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霊で困ったら「心霊探偵部」。最強無敵の部長と一緒に仇を倒すために自分を辿る旅に出る。

「ゆうやみ特攻隊」 押切蓮介 全12巻

PAKU★★★★★ POKU★★★★★ BLACK★★★★★

姉を悪霊に殺された主人公は、その仇を倒すために、「心霊探偵部」に入部する。霊をぶん殴ることで倒す部長と共に、経験を積み、ついに因縁の悪霊と対峙する。

と、ざっくりとした粗筋を書くと、あんまり面白く感じないと思う。

この作品は1巻はかなりのコメディタッチである。同じ作家の「でろでろ」の雰囲気を醸し出す。霊をとにかくボコボコに殴って泣かして、問題を解決していく。

しかし、1巻の終わりからその後、最終話までが本題となる「復讐劇」が展開する。主人公の仇である姉を殺した悪霊のことが徐々に明らかになるにつれて、様々な衝撃な事実が出てくる。

話は主人公の生まれた環境にまで至り、かなり壮大な展開となる。その中を、基本的に拳ひとつで未来を切り開いていく様は、爽快ではある。

しっかりとした物語が展開し、その基板にはきちんと“押切蓮介ワールド“が根付いている。大変バランスの良い作品。

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