見出し画像

虎に翼

朝ドラ『虎に翼』ばかおもろい。

見てたら悔しくてほんとに涙出る。
ドラマで悔し涙流すことってあんまないよね。

朝ドラは女ってだけで虐げられて生きてきた人が「なんで女だからってなめられなきゃなんねんだよ!」って、ガッてがんばって周りをひっくり返すみたいな、若い女子に共感されるようなテーマをやることが多い。
(年配の人よりも若い女子にむしろ刺さると思う朝ドラは。20代女子はみんな騙されたと思って見てみて)

見てない方のためにざっくり概要を説明すると、伊藤沙莉(寅子)が女性で初めて弁護士になるってお話し。
(まじでざっくりだな)

ドラマの中で出てきたセリフをご紹介しよう。

「女が学をつけすぎるのはよくない。お嫁に行けなくなりますよ」←先生のセリフ

「あなたが優秀なのは知っています。けど、頭が悪いフリをして、お見合いをするんです」←お母さんのセリフ

こんなん私先生からも親からも言われたことないし、言われたらびっくらこく。
でもこのセリフ驚くことに、先生もお母さんも主人公のことを“思って”言ってるんだよな。
嫌なこと言おうと思って言ってるわけじゃねんだよな。

今の時代ですら、女で生きてて虐げられてると感じることがあるのに、
私が生まれる前の時代はもっとこんなにも虐げられてたのかよ。
女は家事をやる時に男の許可をとらなくていいみたいな、そんな法律本当にあったのかよ。
まじかよ。
これがまじだったとしたら、「まじかよ」って言える時代になったのってだいぶすごい。

なんにせよ、初めてやってる人はすごい。
女で初めて弁護士になった人も、女で初めて医者になった人も、女で初めてスポーツ選手になった人も、女で初めて芸人になった人もすごい。

女性には権利を勝ち得てきた歴史がある。

ミニスカだって、最初は「女があんな格好するのははしたない」とか言われたけど、若い女子たちが「かわいいじゃん!ふん!へこたれへん!」で権利を勝ち得た。
名もない歴史には載らない女の子たちだけど、そういう子たちの存在も、現代の我々は感謝しなければならない。

女性の権利を勝ち得てきた歴史で、誠実フレグランスが忘れちゃいけないのは、黒木香さんの存在だ。
それまでSEXにおいて、女性は受け身であることが普通だったのに、彼女は女性が性に対して開放的、という風に変えた。
これはすんごい功績である。
(ちなみに、全裸監督で黒木香を演じていた森田望智さんが虎に翼では主人公寅子の友達役・花江をやっている!)

こんなに先人たちががんばってくれて、今当たり前になっていることがたくさんあるのだ。
今でも女で生きてて虐げられてるなと感じることはあるけど、だいぶん女が生きやすい時代になったのだ、多分。
女が下ネタ漫才師になってもいいのだ。
時代は変わった。これからも変わる。
もっともっと権利を勝ち得て、我々のもっと下の世代は「女で生きてて虐げられてるって思ったことない!」って言えるようになったらいいと思う。

だから私も先人の女性たちのように、「ふん!へこたれへん!」の精神でやっていくのだ。
(私東京出身だけど。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?