あの頃のTwitterを取り戻すんだ
先日見に行ったライブで、やさしいズの佐伯さんが、
『あの頃のTwitterを取り戻したい』
と発言されていた。
いわく、佐伯さんからすると近頃の芸人は「告知しすぎ」らしい。
もっと日常を知りたくて、みんなTwitterを見ているのだから、
ご飯何食べたか、休みの日どう過ごしてるのか、そういったことを呟くのが、佐伯さんの言う“あの頃のTwitter”なのだそうだ。
なんだか話しを聞いているとだんだん、おもしろくないTwitterをやることが一周まわっておもしろいことなんじゃないかという気がしてきてしまった。
佐伯さんからすると、私のTwitterは大喜利しすぎなのかもしれない。
おもしろいことを呟かなきゃ、何か印象に残らなきゃ、という焦燥感に駆られてツイートしてる感が否めない。
よし、佐伯さんの言うように私も生まれ変わって、“あの頃のTwitter”を意識して、日常を呟く練習をしてみようじゃないか。
「コンビニで桜餅買って食べた」
「お酒飲みながら水曜日のダウンタウン見た」
「風強いから晴れてるけど部屋干ししよう」
「ハイキュー見に行った面白かった」
「今日はバーレスクのダンスのレッスンだ」
おい!こんな簡単なことなのかよ!
私あの頃のTwitterできてるじゃん!
そうだよ!
140文字しか打てないのにちょっとウィットにとんだ短めのエピソードトークしよ、とかそんなんいらないんだよ!
なーんだ!こんな簡単なことなのか!
大体長文打ちたい時はnoteに書きゃあいいんじゃんね!
…おい!!!
うちが桜餅食ったとか誰が興味あんだよ!!!
ハイキュー?勝手に見に行け!
部屋干しでも外干しでもどっちでもいいわ!
と、やっぱり思ってしまうし、
コンプレックスは、芸人にとって大事な才能だと思っている。
多分、売れてる芸人って、おもしろいことしないと自分は価値がないぞっていう、コンプレックスを持ってる人たちだと私は思っている。
私の日常なんて誰が興味あるんだよ!というマインドにしといた方が、じゃあおもしろいことを必死で考えなきゃ!っていうふうになるから、売れてる芸人の思考回路に持っていける気がする。
面白いこと言わないとうちのことなんて誰も興味ねえぞ!という思考は大事。
と思う一方、やっぱりおもしろくないツイートをする才能も必要なんじゃないかしら、と思い始めた今日この頃。
バランスよくやるのが苦手で子どもの頃からゼロヒャクみたいな思考を持ってる人間だったけど、やっぱりバランスは大事だと思う。
ソフトブレンドのような。
あ、ごめんなさい、喫茶店でバイトしてるもんで、コーヒーで例えちゃいました。
今はシーソーのちょうど狭間で揺れ動いてる感じだけれど、どっちかにバーンとなることなくいい塩梅でできるようになりたい。
と言いつつやっぱりシーソーの狭間はグラグラしていてどうにも落ち着かない。
どっちかに偏りたくなる。
だーーーーーー!!!!
うーーーーーー!!!
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