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イギリスの天気の話 #7

変わりやすい天気の話

「イギリスに来て一番驚いたことはなんですか?」と聞かれたら、
迷わず「天気」と答えるだろう。

コナン(かの有名なロンドン編)で「ロンドンは1日のうちに四季がある」と紹介しているセリフがあるのですが、実際その通りかもしれません。

噂で「海外の人は傘を持たない」と言うのも聞いたことがありますが、それもあながち嘘ではありません。

私がイギリスに来て2日目、ちょうど日曜で学校がなく暇な1日だったので学校までの道のりを確認しようとテクテク歩いていました。(土曜夜に到着したのに、翌日時差ぼけゼロで日中から行動してた偉い私!)
なんとしたことが、私そのとき折り畳み傘を忘れてしまいまして、帰り道見事に雨に降られたのです。小雨くらいなら日本人でも、「傘忘れたわ、まあこのまま直行したるか」と考えると思うのですが、その程度ではない「ちゃんとした雨」が降りました。笑
小雨とザーザー雨の中間くらいの「普通の雨」です、、、

傘を忘れていた私は、「ああやばい〜!!!」なんて焦っていたんですけど、街を歩く周りの人たちは平然と濡れることを気にせずに歩いていきます。私の独断と偏見による主観ですが、
・気にせずそのままでいる 40%
・とりあえず洋服のフードをかぶる 40%
・折り畳み傘を用意しているので差す 20%
の三者に分かれると思います。

天気予報があるんだから、それを確認すれば傘を持つべきかどうかわかるじゃないか。と言う意見もあると思いますが、こっちの天気予報、まじで信用できません。
天気予報では雨マークがあっても、「え、今日降らないじゃん」って日もあれば「うわあ、突然降ってきやがった」て言う"天気雨"みたいな降られ方も日常的にあります。だから本当に「天気が変わりやすい」のです。ちなみにパリへ行った時も同じ感じでした。
ましてやパリでは朝〜夕方までずっと曇り空、途中で雷と雨に遭遇、その後突然18時ごろから晴れ始める…なんて天気の日もありました。天気予報で使われる☀️☁️☔️⚡️という4種コンプリートセットが1日で体験できちゃうなんて!!(とても迷惑)

私の経験上ですが、こっちでは「長時間雨が降り続ける」ということがあまりなく逆によく言えば「待てばいつか止む」のです。(止まない雨は無いみたいな言い方になっちゃった…笑)だからこそ、いちいち傘を持ち歩くのが面倒に感じる人が多いのかもしれません。

というわけなので、私はこっちに来てから毎日リュックのサイドポケットに折り畳み傘を仕込んでおります。無論、私は雨に降られたくない人間ですので…あと、こっちでは長傘よりも折り畳み傘の方が普及しているイメージもあります。いつ降られるかわからない雨に対し、大きい荷物を持つ面倒もありますし、きっと盗まれてしまうリスクもあるのかもしれませんね。

日の出日の入りの感覚が狂う

ヨーロッパの日照時間は、夏はとても長く、冬はとても短いです。

知ってはいましたが、実際にこっちで暮らしていてもとても不思議に感じます。特に私のいる期間は、ちょうど夏に差し掛かり日の出る時間が長く感じられます。おかげさまで体内時計も狂ってしまいそうになります。笑

これは2022年6月23日の天気予報
日の出は4:47
同日の日没は21:18!!!
これは21:30ごろにバスの窓から撮った風景
やっと日が暮れてきたくらい?

まぁこんな感じで、ひたすら夏の時期は日が長く感じられます。

これは6月の初旬に21:10頃撮ったもの

日が長いと、全体的に街も長時間活発になっている気がします。21時や22時になっても多くの人が外を歩いています。でも日の出も早くて、朝から社会は当たり前のように働いているので、一日中大変そう笑

逆に冬のシーズンは15時16時ごろには日が暮れているというのだから、これまた早すぎる...だからみんなこぞってパブ(居酒屋)に行って籠り、お酒を飲むとか...

ヨーロッパでは夏の時期がいわゆるホリデー、バカンスで、旅行に出かけるのが盛んな時期になりますがそれも納得いきますよね。冬に旅行しても昼間の時間に何もできないもん。逆にロンドンの冬はクリスマスになるとイルミネーションがとても綺麗なんだとか!冬は夜が長い分、そういった輝きを思う存分楽しむことができるのは、素敵なことに思えます。

「冬季うつ」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、それもやっぱり実際しているみたいです。そんな状況と比べると、日本は一年中日照時間が安定していて、「日と共に暮らす」のが適している丁度いい国なのかもしれません。明かりや日の光って、人間にとって生活に関わる大切なものなのだと改めて感じられました。いつかヨーロッパの冬も体験してみたいな〜

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