この絆の強さにも少し関わっているのかなと勝手に思っています。


【龍舞タッグフェス】

こちらは、サナブラ杯によく参加してくれている「えーしんさん」が相棒の「かじはらさん」と開催する自主大会の告知の画像です。2人1チーム戦…共同主催…どこかで聞いたことがあるようなと思って見ていたら、「サナブラ杯」が出てきて二度見してしまいました。自分たちの自主大会が参加者の人にこんなふうに思ってもらえて、これ以上嬉しいことはありません。
大会名は「龍舞タッグフェス」と言うそうです。
2024年1月28日(日)に広島レプトンサンモール店さんで開催です。興味がある方はぜひ、えーしんさんのアカウントから詳細を確認してみてください。


さいごに

私の記事は以上となります。
大部分が自分語り&かなりの長文になってしまいましたが、いかがだったでしょうか?自主大会主催をしてみたいと思っている方の役に立つかどうかは分からないですが、実際に自主大会を主催してきた声として、何か役に立つことがあればうれしいです。もしも何か自主大会開催について気になることがあれば、かんた、もしくはサナブラ杯Xアカウントまでご連絡ください。
さいごに、サナブラ杯影の功労者、私の妻のろうなに感謝の意を表して、この記事の締めくくりとさせてください。表にはあまり出ていませんが、サナブラ杯の小道具類やデザイン等の作成は、ほぼろうなに丸投げです。主催二人が気付いていない部分のフォローや細かい気遣い、大会についての提案など本当に助かっています。いつもありがとう。これからもどうか宜しくお願いします。


最後まで読んでいただきありがとうございました!明日からもアドベントカレンダー企画は続きます!記事冒頭にも載せましたが、25日までぜひ毎日チェックしてみてください。記事はこちらから
皆様、良いクリスマスを🎄




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?