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ワクチンはクラスメイトの部位。感染者に選ばれたら、その日の内に友を食べるしか助かる方法はない。

「友食い教室」 原作・柑橘ゆすら/漫画・沢瀬ゆう 全4巻

PAKU★★★★☆ POKU★★★☆☆☆ BLACK★★★★☆

ある朝、クラスメイト全員に「友食いゲーム」のメールが届く。“感染者“に選ばれた場合は、指示された“ワクチン“を食べる必要がある。“ワクチン“は、クラスメイトの身体部位。友を食べなければ死んでしまう。

「友食い」とは言っているが、食べるのはクラスメイト。“爪“や、“髪の毛“など、すぐに手に入るものから、“十二指腸“や“心臓“など、取ると死んでしまうものまで多種多様。主人公たちは、ギリギリの精神状態で、“友食いゲーム“の謎を解いていく。

単行本の帯にも書いてある通り、途中から“人食い“まで現れて、急展開を迎える。しかし、最初から設定は考えていた様で、1巻から出て来ている伏線をきちんと5巻で回収している。急展開は4巻の終わり頃から始まる。

ただ、もうちょっと人物の設定が丁寧だと良かったと思っている。クラスメイトたちが、ちょっと常人離れしていて、「友食いゲーム」などなくても、学級崩壊くらいしていそうなひとたちばかり登場する。

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