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昨年の2023年は、私にとって人生の転機となった年である。
失敗を重ね表舞台より裏方に徹していた私が、2社目を立ち上げてから全面に自分を曝け出し始めた。私にとっては、一大決心だった。

主な失敗とは、大きなこととして行政処分がある。未熟な社長である私とその元で働く社員。皆が毎日の業務をこなすことに必死で、きちんと整理されていない書類の数々。急に行政で来られて指定された書類を見せても、整っていないので正しさを証明することもできず、実際に出来ていなかったところもありと散々な状態。田舎でTVや新聞でも報じられ、マイナス面で有名になった。それから数年後には、コロナが流行りだした頃に施設内クラスターになった。2週間の潜伏期間があるデルタ株でのクラスターだったので、気づいた頃には無症状の方も含め相当数に感染しており、こちらもTVや新聞を賑わせた。

田舎は優しさで溢れている場所でもあるが、はみ出しモノを受け入れない、排除するような堅さがある。その田舎で二度のマイナス報道は、いつまでも尾を引く汚点である。

そんな私が、昨年から顔を出し、マイナス面を赤裸々告白をし始め、そして何と数日前からInstagramでは訛り全開の山形弁リール投稿までしてしまっている。
山形弁、この訛りも私にはコンプレックスでしかない。自分で標準語を話していると思っても、標準語を話す方々からすると全く標準語になっていないらしい。まずもって、イントネーションが直らない。
こんな私が、誰がみているか分からないSNSの世界に、何もかも曝け出したのである。

それはどうしてか。
もしかしたら、私の知らない誰かのためになる可能性が数パーセントでもあるかもしれないからだ。マイナス面を隠さずに出した方がいいよと、ある方に教えていただいたのだ。その方も包み隠さずにマイナスだった過去を曝け出し、そこからの前向きな努力の道のりがたくさんの方の心を動かし、希望の星になっている。そこまでとはいかなくても、マイナスの底辺を彷徨いながらも諦めることなく歩んできた私の道のりが、誰かの心を動かせるのかもしれないと思い切って曝け出したのである。

その結果、どうだったか。
マイナスな出来事への興味よりも、その後の歩みについて興味を持っていただけることが多くなった。有難いことである。そのことにより、私は自分を恥ずかしい人間だと考えることをやめようと、自分で自分を愛でることができるようになった。そうできるようになると、とても生きやすくなった。楽になった。自分の過去に執着していたのは、自分だったようだ。もちろん、今後も失敗を反省し、二度と繰り返さないように常々意識していくことは変わらない。でも、過去に失敗したからと、ずっと自分は恥ずかしい人間だと隠れるように過ごすのは違っていた。その恥ずかしい自分に付いてきてくれている、社員もお客様もいるのだ。


これからもっと前に進むために、飾らない素の自分を出していこうと思う。そして、考えや想いを発信し続けていく。その為には、たくさん学びチャレンジし続け、何事にも感謝を忘れずに1日1日を過ごしていこうと思う。

自分を曝け出すこと。
とても勇気がいることではあるが、その高いハードルを超えてみると広い世界が見えてくる。もし、そのことで悩まれている方がいたとしたら、ぜひ自分でしているブロックの原因と向き合ってみてほしい。慎重に考え決断する必要はあるが、もしかしたらブロックを解除をすることで誰かの心を動かしたり、希望になるかもしれない。そして何より自分自身が生きやすく、楽になるかもしれないのだ。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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