「魔法少女・オブ・ジ・エンド」　佐藤健太郎　全16巻

PAKU★★★☆☆　POKU★★★★☆　BLACK★★★★☆

突然現れた「魔法少女」達に嬲り殺される人々。“あのお方“の計画のために、地球は急速に魔法少女たちに虐げられていく。

前半は完全にパニックホラーです。魅力的…というか、個性あふれる人々が各々の事情で結託し、結局は地球を救う戦いに巻き込まれていく。

主人公が決して強くないのが魅力。ちょっと気弱だけれど、極々普通の高校男子。

PAKU☆POKU漫画を読み漁っていると、よくある傾向なのが、主人公が「異様に強い」もしくは、「異様に運がいい」ため、死なない。けれどもこの作品はそれがない。

極々普通の高校生が、わけのわからないことに巻き込まれ、確実に強くなっていく。胸のすくような展開はないけれど、目が離せないのは事実である。

しかし、内容はかなりグロいし、ゲスい。グロさは後半に行くにつれて薄れていくが、ゲスさは増していく。読めば分かるが、たった1人のせいでゲスさが増してることには間違いない。

個人的には、読めば分かるゲスい彼が大好きだった。最後も大満足。彼が一番人間らしかった。